「留学に興味はあるけど、自分にできるか分からない…」。そんな思いを抱えている高校生は少なくないはず。今回は、約10か月間アメリカに留学した岡山城東高校の成広由衣さんにインタビュー。
現地での学校生活や挑戦したこと、留学で得たものについて語ってもらいました。
最後には、留学を考えているあなたへのメッセージ動画も!ぜひご覧ください。
留学しようと思ったきっかけは?
小学校5年生の時に、アメリカのユタ州を訪れ、現地の子どもたちと交流したのが始まりでした。アメリカの広大な大地を目の当たりにして、カルチャーショックも受けました。そんな経験の中で、英語を実際に使う楽しさに気づき、中学2年生の時には、高校生になったら留学しようと決めていました。
留学のために、休学することで、進級が1年遅れましたが、友達が2倍に増えていいという感じで、ポジティブに考えていました。今は1学年下だった人と同級生になっていますが、なじみやすく、楽しく過ごしています。
どんな学校生活だった?
アメリカのテキサス州の学校に約10ヶ月通いました。
特技のトロンボーンを活かし、自分から吹奏楽部に飛び込んで、130人の仲間と毎朝練習。アメリカの中でも特に吹奏楽が盛んなテキサス州の大会でも奮闘しました。他にも数学の大会にチャレンジしたり、カラーガードにも参加したりして、とにかく学校にいられる時間は、できる限り学校で過ごしました。
授業ってどんな感じ?
興味のあったビジネスの授業では、友達と話し合いながら、クレジットカードの使い方をプレゼンにまとめたりしました。アメリカの歴史や、英語に関する授業はとても難しく、自分のレベルにあったクラスで学べるように、先生と交渉して、友達にもサポートしてもらいながら、取り組むことができました。自分に合ったクラスで学べるように環境を整えることも、自分の力で乗り越える貴重な経験でした。
留学先で楽しかったことは?
スポーツビジネスに興味があったので、アメリカンフットボールや野球のスタジアム、バスケットボールのアリーナを訪れたり、友達とアジアタウンで、お寿司やサムギョプサルを食べたり、日本のアニメの映画を見に行ったり、楽しい思い出がいっぱいです。英語での会話は、最初は聞き返すことも多かったですが、だんだんとアメリカ人のノリや感覚が分かってきて、スムーズにコミュニケーションをとれるようになりました。
留学の成果は?
とにかくひとりで新しい世界に飛び込んで、学校のことも、ホストファミリーとの関わり方も、自分で考えることで、人間として成長できたように思います。多様なバックグラウンドの友達を目の当たりにして、みんなすごいなと感じ、世界が広がりました。
また、アメリカ人は意思が強く、かっこいいですが、対立する場面も多いです。人それぞれだと思いますが、互いの思いを察し、上手に対立を避けながら、まとめていく日本人の人間関係のつくり方も、日本を離れてアメリカで過ごして改めて、いいなと感じました。
将来の夢は?
興味のある経済の分野について勉強したいと思っています。まずは日本の大学への進学を目指していますが、深めたい分野を見つけて、海外でも勉強したいです。サッカーが好きなので、将来的には海外リーグの視察に行ったりして、日本のJリーグをもっと盛り上げるような仕事にも挑戦してみたいです。
留学を考えている人へのメッセージ(クリックして動画をご覧ください)