R6年度のあゆみ
〜 「変わりたい」を「変えていく」に 〜
R6年度のあゆみ
〜 「変わりたい」を「変えていく」に 〜
令和6年度 1学期のあゆみ ~ 学習活動を楽しむ児童を育てたい ~
変わりたい、でもどうすれば? 〜スタート時の現状と出発点〜
これまでの一斉指導中心の授業は、教師の丁寧な指導という強みがありましたが、「個別最適な学び」や「協働的な学び」といった新しい波に、これまでのやり方だけでは立ちゆかなくなっているのでは、という課題感が募り、皆が手探りでした。
児童も教師の話を聞く授業に慣れ、主体的な姿はほとんど見られませんでした。静かに座っていても心ここにあらずの子や、低学年ではそれが落ち着きのなさとして現れる場面もありました。また、タブレットの活用場面も乏しく、校内研修で新たな授業スタイルやタブレット活用についての講義を聞いても、具体的なイメージが浮かばないのが正直なところでした。校務改善も長年の習慣や概念に囚われ、デジタル化はするものの手間が多いやり方から脱せない状態で、効率化は進んでいませんでした。
「変わりたい」、そう思いながらも、どうすれば良いか見通しが持てないまま、令和6年度がスタートしました。
小さな一歩が、風向きを変えた 〜視察研修から始まった変化の兆し〜
そんな中で、学校全体に小さな変化の風が吹き始めたのは、6月のことでした。一人の教員が、春日井市の先進的な実践を行っている小学校を見学する機会を得ました。そこでは、児童が自ら課題を見つけ、意見を交わしながら学びを深めていく授業が展開され、ICTも自然な形で取り入れられていました。
この視察で「自分たちの学校でも、こうした授業づくりに挑戦できるかもしれない」と希望を持ったその教員は、校内研修の場で視察で得た学びを共有しました。研修では、指導方法の具体例だけでなく、「なぜ今、授業を変える必要があるのか」「それによって児童の学びはどう変わるのか」といった視点も語られ、それを聞いた他の教員も次第に前向きになりました。「やってみたい」「ちょっと工夫してみよう」 そんな声が、小さくとも確かな一歩として、校内に広がり始めました。
自ら学ぶ子を育てるために 〜授業の再構築と教師の学びの歩み〜
「個別最適な学び」や「協働的な学び」を目指し、まず授業の基本構造を見直しました。「課題設定 → 情報収集 → 整理・分析 → 表現まとめ → ふりかえり」の5ステップを共通の型としましたが、当初は手探りで、具体的なイメージ共有や活動の模索に苦労しました。
そんな中、市教委の訪問指導を受け、ステップとタブレットを活用する授業を見てもらいました。研修コーディネーターの「子どもたちの目が“学びの目”になっている」「授業改善が確実に始まっている」という評価が大きな刺激となりました。
その後、互いの授業を見合う「授業見学週間」や、Googleチャットでの情報・気づき共有を開始。外部講師や先進校の実践に触れる機会も設けました。これらの学びや刺激がさらに授業改善への意欲を生み、主体的に研修に取り組むようになっていきました。
教員一人ひとりが授業デザインのイメージを持ち、自信を持って改善に取り組むようになって、1学期終わりには、子どもたちが学びを楽しむ姿が見られるようになりました。まだ学び方を身につけた段階ではないものの、教室に確かな変化の兆しが見え始めました。