開校の経緯
岡山市が設置していた定時制高等学校2校を発展的に統廃合し、新しいタイプの単位制による総合学科高等学校に改編するとともに、これに岡山市全域を学区とする中学校を併設することにより、いわゆる併設型中高一貫教育校として、平成11年4月1日開校した。
■ 校訓 ■
かけがえのない自己の尊厳を自覚し、他者への思いやりと自然への畏敬の念を持った心豊かな人間たれ瑞々しい感性と旺盛な向上心をもって知性と品性を磨き、新たな文化を創造する、社会や世界平和に貢献できる有為な人間たれ
■ 校名の由来 ■
「先憂後楽」の言葉に由来する日本三名園の一つである「後楽園」にちなみ、意欲溢れる若人の学びの館として「岡山後楽館」とされた。
岡山を代表する「後楽園」のイメージを校名に戴くことにより、地域社会の形成者としての誇りと自覚を持ち、地域と共に発展する学校を願ったものである。
※「後楽」は、平成10年8月に実施した公募の最多提案である。
■ 校章の由来 ■
岡山特産の桃と校名「岡山後楽館」の「岡山」の頭文字「0」をイメージしたものに、「後楽館」の頭文字「K」を組み合わせた右肩上がりのデザインは、躍動と発展そして創造性に満ちた校風を期したもので、自主・自律を尊重する建学の精神「自分で創る学校生活」を謳歌する若人の伸びゆく姿を象徴している。
また、不朽の金属である金と銀の配色は、永久に光り輝く学校として力強い将来の発展を願ったものである。
※このデザインは、平成11年1月、公募による仲田裕子さん(当時、岡山県立高梁工業高等学校 デザイン科3年生)の作品を採用したものである。
平成 2年 3月20日 岡山市立高等学校検討委員会が「岡山市立高等学校の将来の在り方について」報告
平成 4年 3月31日 岡山市立高等学校検討委員会が「岡山市立高等学校のあるべき姿について」報告
平成 9年 3月25日 岡山市立高等学校将来構想策定委員会が「岡山市立高等学校の将来構想策定について」答申
平成 9年10月31日 岡山市立中高一貫教育検討会議を発足
平成10年 4月 1日 岡山市教育委員会学校教育部学事課内に中高一貫校開設準備室を設置
平成10年 8月25日 校名を「岡山市立岡山後楽館中学校」及び「岡山市立岡山後楽館高等学校」と決定
平成11年 1月 1日 岡山市立学校条例の一部を改定し,市町村立としては全国初の中高一貫教育校となる岡山市立岡山後楽館中学校及び岡山市立岡山後楽館高等学校を設置
平成11年 4月 1日 岡山市立岡山後楽館中学校及び岡山市立岡山後楽館高等学校が岡山市天神町9-24 旧中国四国農政局庁舎を暫定校舎として開校。文部省の研究開発学校及び岡山県教育委員会の中高一貫教育実践研究推進校の指定を受ける
平成11年 4月 8日 第1回岡山市立岡山後楽館中学校・高等学校合同入学式を挙行
平成11年 7月 4日 第1回開校記念式典を挙行
平成11年 7月10日 文部省主催平成11年度中国・四国地区中高一貫教育推進フォーラム第2日目の会場として参加者約100名が来校
平成11年10月 1日 第1回岡山市立岡山後楽館高等学校後期入学式を挙行
平成12年 1月18日 参議院文教科学委員会から佐藤泰三委員長をはじめ参議院議員8名が実情調査に来校
平成12年 5月10日 文部省の研究開発学校に再度指定を受ける
平成12年10月 6日 中高合同岡山後楽館校歌発表会を挙行
平成13年 4月14日 旧岡山市立内山下小学校を内山下校舎として使用開始
平成14年 3月 2日 平成13年度卒業式(第1回)を挙行、第1期生85名が卒業
平成14年 4月10日 岡山後楽館中学校から73名が入学し、名実ともに中高一貫教育校となる
平成14年 9月27日 平成14年度前期卒業式(第1回)を挙行、第1期生4名が卒業
平成17年 3月 3日 岡山後楽館中学校から入学した生徒が6年間の課程を修了し卒業
平成24年 1月31日 定時制の募集を停止し,全日制の募集を開始する
平成24年 3月22日 新校舎へ移転完了
平成24年 4月 8日 全日制課程の生徒が入学
平成24年11月22日 南方新校舎竣工記念式を挙行
平成27年 3月 3日 平成26年度卒業式(第14回)において,全日制課程の生徒が卒業
平成28年 4月 1日 在籍生徒が全て全日制課程となる。
令和元年11月 6日 岡山シンフォニーホールにて創立20周年記念式典を挙行