3回生対象「キャリア形成学」にて、SPRING支援についての講演をしました。 (2026.5.29)
本学3回生対象の講義にて、大学院薬学研究科長 北市清幸先生が「知ってください!大学院進学は皆さんのキャリア形成に極めて重要です!」という力強いメッセージとともに、将来のキャリアにおける大学院進学の意義や重要性についてお話をされました。
講義内では本学のスカラシップ研究学生である伊藤直也さん(博士課程4年生)による講演も行われ、伊藤さんは、自身が受けている「SPRING(次世代研究者挑戦的研究プログラム)支援」について紹介。大学院へ進学を決めた理由をはじめ、受給している生活支援や研究費のリアルな現状、SPRING生の留学実績、そして現在取り組んでいる研究や活動について具体的な話をされました。
先輩の貴重な実体験や具体的なサポート制度の話に、3回生は熱心に聴講していました。受講した学生たちにとって、自身のキャリアを視野を広げて考える大変貴重な時間となりました。
メンタリング
※本セミナーは国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)「次世代研究者挑戦的研究プログラム(SPRING)」の卓越研究者によるメンタリング企画の一環として開催いたします。
日時:2026年7月10日(金)14:40〜16:10
場所:岐阜薬科大学 本部学舎2階 第2講義室
講演タイトル:褐色脂肪の生理学と物理・レドックスセンサーによる褐色脂肪機能調節
講師:静岡県立大学 食品栄養科学部 環境生命科学科 生体機能学研究室
静岡県立大学大学院 薬食生命科学総合学府
准教授 内田 邦俊 先生
体温の維持は生体恒常性(ホメオスタシス)の根幹をなす生命現象であり、哺乳類は摂取したエネルギーの多くを体温維持のために消費している。体温は熱産生と熱放散のバランスによって調節されており、熱産生の役割を担う組織の1つが褐色脂肪組織である。
本講義では、褐色脂肪組織の生理学的意義を概説するとともに、TRPV2およびPiezo1を中心とした物理・レドックスセンサーによる褐色脂肪機能調節機構について紹介する。
さらに、褐色脂肪細胞の分化段階に応じて生体センサー分子の発現と機能が変化する「分化依存的モーダルシフト」という概念を提案し、細胞機能を制御する温度・力学・レドックスシグナルの意義や、代謝性疾患の新たな治療標的としての可能性について議論したい。
お問い合わせ:岐阜薬科大学 臨床薬剤学研究室 准教授 神谷 哲朗
※本セミナーは国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)「次世代研究者挑戦的研究プログラム(SPRING)」の卓越研究者によるメンタリング企画の一環として開催いたします。
日時:2026年7月3日(金)14:40~16:10
場所:岐阜薬科大学 本部学舎2階 大学院講義室
講演タイトル:情動シグナルとその破綻による行動の変容
講師:永井 拓 先生 藤田医科大学 精神・神経病態解明センター 神経行動薬理学研究部門 教授
依存性薬物に共通で見られる快感は、中脳腹側被蓋野から側坐核へ投射するドーパミ ン作動性神経系の活性化に伴う初期の神経精神薬理作用である。我々は、新たな包括 的リン酸化プロテオミクス法(KiOSS)を開発し、これまで不明であった側坐核の神 経細胞の興奮性が快感に関与すること、細胞の興奮性を高める分子機序として、ドパ ミンD1受容体-PKA-Rap1(低分子量Gタンパク質)-MAPK経路が重要であることを 見出した(Nagai et al. Neuron 2016)。さらに、独自に開発したリン酸化シグナルデー タベース KANPHOS を用いて MAPK の基質も同定した(Kannon et al. Front. Mol. Neurosci. 2024)。一方、生物学的観点から、薬物依存症は依存性薬物を繰り返して摂 取することで報酬行動を司る神経回路の病的な適応状態に陥ると考えられているが、 その機序については不明な点が多い。本講演では、快感の分子シグナルに加えて、薬物依存症の病態生理と治療戦略について紹介する。
お問い合わせ:岐阜薬科大学 薬物治療学研究室 教授 位田 雅俊
※本セミナーは国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)「次世代研究者挑戦的研究プログラム(SPRING)」の卓越研究者によるメンタリング企画の一環として開催いたします。
日時:2026年7月2日(木)15:00~16:30
場所:岐阜薬科大学 本部学舎2階 第2講義室
講演タイトル:医薬品業界を取り巻く環境の変化と薬系大学院生の将来
講師:東京薬科大学 薬学部 社会薬学研究室 教授 北垣 邦彦先生(本学出身、大37)
厚生労働省の調査では2024年12月31日現在の薬剤師数は329,045人ですが、その内、大学従事者は5,011人(1.5%)、医薬品製造販売業(営業を含む)は24,102人(7.3%)です。特に、29歳以下で薬剤師資格を持つ大学院生又は研究生は、全国で僅か401名です。6年制薬学教育を経た大学院生が2015年から社会に出始めており、これらからの薬学研究及び教育を引っ張っていくものと期待しています。しかし、我が国における医薬品業界を取り巻く環境は決してバラ色とは言えず、薬学研究も同じです。そこで、本講義では、現在の世界的及び国内の医薬品業界の現状を踏まえ薬科大学大学院生の将来について一緒に考えていきたいと思っています。講義内で無記名の質問を受け付けるのでスマホ又はタブレットPCをお持ちください。
お問い合わせ:岐阜薬科大学 薬物動態学研究室 教授 北市 清幸
※本セミナーは国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)「次世代研究者挑戦的研究プログラム(SPRING)」の卓越研究者によるメンタリング企画の一環として開催いたします。
講演タイトル:超原子価ヨウ素反応剤を活用するアミノ化反応:反応剤開発と反応性開拓
講師: 清川 謙介 先生(大阪大学大学院工学研究科)教授
日時:2026年 6月26日(金)16:20~(5限)
会場:岐阜薬科大学・本部キャンパス2階 大学院講義室
お問い合わせ:合成薬品製造学研究室 講師 山口 英士 Email:yamaguchi@gifu-pu.ac.jp
※本セミナーは国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)「次世代研究者挑戦的研究プログラム(SPRING)」の卓越研究者によるメンタリング企画の一環として開催いたします。
講演タイトル:生物学的問題を解くケモプロテオミクス
講師: 上杉 志成 先生(京都大学化学研究所)教授
日時:2026年 6月16日(火)16:20~(5限)
会場:岐阜薬科大学・本部キャンパス2階 大学院講義室
お問い合わせ:ケミカルバイオロジー研究室 教授 平山 祐 Email:hirayamat@gifu-pu.ac.jp
※本セミナーは国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)「次世代研究者挑戦的研究プログラム(SPRING)」の卓越研究者によるメンタリング企画の一環として開催いたします。
講演タイトル:データ駆動型精密有機合成 ~最少学習データによる反応条件の迅速最適化~
講師: 滝澤 忍 先生(阪大産研)教授
日時:2026年 6月12日(金)16:20~(5限)
会場:岐阜薬科大学・本部キャンパス2階 大学院講義室
お問い合わせ:アドバンストケミストリー研究室 教授 井川貴詞 058-230-8109
※本セミナーは国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)「次世代研究者挑戦的研究プログラム(SPRING)」の卓越研究者によるメンタリング企画の一環として開催いたします。
講演タイトル:
“Particle engineering for nasal powder delivery”
(経鼻粉末製剤の粒子設計)
講師:Varin Titapiwattanakul 准教授
Faculty of Pharmaceutical Sciences, Chulalongkorn University
講演タイトル:
“Centrifugal spinning in Pharmaceutics: Bridging concept and application”
(医薬品製剤における遠心紡糸法:コンセプトと応用)
講師:Wanchai Chongcharoen 助教
Faculty of Pharmaceutical Sciences, Chulalongkorn University
日時:2026年5月29日(金)16:00~17:00
場所:岐阜薬科大学 本部学舎1階 第1講義室
お問い合わせ:岐阜薬科大学 薬物送達学大講座 製剤学研究室
教授 田原 耕平 Email: tahara@gifu-pu.ac.jp