「CAST-R」のつかいかた
CAST-Rは、以下の3つの画面から構成されています。
1)測定画面
2)データ表示画面
3)ファイル一覧画面
このページでは、図と文章で「CAST-Rのつかいかた」を紹介しています。
なお、以下の説明の中にもありますが、CAST-Rの測定時はVoiceOver機能をオフにしての使用を推奨しています。
1.CAST-Rのつかいかた(図での説明)
1)測定画面
2)データ表示画面、3)ファイル一覧画面
*データの保存先については、以下のリンク先をご参照ください。 データの保存先について
4)測定方法
2.CAST-Rのつかいかた(文章での説明)
2-1.ROM測定画面について
2-1.ROM測定画面について
1) アクセシビリティ・ボタン(画面最上部)
(1) 効果音(画面最上部左端)
操作時の効果音のオン・オフを切り替えます。
(2) 振動(画面最上部中央)
操作時の振動(バイブレーション)のオン・オフを切り替えます。
(3) 読み上げ(画面最上部右端)
操作時の音声読み上げのオン・オフを切り替えます。
※これらの機能を使うことで、VoiceOverをオフにした状態で操作できるため、操作にダブルタップが不要になり、正確なROM測定が行なえます。
2) 測定方向ボタン(画面上部)
(1)垂直
垂直方向(矢状面、前額面)のROMを測定する場合に使います。iPhoneの短辺(上端)を移動軸として計測します。
例:屈曲・伸展、回内・回外、掌屈・背屈など。
(2)水平
水平方向(水平面)のROMを測定する場合に使います。測定時のiPhoneの向きは問いません。
例:外旋・内旋、回旋など。
3) ROM表示欄(画面中央上部)
測定番号とROMの数値が表示されます。
4) スタート・ストップボタン(画面中央)
ROM測定をスタートまたはストップします。基本肢位(0°)でボタンを押し(スタート)、最大可動肢位でもう一度ボタンを押します(ストップ)。
垂直方向の測定の場合、スタートの方法に以下の2種類があります。
(1) フロートモード
スタートボタンの通常のタップで「フロートモード」(タップ時点のスマホの角度が0°になる)で測定を開始します。
※水平方向の測定の場合は、常にフロートモード(タップ時点のスマホの角度が0°になる)での測定になります。
(2) 垂直固定モード
スタートボタンの長押しで「垂直固定モード」(垂直線[鉛直線]が0°になる)で測定を開始します。
例えば、肩関節の屈曲や外転は、基本軸(0°)が「肩峰を通る床への垂直線」ですので、このモードを使うことで、正確な基本肢位から測定を開始することができます。
5) データ表示ボタン(画面下部)
「測定データ一覧」画面に移動します。アプリを完全に閉じるか、リセットするまで、測定データ一覧にデータが記録されています。
6) ショートカットキーについて
以下の2つのショートカットキーがあります。いずれもボイスオーバーがオフの状態でのみ使用できます。
(1) スタートボタンの3本指タップ
「アクセシビリティ・ボタン」(効果音・振動・読み上げ)のオン・オフを切り替えます。
(2) スタートボタンの2本指タップ
「測定方向ボタン」(垂直・水平)を切り替えます。
2-2.測定データ一覧画面について
1) 測定データ一覧(画面中央)
上から順に、測定番号#1、#2、・・・の順番で並びます。各行には、左から順に「測定番号」、「ROM」、「計測日時」が表示されます。
各測定値をタップして、左にスワイプすると、削除(Delete)メニューが表示されます(VoiceOverの場合は、データ選択して上スワイプするとDeleteと読み上げるのでダブルタップします)。
2) メモ欄(画面中央下部)
自由にメモを入力できます。
*メモ欄を使用することで、患者管理を行うことができます。個人情報保護のため、氏名などの個人情報は入力せず、カルテ番号などコード化された情報を使用することをお勧めします。
3) 戻るボタン(画面下部左から1番目)
1つ前の表示画面に戻ります。
4) リセットボタン(画面下部左から2番目)
メニュー画面に戻ります。データはリセットされます。
5) 保存ボタン(画面下部の左から3番目)
測定データをiPhoneに保存できます。
6) ファイルボタン(画面下部の左から4番目)
「保存データ一覧」画面に移動します。
2-3.保存データ一覧画面について
1) 保存データ一覧(画面中央)
上から日時が古い順に、iPhoneに保存されたファイルが並んでいます。ファイル名をタップすると、保存したデータを「測定データ一覧」画面に表示します。
2) 閉じるボタン(画面下部)
「保存データ一覧」の画面を閉じます。