VAS
(視覚的アナログスケール)

VASは、以下の3つの画面から構成されています。


 VASを測定する際は、1の「VAS測定画面」を開いた状態で患者さんにiPadをお渡しして、回答いただきます。


1.VAS測定画面

①画面左上に、症状リスト番号

 最初は「#1」で、決定ボタンを押すと1ずつ数字が増えます。複数の症状を連続で計測できます。

②画面中央に、VASのスライダー

 スライダーの横棒の左端が「なし」、右端が「想像しうる最大」です。
 患者さんに左端にある縦棒(thumb)を操作してもらい、症状の強さ(程度)を答えてもらいます。横棒のどこかをタップしても、その位置に縦棒(thumb)が移動します。患者さんが縦棒(thumb)を動かし始めたタイミングと動かし終えたタイミングで音が鳴ります
 決定ボタンを押すまで、VASの値は確定しません。

③画面中央下部に、決定ボタン

 決定ボタンを押すと、音が鳴り、ポップアップメッセージが表示されて、VASの値が確定します。表示されたポップアップメッセージは、「OK」ボタンを押して消してください。
 VASのスライダーが初期化(縦棒が左端に移動)され、症状リスト番号が1増えますので、そのまま次の症状を計測できます。

④画面右下に、Resultボタン

 「VAS結果画面」に移動します。


2.VAS結果画面

①画面中央に、結果一覧

 上から順に、症状リスト#1、#2、・・・の順番で並びます。
 各行は、左から順に、「症状リスト番号」、「VAS値」、「計測日時」が表示されます。
 症状リストをタップして、左にスワイプすると、削除(Delete)メニューが表示されます(VoiceOverの場合は、症状リストを選択して上スワイプするとDeleteと読み上げるので、ダブルタップします)。

②画面中央下部に、メモ欄

 自由にメモを入力できます。
 *メモ欄を使用することで、患者管理を行うことができます。個人情報保護のため、氏名などの個人情報は入力せず、カルテ番号などコード化された情報を使用することをお勧めします。

③画面下部の左から1番目に、戻るボタン

 1つ前の表示画面に戻ります。

④画面下部の左から2番目に、リセットボタン

 メニュー画面に戻ります。データはリセットされます。

⑤画面下部の左から3番目に、保存ボタン

 結果をiPadに保存できます。

⑥画面下部の左から4番目(右端)に、ファイルボタン

 「ファイル一覧画面」に移動します。


3.ファイル一覧画面

①画面中央にファイル一覧

 日時が古い順に、iPadに保存されたファイル名が並んでいます。
 ファイル名をタップすると保存したデータが結果画面に表示されます。

②画面中央下部に閉じるボタン

 ファイル一覧画面を閉じます。