実習期間中の 新型コロナウイルス感染 症 対策の お願い
(2021 年 8月 19日)
国立看護大学校
看護学部学生の保護者・同居ご家族の皆様
保護者の皆様におかれましては、新型コロナ感染症対策をふまえた学生の学びの継続のためのご支援を賜り、心より感謝申し上げます。
本学では、学生の健康と安全を優先した履修方法を適宜検討して、方針を変更して参りました。同方針は、学生や保護者の皆様がオンライン上で随時閲覧ができるよう、本学ホームページ上で掲載・更新して参りました。現在、「新型コロナウイルス感染症拡大防止に関する本学の方針(その20)」を公表しています。
後期には、一部の学年では医療施設等での実習が開始されます。医療施設等は、職員が院内へ感染を持ち込まないよう日常生活における厳重な感染対策を徹底しており、実習学生およびその大学に在籍する学生や教職員にも同様の対策を求めています。また、一部の実習病院は同居の方の健康観察を求めています。そのため、本学では全学生および教職員が行っている感染対策に追加して、実習学生には下記のように「実習中の感染対策」の徹底を求めています。また、同居されている方の体調管理及び健康観察につきましてもご協力をお願いいたします。
保護者の皆様や同居されているご家族の皆様におかれましては、ご理解とご協力を賜りますよう何卒よろしくお願い申し上げます。
(ご参考)
実習中の感染対策(本学「看護学実習ハンドブックVer.3.0 (2020年度 COVID-19対応版)」)より抜粋
実習では、実習施設と家との間の移動中や実習中に様々な感染症に曝される機会が多い。また、感染していても自覚症状がない潜伏期に実習をすると免疫の低下した患者に感染させる危険性がある。
実習中に感染症から身を守り、感染を拡げないためには、第一に自分自身の免疫状態を把握すること、第二にワクチンを接種して抗体を作ること、第三に感染症に罹患しない/感染症を拡げないための行動がとれることが必要である。
以下にその具体策を記します。
季節性インフルエンザのワクチンは、毎年決められた期日までに接種する。
医療機関から発行される予防接種記録(接種証明書)を受け取り、「予防接種・抗体価手帳」に貼付する。予防接種記録(接種証明書)複写を健康管理室に提出する。
実習4週間前から実習終了まで(実習と実習の間も含む)は海外に渡航しない。
実習2週間前(実習施設により4週間前)から実習終了まで(実習と実習の間も含む)はa~gの注意事項を遵守する。同居家族にも同様に遵守してもらうよう協力を求め、協力が得られない家族とは可能な限り生活を分離する(常にマスクを着けて会話し、食事は部屋を分けるか時間をずらして摂り、寝室を別にする)。
a. すべてのアルバイトを中止する。
b. 同居者以外の人と飲食しない。
c. 同居者以外の人とマスクせずに 2m以内に近づかない。
d. 友人等(同居していない家族を含む)の家に遊びに行かない。
e. 友人等(同居していない家族を含む)を自宅に招かない。
f. 友人等(同居していない家族を含む)と宿泊しない。
g. 繁華街・カラオケ・ライブハウス・飲食店など人と密に会話するような施設に立ち入らない。
公共交通機関利用時や人ごみを避けられない場合は必ず不繊布製マスク(または布製マスク等)を着用する。
健康観察「自己管理記録表(実習用Ver.8.0)20201120」で①~⑤に該当する場合、実習場には行かず、実習担当教員に指示されている方法(電話/メール等)で連絡し状況を説明し指示を受ける。
実習日は実習施設建物に入る前に検温と健康観察をし、「自己管理記録表(実習用Ver.8.0)20201120」で①~⑤に該当する場合は実習施設建物に入らず、実習担当教員に指示されている方法(電話/メール等)で連絡し状況を説明し指示を受ける。一時的に病院建物内で待機する場合は実習担当教員の指示に従って他の学生と別の部屋を使用する(更衣室には入らない)。
大学校や実習場到着時などには適切な手指衛生を実施する。
更衣室では譲り合って密にならないようにし、発声せずに着替える。着替えが終わったら速やかに退室する。
自宅から着けてきたマスクは、病棟に行く直前に大学校が準備するサージカルマスクに交換する。
自宅から体温計を持参し病棟へ行く前に体温計測する。
カンファレンスを行う際は窓とドアを開け換気をし、席の間隔を2m以上空け原則30分以内で行う。(カンファレンスを禁止している施設の場合は指示に従う。)
学生控室では窓とドアを開け換気をし、間隔を2m以上空けて着席し、原則会話はしない。
昼食時は最も感染リスクが高いので、次の手順を遵守する。
対面に人がおらず、隣と2m以上距離をとった席を確保し、テーブルをアルコール消毒する。
サージカルマスクを外して廃棄し、手指衛生をする。
発声せずに食事をする。
発声せずに歯磨きと手指衛生をする。
新しいサージカルマスクを着ける。
使用したテーブルをアルコール消毒する。
帰宅前には、多くの人の手が触れた場所(ドアノブ、電気スイッチ、電気ポット、 電子レンジ、共有PC・プリンター等)をアルコール消毒する。
実習期間中は寄り道せず、自宅と実習施設の往復および食料品・生活必需品購入の みの外出とする。
国立看護大学校長