市村出版さんより本が刊行されました。
様々な運動トレーニングや食事・栄養素の摂取に応じて、骨格筋ではエネルギー代謝に関連した適応が起こります。酸素を利用して多くのエネルギーを産生するミトコンドリアは、運動や栄養に対する可塑性が高い細胞小器官です。骨格筋でのミトコンドリアの適応は、スポーツ選手の運動能力の向上から一般の方の加齢による筋機能の低下や代謝性疾患などの予防や改善に至るまで、多くの人のQOL向上に重要だと考えられています。
この本は、トレーニングや食事・栄養素によるミトコンドリアを中心とした代謝適応に関して、八田研卒業生を中心に多くの人が解説しています。
個人的にも読んでいて楽しかったですし、勉強になりました。機会があればぜひお読みください。
詳しくはこちらから。
ちなみに私も「糖質摂取とトレーニング」という章を書かせて頂きました。
八田研究室と合同で、送別会を兼ねた研究室旅行に行ってきました。
八田研の旅行は夕食後に人生ゲーム大会を行うことが伝統です。これもあと1回か…
写真のポーズは八田研のキーワードLactateのLです。某国民的特撮映画のヒーローのポーズではありません。
2020年に体力医学会の英文誌の奨励賞を受賞した八田研OBの清家さんの授賞式・記念講演が3年越しに無事行われました。
ちなみに私が着ているポロシャツは身体運動科学グループのロゴ入りです。
(これを着ていると飲み会とか気を付けなければいけないので気が引き締まります)
夕方の若手向けのセッションで僭越ながら(迷い惑ってきた)キャリアや大学の一般教養部門での業務内容をお話しいたしました。
他の先生方のお話もとても魅力的でしたし、若い院生の方たちともお話ができ、とても楽しい時間を過ごすことができました。
企画頂いた皆様、ありがとうございました。
12年ぶりに運動生理学会に参加させて頂きました(初日しか参加できなかったのが残念)。
ゴリゴリの基礎研究の話も多く、ついていくのに必死でしたが、興味深い演題が多かったです。
大会を運営してくださった皆様、ありがとうございました。
八田研と合同で、ボウリング大会と懇親会を行いました。
ボウリング大会の上から1位と下から1位はいずれもPIで、貫禄を見せつけました。
なお、上から1位は1ゲーム目で200を出した八田先生でした。
『疲労のスポーツ・運動生理学』というタイトルの訳本が刊行されました。
数多くの文献を参照して、運動時の疲労とその原因と考えられてきた因子を論考している本です。
私も一部翻訳に携わっております。
「運動時の疲労の原因は〇〇」といったシンプルな答えが欲しいという方もいらっしゃるかもしれませんが、
この本では「□□といった運動条件での△△組織の★★の機能の低下は○○と考えられている」といった表現が続きます。
またそのような表現の後で反例が示されていることも多々あります。
「結局何が言いたいんだ!」と思われる方もいるかもしれません。
しかし、この本の論述展開は、運動時の疲労やパフォーマンス低下に関する研究の現状を示していると個人的には思います。
ぜひ一度お読み頂ければと思います。
Sセメスターの授業が終わりました。
今学期はスポーツ科学コース3年生向けの実験実習も担当しました。
その一環で、大学院生の松本さん(オレンジのプロット)と高橋(青のプロット)の乳酸カーブ測定を行いました。
今は専ら筋トレのみとのことですが、流石はスピードスケートの強豪校出身の松本さん、
35キロのトレイルラン(走ったとは言っていない)レースにも出ている私と同様のLT速度でした。
今年度に修士の大学院生として松本さんが入りました。それに伴い、八田研と合同で新歓を行いました。
皆の手の形は、八田研のキーワードであるLactateの「L」です。鏡像異性体も見受けられます。
2019年以来3年振りに対面開催の学会に参加しました。僭越ながら座長も務めましたがまだまだひよっこ、至らない点も多く反省だらけです。
学会では、同じく八田研出身の松永裕先生筆頭の発表「トレーニング休止期間中のBCAA摂取が骨格筋ミトコンドリアおよびエネルギー基質利用に与える影響」が優秀演題賞を頂きました!
興味深い発表を多数聞けたのもよかったですが、何より、多くの懐かしい顔・新しい顔の方々に直接お会いしてお話できたことがとても嬉しかったです。
大会関係者の皆様、このような場を守ってくださり、本当にありがとうございました。
後期課程以上向けのオムニバス授業があり、私の担当回では乳酸カーブテストをテーマに行いました。
八田研の修了生には院生長距離チームで走った方が多く(実業団所属の選手も!)、
講義部分では過去の院生選手たちのデータを参照して、やはり強いなと改めて思ったりしました。
一方、実習では敢えて、過去とは全く異なる被験者層として柔道部元主将に走って頂きました!
柔道部元主将は追い込んだ練習に慣れているようで、心拍数が200以上になってもあまりきつそうな顔を見せませんでした。大変お疲れ様でした。
シンガポール国立大のJason Kai Wei Lee先生(写真前列中央右側)が八田先生のもとを訪ねて来られ、八田研と合同で研究MTG・意見交換を行いました。英語でのプレゼンは実は人生初、結構緊張しました。
後列数名がやっているポーズは、Lactateの「L」です。どんぶりを持っているわけではありません。
東京ビッグサイトで開催されたifia Japan/HFE Japan(健康食品・機能性素材に特化した展示会)にて、運動後の回復期のエネルギー代謝に対するタウリン摂取の効果について、お話させて頂きました。
座長の八田先生、上武大学の大森肇先生、ありがとうございました。
写真には写っていませんが、現某食品会社の八田研OB、八田研の現役院生たちとも終了後にお茶をして話が盛り上がりました。