PCIbex マニュアル
オンライン言語実験のデザインとデータ収集
PCIbex マニュアル
オンライン言語実験のデザインとデータ収集
PCIbexによるオンライン言語実験
PCIbexはJeremy ZehrとFlorian Schwarz氏によって開発されたオンライン実験プラットフォームです。心理言語学分野では、もともとIbex Farmがオンライン実験用の実験プラットフォームとして知られていました。PCIbexはこのIbex Farmを土台として、直観的なコーディングにより柔軟な実験のデザインが可能となるように改良を加えたものです。
直観的なコードによる自由自在な実験デザイン
PCIbexでは、実験の刺激の提示や反応時間の計測を、時系列に沿ったコードでプログラミングしていくことで実験を構築します。これにより、Ibex FarmではできなかったABX課題やプライミング課題など、発想次第であらゆる行動実験をオンラインで実現できます。
音声・画像・動画への対応
PCIbexでは実験に音声ファイルや画像ファイル・動画ファイルを使用できるようになりました。
本サイトの目的
本サイトは、言語実験を想定したPCIbexによるオンライン実験の構築方法を解説します。日本語でPCIbexを解説したサイトとしてはおそらく初めてのものです。
また、すぐにPCIbexを活用して実践的に実験を作成できるように、PCIbexを用いて作成されたいくつかの実験のサンプルを公開します。このサイトで公開しているサンプル実験については、まずは本サイトのTwo AFC Taskのページをご覧ください。
現時点では、下にPDFファイルを貼り付ける形での公開としていますが、内容は随時更新します。ここで公開している内容は公式のものではありませんので、誤りについてはご容赦いただき、ご指摘いただけますと幸いです。
本サイトは東京大学総合文化研究科言語情報科学専攻「オンキャンパスジョブ」の事業の一部として作成しました。資料の制作にご協力いただいた方々に御礼申し上げます。