画像提供：BOOKデータASP サービス

試みの地平線

著：北方 謙三

出版：講談社

北方健三『試みの地平線』
本学OBのハードボイルド作家によるエッセイ。
バブル期に一世を風靡した雑誌の連載コラムは、令和の世の「小僧ども」に響くのか、はたまた時代遅れの戯言なのか…その価値を見出すのもまた「小僧ども」なのだ。

〇図書館貸出情報はコチラ
○関連図書などはXのポストにて🧒

岡田斗司夫『オタクはすでに死んでいる』(新潮新書 )

オタクはすでに
死んでいる

著：岡田 斗司夫

出版：新潮社

「オタキング」を自称していた筆者によるオタク文化の死亡宣言とこれからの考察。「オタク」の変遷やアイデンティティ、SF文化との対比を通じて、新しい時代の「オタク」とは何かを問う、今なお色褪せない一冊。

〇図書館貸出情報はコチラ
○関連図書などはXのポストにて🧚

画像提供：BOOKデータASP サービス

東大オタク学講座

著：岡田 斗司夫

出版：講談社

オタクバッシング冷めやらぬ90年代半ばに、東京大学で講義された「オタク」についてのアレコレ。
マンガ・アニメのみならずミリタリー、ゴミ漁り、エログロ、ナンセンスまで、突き詰めたその先に何が見えるのか。

〇図書館貸出情報はコチラ
○関連図書などはXのポストにて🚃

オタク学入門

著：岡田 斗司夫

出版：新潮社

「オタク」とは何か…約30年前にして、「オタク」はここまで語られていた。
オタク評論黎明期のオタク像とは。
2020年代を生きる「オタク」と比較して読み、日本のオタク文化の変遷を感じてみよう。

〇図書館貸出情報はコチラ
○関連図書などはXのポストにて🤖

松本清張『点と線』(新潮文庫 )

点と線

著：松本 清張

出版：新潮社

著者の代表作。1950年代の交通事情や情報伝達速度が事件解決の鍵となるが、現在のそれらと比較すると約70年前の作中世界はまるで異世界のようである。当時の国内事情や道徳･倫理観、何気ない風俗も味わえる不朽の名作。

〇図書館貸出情報はコチラ
○関連図書などはXのポストにて🕵️

人われを漢奸と呼ぶ
狂兆銘伝

著：杉森  久英

出版：文芸春愁

日中戦争下の中国。
抗戦する蒋介石と袂を分かち、汪兆銘は対日協力政権の樹立を選んだ。
理想と現実の狭間で苦悩した文人政治家の悲劇を描く読み物。愛国と売国の間にあるものとは――。

〇図書館貸出情報はコチラ
○関連図書などはXのポストにて🤝

サラダ記念日＝Salad Anniversary

著：俵 万智
訳：ジュリエット・カーペンター

出版：講談社

言わずと知れた現代歌人、俵万智 の『サラダ記念日』の英訳。現代的センスで紡がれた大和言葉が世界共通語に翻訳されて起きる味わいの変化、あなたも「この味がいいね」となるのか試してみては。

〇図書館貸出情報はコチラ
○関連図書などはXのポストにて🥬

画像提供：BOOKデータASP サービス

ヒトラー演説
熱狂の真実

著：高田 博行

出版：中央公論新社

なぜ人々はヒトラーの主張に耳を傾けたのか。データ分析から、彼が試行錯誤して「ウケる」演説術を練り上げたことが明かされる。心を動かす選挙演説も裏に緻密な計算があるかもと思うと聞こえ方が変わるのでは。

〇図書館貸出情報はコチラ
○関連図書などはXのポストにて🎤

The day of the Jackal

著：Frederick Forsyth

出版：Pearson Education

先日、著者逝去の報に触れた人も多いのでは…R.I.P.
言わずと知れたスリラー小説の金字塔。英語学習用の多読本で、原文に当たってみましょう。

〇図書館貸出情報はコチラ
○関連図書などはXのポストにて🕶️

画像提供：BOOKデータASP サービス

日本語の作文技術

著：本多 勝一

出版：朝日新聞出版

「伝わる」文章が書けることは、レポートやESに活きるだけでなく、あなたが社会人になっても大きな強みになる。
　論理的で分かりよい文を書くための工夫や無駄を省いた表現方法を解説する、この分野のロングセラー。

〇図書館貸出情報はコチラ
○関連図書などはXのポストにて✏️

Macbeth
(Macmillan readers 6,upper intermediate level)

著：William Shakespeare

出版：マクミランランゲージハウス

作者の誕生日(4/23)に多読＋電子で紹介するのは悲劇『マクベス』。
魔女の予言に唆されて主君を殺す武将とその妻を描く。
冒頭の「Fair is foul, and foul is fair」、あなたならどう訳す？

〇図書館貸出情報はコチラ
○関連図書などはXのポストにて🗡️

大志と野望
ウィリアム・スミス・
クラークの足跡をたずねて

著：北海道放送「大志と野望」
特別取材班

出版：KABA書房

今日(4/16)は「Boys, be Ambitious.」で知られる #クラーク博士 が、札幌農学校（ 北海道大学 の前身）を去った日（1877年）。博士の足跡を辿ってみては？

〇図書館貸出情報はコチラ
○関連図書などはXのポストにて🚶

画像提供：BOOKデータASP サービス

生命保険とのつき合い方

著：出口 治明

出版：岩波書店

政府の用意するセーフティネットは万能なのか？
大手ネット生保を創業した著者が、生命保険の考え方や仕組み、選び方まで分かりやすく丁寧に解説。
お金やリスクの考え方について学ぶ入門書。

〇図書館貸出情報はコチラ
○関連図書などはXのポストにて🩺

海峡を越えたホームラン
祖国という名の異文化

著：関川  夏央

出版：朝日新聞社

韓国プロ野球草創期。請われて渡った在日コリアンのプロ野球選手たちのことを知る人は少ない。
在日、僑胞、助っ人という立ち位置とアイデンティティに苦悩しながらも奮闘する男たちを描く。

〇図書館貸出情報はコチラ
○関連図書などはXのポストにて⚾

画像提供：BOOKデータASP サービス

職業は武装解除

著：瀬谷 ルミ子

出版：朝日新聞出版

著者は中大卒。
国連任務として行った、紛争地域の 武装解除 による 平和構築 の現場が描かれている。
現場のリアルとその複雑さを考える機会を提供してくれる一冊。
国際協力や平和に関心のある方はぜひ。

〇図書館貸出情報はコチラ
○関連図書などはXのポストにて🤝

ロバート・キャパ
ちょっとピンぼけ文豪にも
なったキャパ

著：ロバート・キャパ
監修：マグナム・フォト東京支社

出版：クレオ

伝説的なキャパの写真集は何冊か所蔵しているが、これは随筆家としての彼に触れられる。戦場を描く文体は乾いていて、でもどこか温かい。 東京都写真美術館 の展示も春休みにぜひ！

〇図書館貸出情報はコチラ
○関連図書などはXのポストにて📸

画像提供：BOOKデータASP サービス

最期の声
ドキュメント災害関連し

著：山川 徹

出版：株式会社KADOKAWA

震災などの後に起きる「災害関連死」。
それを次に来る災害の教訓にしようと努力する人たちがいる。
誰もが明日にも「被災者」になりうる、この国に生きる私たちが知っておくべきことは。

〇図書館貸出情報はコチラ
○関連図書などはXのポストにて🎒

画像提供：BOOKデータASP サービス

流星の貴公子
テンポイントの生涯

著：平岡 泰博

出版：集英社

寺山修司 をして「さらば、テンポイント」という詩を詠ませその死を悼まれた名馬・テンポイント。
流星の貴公子と呼ばれたその数奇な運命は、死後半世紀近くを経た今なお、私たちの胸に迫るものがある。

〇図書館貸出情報はコチラ
○関連図書などはXのポストにて🐎

深沢 七郎『楢山節考』(新潮文庫)

楢山節考

著：深沢 七郎

出版：新潮社　　　

老人を山に捨てに行く、姥捨の風習がある村。
「山へ行く」年齢になることを、しかし「根っこのおりん」は心待ちにしていた――。
山村の凄惨な貧困と老女の意志、親子の無言の情愛が淡々と描かれる。

〇図書館貸出情報はコチラ
○関連図書などはXのポストにて🌄

画像提供：BOOKデータASP サービス

ノラや

著：内田 百閒

出版：筑摩書房

愛猫の家出に老作家はうろたえ、知人友人に縋りついて手を尽くすが遂に見つからない。
ノラやノラやと日夜泣きくるう自身と呆れる周囲を描いた表題作は、笑えて、切なくて、でもやっぱり笑ってしまう。

〇図書館貸出情報はコチラ
○関連図書などはXのポストにて🐱

ヴェニスの商人

著：ウィリアム・シェイクスピア
訳：小田島 雄志

出版：白水社

親友を救うための借金。金貸しシャイロックが担保に要求したのは「胸の肉1ポンド」だった――。
終盤の判決は長年法学上の論争にもなっている。
おうちでも出先でも読める電子版なので、春休みの課題図書にどうぞ。

〇図書館貸出情報はコチラ
○関連図書などはXのポストにて🪙

画像提供：BOOKデータASP サービス

幕末単身赴任
下級武士の食日記
[増補版]

著：青木  直己

出版：筑摩書房

江戸詰になった貧乏侍が自炊したり外食したり酒を飲んだり菓子を買い食いしたり上司の愚痴を言ったりするさまを日記から考証的に読み解く。
江戸の食の意外な豊かさや庶民生活の鮮やかな描写が楽しい。

〇図書館貸出情報はコチラ
○関連図書などはXのポストにて🍚

一九八四年[新訳版]

著：ジョージ・オーウェル
訳：高橋 和久

出版：早川書房

『動物農場』の続編的近未来小説。「党」による社会、思想、歴史、言葉の支配に疑問を抱いて「しまった」男と女が描かれる。ラストシーンは戦慄というほか無い。読後、世界の見え方が変わってしまった人も多いはず。

〇図書館貸出情報はコチラ
○関連図書などはXのポストにて📺

画像提供：BOOKデータASP サービス

Animal Farm

著：ジョージ・オーウェル

出版：IBCパブリッシング 

わたしたち、もうカチクじゃない！
ニンゲンのサクシュとヨクアツをはねのけてつくった、みんながジユウでビョウドウなどうぶつのうじょう。
でも、なんだか、どこか、おかしいーー。
戦慄の童話を英語多読本でどうぞ。

〇図書館貸出情報はコチラ
○関連図書などはXのポストにて🐷

画像提供：BOOKデータASP サービス

人に寄り添う防災

著：片田 敏孝

出版：集英社

地震、豪雨、台風。私たちはどのような心構えで荒ぶる自然と共存すればいいのか。生活や意識に根ざした防災の在り方を、災害情報学の専門家が分かりやすく説く。阪神・淡路大震災 から30年となる今年、読みたい本。

〇図書館貸出情報はコチラ
○関連図書などはXのポストにて🎒

画像提供：BOOKデータASP サービス

第七官界彷徨
琉璃玉の耳輪：他四篇

著：尾崎 翠

出版：岩波書店

詩人志望の少女が同居することになった風変わりな兄たちとのあれこれ。幻想混じるふわふわ世界観、繊細な思考描写は読者を選ぶが、昭和初期都市インテリ文化を背景にしたお洒落ユーモア恋愛小説として楽しんでもOK。

〇図書館貸出情報はコチラ
○関連図書などはXのポストにて🌏

画像提供：BOOKデータASP サービス

怪獣使いと少年
ウルトラマンの作家たち
金城 哲夫・佐々木 守・
原 正三・市川 森一

著：切通 理作

出版：洋泉社

表題作は脚本家・上原正三によるウルトラ作品屈指の問題作。ともに沖縄出身でもある金城哲夫と上原は、脚本を通じて何を訴えたかったのか。

〇図書館貸出情報はコチラ
○関連図書などはXのポストにて🦖

A Christmas carol 

著：Charles Dickens

出版：マクミランランゲージハウス

「クリスマスなんて馬鹿げてる！」冷笑する強欲商人スクルージだが、イブの夜に「過去」「現在」「未来」三人の精霊が訪れる。そしてクリスマスの朝――。名作を英語多読本、しかもおふとんで読める電子版でご用意。

〇図書館貸出情報はコチラ
○関連図書などはXのポストにて🎄

画像提供：BOOKデータASP サービス

渡邉恒雄回顧録 

監修・聞き手：御厨 貴
聞き手：伊藤 隆、飯尾 潤

出版：中央公論新社

先日訃報の流れた読売新聞主筆 渡邉恒雄は、戦後言論界で最も毀誉褒貶の激しい人物の一人。闊達に語られる自民党内の政争、自身の権力への食い込み、いずれも令和の眼で見るとめまいがするほど生臭い魅力がある。

〇図書館貸出情報はコチラ
○関連図書などはXのポストにて📰

画像提供：BOOKデータASP サービス

坊ちゃん 

著：夏目 漱石

出版：株式会社KADOKAWA　

もはや触れたことのない人の方が少ないかもしれない有名作品。でも「昔教科書で読んだよ！」という人にこそ再読をおすすめしたい。前と違う感想が湧くだろうか。湧いたとしたら、それはなぜだろうか。リプ欄では電子版もご案内。

〇図書館貸出情報はコチラ
○関連図書などはXのポストにて🧒

画像提供：BOOKデータASP サービス

俳句と暮らす 　

著：小川  軽舟

出版：中央公論新社

私たちの暮らしの中の些細な「発見」も、季語との組み合わせで詩の輝きを持つのかも...と思えてくるエッセイ。著者は会社員兼業の俳人。「レタス買へば毎朝レタスわが四月」など、ちょっとまねて作ってみたくなる。

〇図書館貸出情報はコチラ
○関連図書などはXのポストにて📝

画像提供：BOOKデータASP サービス

韓国現代史
大統領たちの栄光と蹉跌　

著：木村  幹

出版：中央公論新社

戒厳令 で激震が走った韓国。真相解明はこれからだが、 クーデター 、退任後の逮捕、恩赦と劇的な運命を辿ることが多い大統領たちを通してまずは韓国政治のダイナミズムを捉えてみたい人はこの本。

〇図書館貸出情報はコチラ
○関連図書などはXのポストにて🧑‍💼

中島敦『李陵・山月記』(新潮文庫刊)

李陵・山月記

著：中島　敦

出版：新潮社

『山月記』は漱石『こころ』と並ぶ高校教科書の定番。描かれる青年のプライドと不安、自意識との葛藤は、格調高い文体と共に世代を超えて高校生に強い印象を与え続けている。心理描写が光る、古典を題材にした短編集。

〇図書館貸出情報はコチラ
○関連図書などはXのポストにて🐅

不道徳教育講座

著：三島  由紀夫

出版：株式会社KADOKAWA

「釣りタイトル」であるが、現代のそれと異なるのは、稀代の文豪・三島由紀夫によるエッセイである点。伝統的な道徳や価値観の相対化をテーマに、戦後日本の教育や社会における批判を展開しつつ、伝統的な道徳観に対抗し精神的な豊かさの重要性を訴える。個人の生き方や美意識を問い直す一冊。

〇図書館貸出情報はコチラ
○関連図書などはXのポストにて🧐

画像提供：BOOKデータASP サービス

自註鹿鳴集

著：会津  八一

出版：岩波書店

かすがの に おしてる つき の ほがらかに あき の ゆふべ と なり に ける かも

かな書きの万葉調短歌を詠み続けた会津八一。意味がよく取れなくても、そっと呟けば大和言葉の美が感じられるのでは。

〇図書館貸出情報はコチラ
○関連図書などはXのポストにて🦌

三酔人経綸問答

著：中江  兆民
訳：鶴ケ谷  真一

出版：光文社

国際社会での日本の立ち位置が模索された明治。著者は作品の中で立場の異なる三人の酔っ払いに徹底討論させる。油断するとすぐに自分と異なる意見が聞こえづらくなる私たち現代人にこそ必要な本。待望の現代語訳。

〇図書館貸出情報はコチラ
○関連図書などはXのポストにて🍶

画像提供：BOOKデータASP サービス

ルポ  トランプ王国
もう一つアメリカを行く

著：金城  隆一

出版：岩波書店

地方に暮らす「普通の」アメリカ人であるトランプ支持者たちの本音に耳を傾け、アメリカの政治や社会の現状を浮き彫りにする。メディアでは見えにくい人々の声を知るきっかけとなる一冊。

〇図書館貸出情報はコチラ
○関連図書などはXのポストにて🗽

スローカーブを、
もう一球

著：山際  淳司

出版：株式会社KADOKAWA

日本シリーズ最終戦。1点リードの9回裏、無死満塁のピンチ。選手達、監督の思考が交錯する。丹念なインタビューに基づく淡々とした筆致がスポーツノンフィクションに衝撃を与えた『江夏の21球』を含む短編集。

〇図書館貸出情報はコチラ
○関連図書などはXのポストにて⚾

ソルジェニーツィン『イワン・デニーソヴィッチの一日』(新潮文庫刊)

イワン・デニーソヴィッチ
の一日

著：ソルジェニーツィン
訳：木村  浩

出版：新潮社

スターリン支配下のソ連。究極の理不尽の中に投げ込まれて生きていく男たちの、ある一日を切り取ったお話。戦う者、誇りを捨てて狡猾になる者...主人公はどう生きるのか。どう生きるべきなのか。

〇図書館貸出情報はコチラ
○関連図書などはXのポストにて🪆

お嬢さん放浪記　

著：犬養  道子

出版：中央公論新社

戦後間もない1948年。敗戦国から一人で飛び込んできた女性をアメリカはどう受けとめたのか。絶頂期を迎えつつあるアメリカの明暗、そして新しい社会を模索する欧州を、著者の優しくまっすぐな眼が見つめる。

〇図書館貸出情報はコチラ
○関連図書などはXのポストにて💼