令和5年度

「総合的な探究の時間」

実践録

本校文理科における

令和5年度の「総合的な探究の時間」

実践風景をお届けします


※こちらは過去の実践録です。最新のものはこちらから!

1年文理探究科実践録   2年文理科実践録


第1回 総合的な探究活動〜探究を始めよう!〜

1年生の「総合的な探究活動」が始まりました。

第1回の今日は今後の活動に向けたネットワーク設定に始まり、自分たちの住む町や地域の良いところや改善したいところなどをテキストマイニングを使ってクラス全体で共有し、今後の探究活動につながる第一歩となりました。

第2回 総合的な探究活動〜探究とは?〜

第2回の「総探」では活動の基本となる「探究とは何か?」について学習しました。自分の「理想」と「現実」の間に生まれる「課題」それを解決する方策の実例を学び、自分たちの身の回りにある「課題」について考えました。


第3回 総合的な探究活動~問題の発見・なりきりメガネ~

前回の総探では「理想」と「現実」の間に生まれる「課題」について考えました。第3回となる今回は、自分の「身近な人・事柄」に目を向け、そこにはどんな課題があるか、グループごとに意見を出し合い考えました。日頃から利用している、飲食店、スマートフォンのゲーム、自分が棚倉町内を歩いているときの体験から課題を探るなど、活発な話し合いがなされ、いよいよ自分たちにかかわる「探究」がスタートしました!

回 総合的な探究活動~問題の発見・なりきりメガネ2.0

自分以外の人の立場に立って想像を巡らす「なりきりメガネ」。今回は、「なりきりメガネ2.0」と題し、「スーパーマーケット」のテーマのもと、それに関係するの「そのさらに先関係者」を考えました。例えば「お店の店長」に関わる「店員」「配送業の人」「土地の所有者」、またその人たちに関わる人たちなどなど…。物事を深く掘り下げる難易度の高い内容となり、どんどん本格的な「探究」の内容になってきました。本時の内容、次回に続きます。

回 総合的な探究活動~続・問題の発見・なりきりメガネ2.0~

自分以外の人の立場に立って想像を巡らす「なりきりメガネ」。今回は前回の続きを実施しました。前回のグループで話し合いの振り返りを行った後、グループメンバーをシャッフルして新たな意見を取り入れて議論しました。

回 総合的な探究活動~なりきりメガネ3.0

「なりきりメガネ」もVer.3となりました。前回までは「いろいろな人」の立場で「不満、不足、不便」などの「不」や「~だったら」について考えてきましたが、今回は「人間」の視点から離れ「人間以外の生物・自然・モノ」の立場に立って考えました。身の回りの「モノ」はいったい何を思い、考えているのだろう…など、今までの「なりきりメガネ」の応用編、苦戦する様子も見られましたが一人ひとりの考えを積極的に発信していました。

回 総合的な探究活動~課題を「自分ごと」として捉えよう

今回はこれまで実施してきた「なりきりメガネ」全体のまとめの時間となりました。いろいろな「人や生き物、自然・モノなどの立場に立って考えた「不のつく感情」や「~だったら」を、一つひとつ「〜するためにはどうするか」といった課題として洗い出し、それらを「自分の興味関心」と「自分が考える必要性の2つの軸から考え、「自分ごと」に落とし込んで分類しました。

課題の抽出について個人とグループで整理し、「自分ならこの課題をどうとらえて向き合うか?」を生徒一人ひとりの視点で考える姿が印象的でした。

回 総合的な探究活動~これまでの振り返りと自己評価

「なりきりメガネ」全体を振り返り、一人ひとりこれまでの取り組みについて自己評価を行いました。今後は実際に「自分の身の回りの課題」を探し、その課題の解決に向けて取り組んでいくようになります。どんどん現実味を帯びてきた「総合的な探究の時間」、今後の活動がますます楽しみです。

夏休み校外活動    総合的な探究活動 棚倉町を探究しよう!〜

夏休み中も「総探」は続きます!

修明高校のある棚倉町内の神社やお寺に実際に足を伸ばして施設の様子を比較したり、町役場を訪問してインタビューをしたりする実地調査を行いました。1学期の総探の授業で考えたことや実際の疑問をより深く掘り下げ、新たな疑問や気づきを得ることができました。新学期のスタートは、校外活動で学んだことをまとめてクラス内でプレゼンテーションを行ない、全体で新たな課題や疑問とその解決方法について共有することで、さらに学びを深めていきます。

インタビューを受けてくださった役場の担当者のみなさま、町内施設のみなさま、ありがとうございました!

 回 総合的な探究活動~校外活動の学びをまとめよう①

2学期に入り総合的な探究の時間再始動です。

クラス内プレゼンに向け、夏休み中に実施した課外活動のまとめを行なっていきます。

修明高校ではロイロノートという学習アプリを導入しており、各科目で活用されています。写真にもある通り、生徒達はスマートフォンやタブレットを使ってロイロノートにプレゼン内容をまとめています。今後の活動内容も随時更新してまいりますので、どうぞお楽しみに!

 10回 総合的な探究活動~校外活動の学びをまとめよう②~

前回に引き続き、各グループのクラス内プレゼンテーションに向けた、ロイロノートのスライド作りを進めました。

今回は夏のフィールドワークの担当教員と共に、地域の課題に対する具体的な解決方法や改善策を考える段階に進んだようです。

これまでの授業で、しっかりとそして確実に学びを深めてきた生徒たち、地域の現状と課題をどのように捉え、どのようにそれを改善していこうと考えたのか?

次回はついに発表、各グループのプレゼンが今から楽しみです!

 第11・12回 総合的な探究活動 ~中間発表〜

2回にわたり、クラス内で各グループの調査内容を発表しました。

ロイロノートを使ってスライドを作成し、自分たちの調査内容を共有するだけでなく、問題意識もクラスで共有するために、提示する写真を精選したり、クラス全体に問いかけをして、自分たちの調査した内容について考えてもらう時間を設けたりするなど、まとめ方と発表方法に様々な工夫が見られました。

今後の活動の新しいスタートとなる、とても有意義な回となりました。

 第1・1回 総合的な探究活動 ~先行事例調べ

中間発表を終え、発表後に出された疑問点や改善点などを整理したのち、自分達の課題に関係する先行事例を調べました。

空き家問題を課題としたグループは、他の自治体や高校生が空き家を活用して催したお祭りのニュースを動画サイトで視聴したり、ゴミ問題や地域活性化を課題にしたグループは内閣官房の資料を参考にしたりして、自分達の設定した課題の可能性を展望することができました。

 第15・16回 総合的な探究活動 ~理想に近づくプランの提案

11月に入りました!これまで自分達の課題を設定し、それに向けて数々の調査や発表を重ねてきましたが、今回から、これまでの調査内容をもとに「自分達の理想の状態に近づくためのプラン」を考えるという新しい視点に立って探究を進めていきます。

大真面目なプランはもちろん、「それはありえないよ!」「それって無理じゃない?」という内容もOKということで、生徒たちの自由な(!?)発想で様々なプランが出されていました。

二学期後半に予定されているプラン発表会に向けて、ここから少しずつ、生徒たちのアイディアを形にしていきます。

 第1回 総合的な探究活動 ~調査内容を発表しよう!

ここまで行ってきた授業の総まとめとして、グループごとに設定した課題について、学級内プレゼンテーションを実施しました。

主に生徒たちが居住する棚倉町や塙町の「ゴミ問題」「地域活性化」「空き家問題」をそれぞれのグループの大きなテーマとして、現状や解決に向けて自分たちにできる取り組みの案などを考え、提示することができました。

ゴミ問題を取り扱った班は「ペットボトルキャップを回収して商品券や景品と交換」、「修明高校の特産品を景品にする」「回収したゴミの量だけお金が出てくる」など、町民のプラスになるような案を考えてくれました。

地域活性化のグループは棚倉町の神社に注目し、その魅力を発信するために、「境内での音楽イベントを企画する!」という、新しい視点で解決案を提示していました。

最後の「空き家問題」のグループは、空き家をカフェ・駄菓子屋・そしておばけ屋敷やアートスペースとして活用・運営するという、なかなかユニークな視点で提案してくれました。

それぞれのグループ、まだまだ改善点はあるものの、自分たちがまとめたものを人前で発表することは簡単ではなかったでしょう。本当によくがんばりました!


次回の「総探」は新年1月からということになります。ここまでの活動をよりさらにブラッシュアップし、自分たちの発表方法などに磨きをかけていきます。

今後とも修明高校文理科の探究学習にご注目下さい!

 第1回 特別講義 ~プレゼンテーション講座〜

今回は一般社団法人プレゼンテーション検定協会の代表理事である脇谷聖美先生を講師としてお招きし、文理科1・2年生合同の特別講義を実施しました。

今回は脇谷先生に「伝わらない原因」「伝わる基本構造」「伝わる話の組み立て方」や「伝わる伝え方」などについて、演習を交えながら講義をしていただきました。

自分自身の魅力や伝えたいことを自分の言葉で表現することは、学校生活のみならず今後の人生の様々な場面で必要とされる力です。「赤ちゃんの産声」もプレゼンテーションだ、という印象的な言葉から始まり、「なぜ、伝えるのか?」ということ、自分の考えや思いをどうすれば伝えられるかについて、グループに分かれてプレゼンテーション演習を行いました。テーマは「今自分がハマっている食べ物」、最初はたどたどしかった生徒たちですが、脇谷先生の講義を通して学んだことを生かし、最後の演習では自信をもって「自分の好きな食べ物」についてプレゼンする姿が見られました。

この記事の担当者(中の人)の、特に印象に残っている内容が「テーマ」「話し手」「聞き手」の三つそれぞれがつながって「伝える必然性」が生まれる、ということです。生徒に向けて授業をする教員として、授業を通して「伝える内容(テーマ)」を「教員」「生徒」共有することで初めて「わかる授業」になっていくのだと感じました。生徒だけでなく、教員も多くの学びを得ることのできる特別講義でした。

脇谷先生ありがとうございました!

 19、20回 総合的な探究活動 ~自分のやりたいこと

学年末考査を挟み間が空いてしまいましたが、今回は二本立て、自分の進路を考える総探です。

本校国語科教員の伊藤芳樹教諭が特別講師となり、「将来やりたいこと」「なりたい自分」「どう生きていきたいか」など、自分の進路決定の基盤となる内容についてじっくりと考えました。時にはネットを使い、時には教員と話をして、自分自身の将来像を、漠然とした形から具体的なものへと少しずつ変化させていき、自分の進路活動の基盤となるイメージをつかむことができました。考えを深める過程では、伊藤教諭が準備したロイロノートのシートを使い、さまざまなアプローチで考えを深める姿が見られました。

まだまだ1年生と思っていた生徒たちも、もうすぐ2年生。自分自身の将来を考える、とても貴重な時間となりました。