What is GEWEX ?  

-GEWEXとは-

GEWEXとは

全球エネルギー水循環プロジェクト(Global Energy and Water Exchange : GEWEX)は、国際学術会議(ISC)、世界気象機関(WMO)、ユネスコ政府間海洋学委員会(IOC-UNESCO)が共同出資している世界気候研究計画(World Climate Research Programme : WCRP)が進める中核プログラムの1つであり、1990年に国際事務局(International GEWEX Project Office : IGPO)が設立されました。

GEWEXの専門学術会議であるGEWEX-OSCはおおむね2~5年に一度開催されており、日本での開催は2024年札幌が初めてとなります。

開催趣旨

地球温暖化問題に対する緩和策と適応策の立案及びそれに向けた気候変動の将来予測は、今、全世界で取り組まなければならない喫緊の課題です。本国際会議は当該分野で国際的に活躍する世界各国からの関係者が集結し、全球スケール及び地域スケールのエネルギー循環や水の挙動に関する最新の研究成果や取り組みを共有し、議論する場となります。

我が国の水循環科学や気候変動に関する研究は世界を先導する水準にあります。これらの研究で確立された地球観測や数値シミュレーション等の先進技術と、研究によって得られた科学的な知見は、地球温暖化対策のための基盤情報・技術として未来の日本の社会づくりに貢献しており、これらの一連の活動は国連気候変動枠組定例会合(UNFCCC)で報告されました。

本会議では、日本が先駆的に進めてきた最新の研究と社会での応用事例を北海道・札幌から世界に向けて発信し、これらの分野における日本の位置づけをさらに躍進させるとともに、分野や地域の垣根を超えた高度な連携の機運を高め、道民を始めとする国民全体の気候変動や防災への意識醸成につなげたいと考えております。

我が国の先進的な研究例

我が国で進めている先進的な研究の一例(出典:気象庁