この春の人事移動で、同じ町内の広陵北小学校から赴任してまいりました堀内 正樹(ほりうちまさき)です。本日より、本校で勤務できることをたいへん楽しみにして着任いたしました。
その理由は、平成23年から3年間、学校現場を離れて奈良県の子どもたちの体力向上に関わる仕事をしていた時に、真美ケ丘第一小学校の子どもたちに体育授業を行ったり、体育授業づくりDVD教材製作のために当時の3名の先生方に授業支援を行うとともに、動画撮影を実施させていただいたりしたことがありました。その時に、本校には頻繁にお伺いさせていただいていましたが、広い芝生の運動場や体育館、正門付近の美しい園庭に感動したことを鮮明に覚えているからです。そんな真美ヶ丘第一小学校で、これから毎日学校生活を送ることができることを光栄に思っているところです。
さて、本校には小学校には珍しい校訓があります。正門に「実現力」と刻まれた石碑が建
立されています。学校創立から40年間、「できないことができるようになる」「できることをもっと上手にできるようにする」「できることを増やす」ことを大切にして、教育実践を積み重ねて来られたのだと思っています。変化が激しい時代、多様な価値観を認めようとする反面、正解のない時代と言われる今日においても、1人ひとりの子どもたちが自分なりの「夢」を持ち、「夢」を実現するための道筋を描き、「夢」を実現するための課題を設定することができ、「夢」が実現できるように課題解決のための努力を続けられる子どもたちを育てていきたいと考えています。
とはいうものの、子どもたちは学校だけでは育んでいけません。保護者や地域の皆様の学校教育へのご理解とご協力が必要不可欠です。幸い、本校は、学校運営協議会を持つコミュニティースクールとしての取組がたいへん進んでいる学校です。保護者や地域の皆様方と、目指す児童像や目指す学校像をはじめとする本校の「グランドデザイン」を共有させていただき、共に、子どもたちを育んでいきたいと思っています。
元気で明るい「ひまわりっ子」を育んでいくためには、まずは、我々教職員が元気で明るく毎日を送ることが重要です。しかし、全国的に心身の不調で休職・離職する教職員が増え、ブラックだと言われる学校現場を敬遠する若者が増えています。教員採用試験の倍率が低下していることが連日報道されています。そのような現在の厳しい教育現場環境ではありますが、働き方改革を推進しながら、教職員がチーム一丸となって、いきいきと教育活動を展開していくことができればと考えています。保護者や地域の皆様の子どもたちへの思いを大切にして、職員一同本校教育の推進に努めてまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
令和6年4月1日
広陵町立真美ヶ丘第一小学校 校長 堀内 正樹