「よりよい自己の成長を目指した、一人一人が輝く学級活動」
内容(3)では、キャリア教育の要として、子どもたちの将来に向けた自己実現に関わる内容に対する主体的な意思決定を実践につなげていくことをねらいとしている。その際、子どもたちが今の自分を見つめ、これからの自分を考えられる教材を用意したり、それらを多面的・多角的に考えられるように話合い等を活用したりすることが大切である。今の自分のあり様を認め、将来の自分のあるべき姿を考え、これからの自分が取り組むべきことを意思決定することが、よりよい自己の生き方を目指し、粘り強く努力する原動力になる。そして、現在や将来に夢や希望を抱き、その実現に向けて自己のよさを生かしながら、日常の生活をよりよくし、一人一人が輝く活動が展開される。
このような活動を通して、子どもたちに、これからの自分について、今の自分ができることについて考えさせ、集団のために自分の力を活かすことの大切さやよさ、学ぶことの大切さを理解させたい。そして、自己のよさを生かして役割を果たす力や他者と協働する力を育み、目標に向かって責任をもって主体的に行動する態度を養いたい。