「よりよい学級や学校生活を目指し、豊かな未来を切り拓く力を育む学級活動」
学級活動(1)では、学級や学校での生活をよりよくするための課題を見いだし、解決するために話し合い、合意形成を図り、役割を分担して協力して実践し、振り返りを行うことが基本的な学習過程とされている。これらの学習過程に自主的、実践的に取り組むことを通して、多様な他者と協働し、よりよい人間関係を形成することを目指している。よりよい人間関係を形成するためには、話合い活動の充実が不可欠である。児童が自主的、実践的に取り組み、児童が話合いの進め方やよりよい合意形成の図り方について理解し、多様な意見のよさを認め合ったり生かし合ったりできるようにすることが期待される。決めたことの実践を行う過程においても、多様な他者と協働し、創意工夫しながら活動することを通して、自己有用感や自己効力感を高められるようにすることが重要である。また、学級活動(1)の指導に当たっては、学級の実態に応じた年間指導計画を作成する。1単位時間あたりの指導計画を作成する際にはめあてを明確にし、児童が互いに協力して活動したり、振り返りで互いを認め合ったりできるようにする。