研究のテーマ (仮) 共同学校事務室をふまえた学校経営
研究主題「これからの学校経営を担う学校事務の探求」に向けて、グランドデザイン「すまいる奈良2」の3つの視点「ささえる・つなぐ・ひらく」のこれまで蓄積されてきた研究実践を土台とし、その先に見える奈良県としての方向性を考えていく一つの手段として、令和7年度からは共同学校事務室という枠組みや機能を最大限活用した「学校経営」のあり方について研究を進めています。
事務職員は「一人職」ゆえに将来のキャリアイメージを描きにくいという課題がありますが、共同学校事務室をOJT(職場内訓練)の場や経営参画の拠点として機能させることで、事務職員の専門性を高め、子どもの教育環境を支える組織づくりにつながるモデルになると考えます。
しかし、全国的に広がってきている共同学校事務室が、奈良県では一部の市町村での設置に留まっている現状があり、その背景にあるものが何かを研究部として現状を調査・分析することで、奈良県独自の持続可能な共同学校事務室、共同実施の形を目指していけるヒントになればと考えています。
ICTの導入や事務職員の大幅な世代交代等、急激な変化の中ではありますが、今のパワーで実現可能な成長モデル(若手・中堅層が日々の実践を通じて専門性を高め合える「育成の場」)、経営モデル(リーダー層がその知識や経験を活かし、学校運営の方向性を示しながら組織を牽引する経営の拠点)を共同学校事務室のビジョンとともに各市町村の地域性も融合させた「奈良らしさ」として取り入れ、そこから事務職員がより主体的に「学校経営」に参画するための理論や実践は何かを整理していきたいと思います。
また、昨年度から引き続き共同研究者として、大阪教育大学 准教授 田中真秀氏をお迎えし、アドバイスをいただきながら、共同学校事務室「奈良モデル」に合わせて「運営から経営へ」の転換となる提案ができるよう研究を進めています。
現在、その元となる実態と意識の調査アンケートを実施しておりますが、奈良県の共同学校事務室、共同実施の現状を知る大切な資料となりますので、研究部活動に引き続きご協力よろしくお願いいたします。