制作者名:塩澤爽太
タイトル:ピクトグラムで嫌な気持ちを表現するためのデザイン
展示場所:教室E02 アートアンドデザインプロデュースゼミ
嫌な気持ちを表現するためのピクトグラムのテンプレート
5つのテンプレートから自身の気持ちに近いシチュエーションを選ぶ
嫌な気持ちの詳細な状況を説明するためのオリジナルの記号
4つの記号のグループの中からそれぞれ1つずつ選ぶ
テーマ
普段人には言えず溜め込んでしまうネガティブな感情を、ピクトグラムとオリジナルの記号で表現し、発散する
概要
人と関わる中で、何かが苦手であったり好きではないと思う事があっても、周りの空気を乱したくないと思い黙ってしまうような経験が誰しも一度はあるのではないだろうか。そのような感情が溜まるばかりなのも、かといって相手に直接ぶつけてしまうのも良くない事である。
この矛盾を解決するために、嫌な気持ちをピクトグラムで表現し、オリジナルの記号で状況を説明するという体験をデザインしたのが本企画である。
嫌な気持ちをピクトグラムの形式で描く。という体験をする事で、気楽に何か絵を描いてみるという行為の楽しさに触れられる。更に、オリジナルの記号を選ぶ中で自身の中に押し込めていた気持ちと向き合う事ができ、次第に嫌だった気持ちが薄れ、馬鹿馬鹿しく思えてくるのではないだろうか。
また、言葉で受け取ると相手が傷ついてしまうようなネガティブな感情も、ピクトグラムと記号というフィルターを通す事により、ダイレクトに伝わってしまう事が無くなる。それどころか、ピクトグラムと記号で表現された感情を「どういう意味か?」と推察する事で、ネガティブな感情をエンタメとして消費する事が出来るのではと思い制作した。