雪入ふれあいの里公園

集合時間は8:50。本日の参加者は９名です。
ネイチャーセンターのロビーに集まって荷物をセンターに置いたら、バードウォッチングの参加受付を行い、ひとり一台ずつ双眼鏡を受け取ります。
まずは、公園職員の方から観察の仕方をレクチャーしていただきました。離れたところにある鳥小屋に置いてある模型の鳥（本物そっくり！）を双眼鏡でみてピント合わせなどの練習をします。

慣れてきたら、近くを飛んでいる鳥を探してみます。カキツバタの花の蜜を吸いにメジロがいました。動きが早いので双眼鏡で捉えるのはなかなか難しいですね。その後、キイチゴの道を登って、池にいる水鳥達の観察に向かいます。
展望広場や池のほとり、観察壁などからマガモやコガモ、カルガモなどを観察しました。

1時間半ほど散策・観察をしましたが、例年の半分ほどしか野鳥が見れないということで時間を持て余し気味になったので、GLs一行は公園イベントの参加者と別れてキラキラした石を探しながらネイチャーセンターまで戻ることにしました。
キイチゴの道にはキラキラした石（雲母）がたくさん落ちています。皆さん、いろいろな石を見つけて教えてくれました！
この雲母片を使ってこのあとキーホルダーを作るのですが、この付近の鉱物や岩石は貴重なものなので採集することが禁じられています。せっかく見つけましたが、拾った石はその場にもどして、ネイチャーセンターに戻りました。

ネイチャーセンターに戻って一階のロビーの隣にある森の展示室を見学しました。このジオラマにはいろいろな森の生物が展示されています。

ここでは、センターで用意しているクイズラリーを行うことにしました。
クイズラリーは全部で１０問。今回は時間が足りなくて全問解くのはちょっと難しかったようです。
みなさん楽しそうに一生懸命挑戦してくれていましたので、もう少し時間をかけて答えの発表や解説の時間をつくるなど、工夫していきたいと思います。

雪入ふれあいの里公園付近には筑波花こう岩と呼ばれる石が広く分布しており、この公園も石切場の跡地を復活させ自然公園として利用できるように整備されたところです。また、この雪入は、かつて採石中に燐灰ウラン石などの燐酸塩（りんさんえん）鉱物が日本で初めて発見された地質学的に有名な場所で、さきほど歩いたキイチゴの道沿いでは、白雲母などの巨晶を多く含むペグマタイトを観察することができます。

今回は、この雲母片を使ったキーホルダー作りを行いますが、その前に久田先生から岩石と鉱物についてお話いただきました。
巨大な雲母の結晶や花こう岩の実物、原子モデルの模型を使って、物質は原子という粒々の集まりでできていることを理解します。

キイチゴの道で探した雲母（うんも）は、薄くてはがれやすく弾性に富んでいる鉱物で、真珠のような光沢のきらきらと輝く様子から「きらら」とも呼ばれています。和紙や装飾品の材料としてもよく利用されています。
今回は、色画用紙に観察した野鳥の絵を描いて、そこにこの雲母の粉を振りかけてきれいなキーホルダーづくりに挑戦しました。

ひとりひとり、自己紹介と作った作品の紹介を述べていただいて、本日のプログラムは終了です。