2024年11月17日(日) 10:00~14:30
2024年11月17日(日曜日)、つくば市上郷にある「持続可能な陸上養殖研究開発試験場」という実験農場で第2回目のジオリーダーズ育成プログラム パイロット体験会を実施しました。
この日は、朝のうちは曇りでしたが昼前から青空が広がり、10月中旬並みの陽気となりました。
ここで、まず張先生の講義を聞いた後、男子と女子のチームに分かれて、施設内の生き物の見学や水を測る実験を行い学びを深めました。
昼食をとった後、2人1組に分かれて、施設内の畑で冬瓜探しゲームを行いました。どの組が一番大きな冬瓜を運んでこられるか競争です。
ゲームの後は、また男子チームと女子チームに分かれて、午前中に学んだことをみんなで画用紙にまとめて発表を行いました。
最後のあいさつの後、採ってきた冬瓜や野菜、養殖しているエビ野菜をなどお土産として持って帰りました。
参加者:9名(男子 5名、女子4名)
スタッフ:呉、石上 、久田 、唐田 、太田・西田(UC スタッフ)
現地案内:張振亜先生(筑波大学生命環境系 名誉教授)および大乗農業科技スタッフ
大乗農業科技 実験農場の場所
集合時間は9:50。県道から駐車場の入口の交差点がわかりずらいので、UCスタッフに駐車場案内をお願いして、他のスタッフはテント等の設営準備をします。
10:00には参加者が全員集合、定刻通りプログラム開始です。
はじめにオリエンテーションとして、石上先生より今日の予定をお知らせしたあと、子供達に自己紹介をしてもらいました。みんな、将来なりたいことややりたいことを紹介することができました。
そのあと、呉先生よりこの施設で行っている研究について簡単に説明をしていただき、いよいよ本日の活動開始です。
そろそろみんなやってきますよ!
準備を急ぎます
今日の予定はこの通り
まず、ひとりひとりに自己紹介(将来なりたいもの)をしていただきました
続いて、呉先生から、この施設についてと今日の活動についての説明
はじめに、呉先生から張先生のご紹介いただき、張先生の講義が始まりました。
この施設では最先端の研究・実験が行われています。これを小さい子供でもわかるように説明するのは大変ですが、張先生からは「ここでは2つの事をやっています」というな言い方で、子供たちの反応を確認しながら大変わかりやすくお話していただきました。
子供達も真剣に聞いています。
講義のまえに、呉先生より張先生のご紹介
張先生の講義がはじまりました
ここでは、水循環システムを利用してエビの養殖をしています
有機肥料を利用したこの畑では5種類の野菜を栽培しています
男女2つのチームに分かれて、実験と観察を交代しながら行いました。
実験では、水の溶存酸素濃度や硝酸塩濃度の測定を行いました。きれいな水と汚れた水の両方を測って比較して、生命環境の維持のために水循環を制御することがいかに大事かを理解します。小学生には少し難しい内容になりますが、同じ水のように見えても測定器の数値や試薬の色が違ってくることに、子供たちは素直に興味を持って取り組んでいました。
観察は、バナメイエビ、モズクガニなどの養殖の様子を、実際に採ってみて観察しました。生きているエビやカニを間近で見ることはなかなかないので貴重な体験です。
水の溶存酸素濃度を測ります
酸素が少ないとエビが死んでしまいます
観察班はカニの養殖場に向かいます
大きなモズクガニがいました
水槽の中のバナメイエビを触ってみます
これは孵化してから3か月ほどたったエビ
水の硝酸塩濃度も測ってみました
(前回もやりましたね)
記録して比較してみます
実験・観察が終わったら、手を洗って昼食の時間です。
今回は昼食持参です。
今回は昼食持参です
おいしー!
こちらは芝生の上でピクニック気分
かわいー!愛情たっぷり弁当
昼食後一休みして、畑に植えている野菜たちの紹介をしていただいた後、冬瓜探しゲームを行いました。
2人1組になって、畑に成っている冬瓜を見つけてテントの前まで協力して運んでくるゲームです。一番大きい冬瓜を持ってきた組が勝ちになります。
冬瓜が一人で運ぶのは大変なほど大きく成っています。
協力して運んだり、一人で頑張って持ってきたり、転がして持ってきたり、みんな工夫しながら大騒ぎで運んできました。
二組がほぼ同じ大きさでの勝負となり見分けがつかないので、はかりで重さを測ってみました。
ここでも、両方とも11kgと同じ結界に。決着はつきませんでした。
畑とバイオ燃料・有機肥料製造施設を見学、メタンはちょっと臭いね。
冬瓜探しゲームが始まりました!
10kgの冬瓜、ひとりで持って大丈夫かな?
地下水で表面の泥を洗って落とします
午前中に学んだことをまとめてチームで発表します。
まずは、チームで全体のテーマを言った後、一人ひとりが書いた絵の説明をしてもらいました。
発表の時は、保護者の方々も参観されていたためか、緊張してなかなか言葉にまとめられない子もいましたが、なんとか頑張って全員発表することができました!
子供達の発想の豊かさに張先生も感心。皆さん、大変よくできました!
今日見たことをもとに、絵を描いていきます
グループで絵のテーマ(ストーリー)を決めて発表しました
女子グループのテーマは「エビ・カニのひみつ」
男子グループのテーマは「生き物の死とピーマンききいっぱつ」!
予定通り、14:30に終了。
冬瓜やエビなどのお土産を手に、みなさん満足した表情で帰宅しました。