信州大学 工学部

食・農産業の先端学際研究会

Advanced Disciplinary Research for Food and Agriculture Industrial Development

研究者紹介

(五十音順)

天野 良彦 学術研究院(工学系)教授
工学部長
工学部 物質化学科
専門:生物化学

酵素の反応機構と機能性物質の合成,および酵素の機能と分子構造の解析に関する研究を行っています

現在,バイオマス(生物資源)の有効活用が重視されていますが日本においては資源量が乏しく小規模ではなかなか実用化できませんその点を克服するために県内でもある程度栽培されているソルガムをカスケード(多段階)的に使い尽くす方法を研究しています.

大井 美知男 信州大学 名誉教授
専門蔬菜園芸学

天然物を利用したアブラナ科野菜根こぶ病,防除体系の開発地方品種の発掘と保護及び品種改良高冷地における持続型農業の確立などについて研究を行っています.

これまでにない新しいものを有形,無形にかかわらずつくりたいと思っています.今回の研究も新しい品種をつくり,イチゴの周年栽培という全く新規の栽培方法を工学分野の先生と共同で生み出そうとしています.

小林 一樹 学術研究院(工学系)教授
先鋭領域融合研究群 社会基盤研究所 AI・ロボティクス部門 部門長
工学部 電子情報システム工学科
専門:アグリテック,インタラクションデザイン

情報通信技術を活用し,AI (Artificial Intelligence)やIoT (Internet of Things)を応用した農園のモニタリングや,農業を支援するための研究を行っています. 

2006年国立総合研究大学院大学修了.博士(情報学).情報学と工学の立場からのICT農業のほか,インタラクションデザインやヒューマンエージェントインタラクションに関する研究にも従事.人工知能学会,農業情報学会,ヒューマンインタフェース学会,電子情報通信学会,日本ロボット学会,日本知能情報ファジィ学会,ACM各会員.

高木 直樹 工学部 特任教授・名誉教授
専門:環境工学(都市・地域環境,騒音解析,リモートセンシング)環境工学(音響・騒音解析),環境工学(熱環境、光環境)

都市域での住環境の把握,地方都市における気象調査及びクリマアトラスの作成,環境騒音の実測及びその解析,リモートセンシング技術による都市の土地被覆分類,植生の分類に関する研究,建築音響の実測及びコンピュータによるシミュレーション,持続可能なまちづくりの提案,ヒートアイランド現象の把握と解析などについて研究を行っています.

建築環境工学で学んだ室内の環境制御技術を農業に活かしていきたいと考えています.

高村 秀紀 学術研究院(工学系)教授
工学部 建築学科
専門:建築環境・設備

木製農業ハウスの断熱性能評価,高断熱・高気密住宅の省エネルギー,外断熱二重通気工法の性能評価,太陽電池・燃料電池・蓄電池による電力自給率の検討,換気負荷を低減させる換気システムの開発,潜熱蓄熱材の住宅への利用方法の検討,地中熱HPの性能評価などに関して研究を実施しています.

千田 有一 学術研究院(工学系) 教授
工学部 機械システム工学科
工学部 副学部長(産学連携・広報担当)
専門:制御工学

制御理論メカニカルシステムの制御モデリング状態推定理論機械学習信号処理精密機器制御振動制御農業機械への制御応用などについて研究を行っています.

中村 浩蔵 学術研究院(農学系)准教授
農学部 農学生命科学科
専門:食品分子工学・食品機能化学

ソバを原料とした降圧食品の開発,ソバを原料とした降圧食品の降圧メカニズムに関する研究,安定同位体標識化合物を用いた食品機能性成分の動態解析に関する研究,新規食品成分の食品機能解明などについて研究を行っています.

日本学術振興会特別研究員,JST科学技術特別研究員を経て2002年より信州大学農学部.伝統的な地域資源をリバイバルして新しい機能性食品を開発し,実用化する研究に取り組んでいます「発酵キョウバク」の実用化研究が,平成26年度戦略的基盤技術高度化支援事業(サポイン事業)に採択されました信州発の高血圧予防食品の実用化まで,あと一歩です.お楽しみに

藤縄 克之 工学部特任教授(研究)・名誉教授
専門:地水環境工学

いま,石油暖房に依存した農業施設に代わり地下水を熱源とする省エネ・持続可能型農業施設が脚光を浴びていますこの新方式は暖房のみならず冷房にも利用できるため1年をとおした安定栽培を可能にしました日本の施設園芸が新しい時代を迎えようとしています

松島 憲一 学術研究院(農学系)教授
農学部 農学生命科学科
専門:育種学,園芸学遺伝学

トウガラシ遺伝資源の収集・評価および系統分類トウガラシの辛味成分含量等諸形質の遺伝解析長野県など中山間地・高冷地での栽培に適したトウガラシ品種の開発および伝統品種の再評価他などについて研究を行っています.

トウガラシやソバをはじめとした農産物資源の遺伝学的,育種学的な研究を実施しています我々の農学的生物学的な研究結果が工学的分野と融合して大きな結果を生むことを期待しております

松澤 恒友 日本きのこマイスター協会 理事(元信州大学工学部特任教授)
専門:食品科学

きのこの生理活性作用について研究を行っています

人材育成研究部会では長野県特産農産物を素材に機能性等を付与した高付加価値製品の商品開発や6次産業化による新たな儲かる農林水産業の実現に向け技術革新を担う人材の創出を図っています

佐藤 真平 学術研究院(工学系)准教授
工学部 電子情報システム工学科
専門:計算機アーキテクチャ、FPGA、集積回路設計

高速,高効率な処理を実現するハードウェア設計について研究を行っています.

スマート農業分野でエッジ向けのアプリケーションに取り組んでいきます.
プログラムの並列化から専用回路の設計などのアプローチでエッジでのアプリケーションの高性能化を実現します.

青柳 悠也 先鋭領域融合研究群 社会基盤研究所 AI・ロボティクス部門 特任助教(琉球大学 農学部 助教
専門:農業機械学,農業情報工学,リスクアセスメント

農作業安全,農業機械作業の自動化などについて研究を行っています。 

農業の持続的な発展には,安全性・生産性の更なる向上が求められます。そこで,モデリングやシミュレーションを用いた農作業事故の発生メカニズムの解明と,実用的な性能とコストのバランスを考慮した農業ロボットの開発を目指します。
2020年東京農工大連合農学研究科修了.博士(農学).日本学術振興会特別研究員を経て2020年より信州大学先鋭領域融合研究群 社会基盤研究所に所属.農業食料工学会,日本機械学会,正会員.