2025年1月22日(水)
プログラミング教育の未来:段階的アプローチで育む社会に必要なスキル
プログラミング教育は、ますます重要なスキルとして位置づけられています。
教育段階ごとのプログラミング教育の現状を踏まえて、今後の教育において必要なことは以下の通りです。
1. 段階的なスキル構築
小学校から大学にかけて、プログラミング教育が段階的に導入されています。それぞれの学年に応じて適切なレベルの教育を行うことが重要です。小学校では「プログラミング的思考」を中心に、論理的思考力や問題解決能力を育成し、中学校では実際のプログラムを作成する実践的な技術を学び、高校ではアルゴリズムやデータ活用を深めます。このように、各段階で基礎から応用へとつながるスムーズな学びの流れを作ることが必要です。
2. 多様なプログラミング言語とツールの活用
小学校では、Scratchやmicro:bitを使ったビジュアルプログラミングが主流ですが、中学校や高校では、ArduinoやPython、JavaScriptといった実際のプログラミング言語を使用します。これらの言語やツールを段階的に学ぶことで、生徒たちに実社会で通用するスキルを提供できます。
大学入試においては、プログラムの構造理解やアルゴリズム、データ処理能力が求められます。そのため、実践的なプログラミング教育が高校で必要です。
3. 実社会との関連性を持たせる
プログラミング教育を実社会の課題解決と結びつけることで、学んだ知識がどのように活用されるかを理解させることが重要です。中学校では、プログラミングを使って社会問題を解決する課題に取り組むことが効果的です。また、高校でもデータ分析やセキュリティといった現実世界の問題に触れ、実践的なスキルを養うことが求められます。
4. 評価の方法
プログラミング教育は「創造的な思考」を養うことが目的の一つです。小学校では観察や記録を通じて学びを評価しますが、中学校以降では、作成したプログラムの実用性や効率性、アルゴリズムの正確さなどを評価の基準にすることが有効です。また、高校や大学では、プロジェクトベースの評価や実際に使えるプログラムを作成させる実践的な評価が重要です。
5. プログラミングと情報リテラシー教育の統合
情報社会において、プログラミングスキルだけでなく、デジタル情報を適切に活用できるリテラシー教育が求められます。特に情報セキュリティやプライバシーの問題に対する意識を高め、ネットワークやデータ活用の知識も深める必要があります。これらは、高校や大学入試においても重要な要素となります。
6. 教師の専門性の向上
プログラミング教育を進めるためには、教師自身がプログラミングスキルを身につけ、最新の教育ツールや教材に精通していることが必要です。教師のための研修や教材提供を充実させ、現場での実践力を高めることが重要です。
7. 生徒の自主的な学びを促す
プログラミングは一度学べば終わりではなく、常に新しい技術が登場します。そのため、生徒が自分で学び続ける力を身につけられるように、自己学習を促す方法(例えば、オンライン学習の導入やプログラミングコンテストの実施)を取り入れることが大切です。
これらのポイントを押さえて、段階的で実践的なプログラミング教育を提供することが、未来の社会で活躍できる人材を育成するために必要不可欠です。
2025年1月20日(月)
子どもの教育における読書の必要性と効果的な方法
近年、スマートフォンやタブレットの普及により、子どもたちが読書に触れる機会が減少していると言われています。
しかし、読書は子どもの知的発達や情操教育において非常に重要な役割を果たします。
このコラムでは、読書の必要性を改めて考察し、保護者や学校の先生がどのようにして効果的な読書習慣を身につけさせるかについて具体的な方法を提案します。
1. 読書の必要性とは?
(1) 言語能力の向上
読書を通じて、子どもは新しい語彙を学び、文法の構造を自然に身につけます。特に小学校低学年の段階では、物語を読むことで基本的な言葉の使い方を学ぶだけでなく、表現力が豊かになります。また、書かれた文章を繰り返し読むことで、読解力が向上し、他の学習分野にも良い影響を与えます。
(2) 思考力・想像力の育成
物語を読むことで、子どもたちは登場人物の気持ちを想像し、物語の展開を予測する力を養います。このような経験は、論理的思考や問題解決能力の向上に直結します。例えば、ファンタジー小説を読むことで、「もしこの世界に魔法があったら?」といった仮説を立てることができ、創造力を高めることができます。
(3) 集中力・忍耐力の向上
長い文章を読み進めることで、子どもは集中力を養うことができます。読書は、ゲームや動画とは異なり、目の前の文章に意識を集中させる必要があります。この過程で「最後まで読みたい」という意欲が生まれ、忍耐力も鍛えられます。
(4) 情緒の発達
読書は、子どもが他者の立場を理解し、共感力を育む手助けをします。物語の登場人物の気持ちを追体験することで、自分とは異なる立場の人々に対する理解が深まり、社会性の基盤が築かれます。
(5) 学力向上
読解力が高い子どもほど、算数や理科、社会といった他の教科の理解力も向上すると言われています。文章問題を正確に読み取る力や、教科書の内容を深く理解する力は、すべての学習に共通する重要なスキルです。
2. 効果的な読書の方法
読書の重要性を理解した上で、次に保護者や学校の先生がどのように子どもたちに効果的な読書習慣を身につけさせるかを考えていきましょう。
(1) 興味・関心に合わせた本を選ぶ
子どもが「読みたい!」と思う気持ちを育てるためには、本人の興味に合った本を選ぶことが大切です。例えば、恐竜に興味がある子には図鑑、スポーツ好きの子にはアスリートの伝記、ファンタジーが好きな子には冒険物語など、選択の幅を広げることが重要です。
(2) 読書の環境を整える
読書に適した環境を整えることで、子どもが自然と本に親しむ習慣を作ることができます。例えば、自宅のリビングに「家族の本棚」を設置し、親子で一緒に本を選ぶ時間を作ると、子どもも自然と本に手を伸ばすようになります。また、学校では図書室の利用を促進し、休み時間や授業の合間に気軽に本を手に取る機会を増やすことが有効です。
(3) 読書の時間を決める
毎日決まった時間に読書をすることで、習慣として定着しやすくなります。例えば、寝る前の30分や朝の登校前など、生活リズムの一部として読書を組み込むと、無理なく続けられます。
(4) 音読のすすめ
小さな子どもには、親や先生が本を読んであげる「読み聞かせ」が効果的です。音読を通じて、子どもはリズムやイントネーションを学び、語彙力が強化されます。また、子ども自身が音読を行うことで、文章の構造を理解しやすくなり、読む力が向上します。
(5) 読書後の感想を共有する
読書の効果を最大限に引き出すためには、読んだ後の振り返りが重要です。家族で食事の際に「今日読んだ本について話してみよう」と促すことで、読んだ内容を整理し、理解を深めることができます。学校でも「読書ノート」を活用し、自分の感じたことを自由に書かせることで、表現力の向上にもつながります。
(6) デジタル読書の活用
電子書籍やオーディオブックを活用することで、読書の幅を広げることができます。特に通学時間や移動中にオーディオブックを活用することで、読書習慣を無理なく継続することが可能です。ただし、紙の本とは異なり、集中力を保つことが難しい場合があるため、使用時間のルールを決めることが大切です。
(7) 読書の楽しさを伝える
保護者や先生自身が読書を楽しむ姿を見せることが、子どもにとって最も良い手本となります。家族やクラスで「読書週間」を設けたり、図書館や書店に一緒に行く機会を作ることで、本の世界の楽しさを伝えましょう。
3. 読書を習慣化するためのサポート
読書を習慣化するためには、家庭と学校が連携してサポートすることが重要です。
家庭でのサポート
毎日の読書の時間を設ける
子どもの興味に合わせた本を一緒に選ぶ
読書の感想を話し合う場を作る
学校でのサポート
読書タイムの導入(朝読書など)
学年ごとにおすすめの本リストを配布する
読書感想文やブックレビュー活動を取り入れる
まとめ
読書は子どもの成長にとって欠かせない要素であり、言語能力や思考力、情緒の発達に多大な影響を与えます。
保護者や学校の先生が積極的に読書の機会を提供し、興味を引き出しながら、日々の生活に無理なく取り入れていくことが、長期的な習慣づくりにつながります。
デジタル時代においても、読書の大切さを忘れず、子どもたちと一緒に本の世界を楽しむことが重要です。
2025年1月18日(土)
宿題って本当に必要なのか?
「ICT教育を進めたいけれど忙しくて……。」
「何を教えたらいいのかわからない。」
「ICT教育を学ぶ暇がない。」
「タブレットやパソコンを使った授業は効果があるのだろうか?」
GIGAスクールサポーターとして2年間、ICT支援員として1年半、小中学校にお伺いしてきました。
その中で、先生方や子どもたちにパソコンやアプリの使い方を教え、ICT教育の支援や授業提案を行ってきました。
現場で感じた一番の問題は、 「先生方の時間が足りない」 ということです。
先生方はやることが多すぎて、子どもたちに向き合う時間が不足しています。
このような状況で、ICT教育を行うのは非常に困難です。
私たちICT支援員も、先生方の負担を軽減しながらICTを活用する方法を日々模索していました。
その中で私が注目したのは、「宿題」の存在です。
「宿題」について調べてみると、その本来の目的は次のように定義されています。
・家庭学習を通じて学習習慣を身につけさせる。
・自分で勉強する習慣を育む。
・わからないことをわかるように努力する力を養う。
しかし、私自身の小学校時代を振り返ると、「宿題」はこれらの目的を達成していたとは言い難いものでした。
むしろ、私にとって宿題は苦痛以外の何物でもありませんでした(笑)。
もちろん、他の子どもたちには役立っていたかもしれませんが、現代の教育現場では「宿題」に課題があると感じています。
現代の教育現場における宿題の課題
現在の教育方法は時代遅れになりつつあり、教育環境そのものが崩壊の危機にあると感じています。
古い教育方法にしがみつくことで、先生方の負担は増大し、子どもたちの未来に向けた教育が滞っています。
その中で、全国の一部の学校では「宿題の廃止」を実施し、「主体的な家庭学習」を取り入れる動きが出てきています。
宿題廃止の効果
宿題を廃止した学校では、以下のような効果が見られています。
・子どもたちが家庭学習に主体的に取り組むようになった。
・わからないことを自分で学ぶ習慣が身についた。
・先生方の残業時間が減少した。
・宿題に取られていた時間がなくなり、子どもたちに向き合う時間が増えた。
主体的な家庭学習がもたらす可能性
宿題を廃止し、主体的な家庭学習を取り入れることで、本来の「宿題の目的」を達成できるだけでなく、先生方の手間が減り、時間の余裕が生まれます。
その結果、先生方の心にも余裕ができ、ICT教育を進めるための時間やリソースを確保することが可能になるのではないでしょうか。
2025年1月16日(木)
小学校卒業までに取得すべきスキルとその方法
小学校卒業までに身につけるべきスキルは、学問的な基礎力にとどまらず、社会的・感情的な成長を促すために非常に重要です。これらのスキルは、子どもたちが中学、高校、さらにはその先で成功を収めるための基盤を築く役割を果たします。
特に、情報技術の進展に伴って、ICTスキルや問題解決能力、協力・コミュニケーションスキルの重要性が増しています。本稿では、小学校卒業までに取得すべきスキルとその習得方法、そして現状の教育環境でこれらのスキルの達成を阻害する要因、さらにその解決策について考察します。
1. 基本的な学力の習得
まず、基本的な学力を習得することは最も重要なスキルです。これには、算数、国語、理科、社会の基礎的な知識と理解を深めることが含まれます。
国語:読む力、書く力、話す力をバランスよく育成することが求められます。これには、読解力を高めるために、児童が多様なジャンルの文章を読んだり、自分の考えを文章で表現する力を育てることが重要です。また、音読やディスカッションを通じて、表現力を養うことも欠かせません。
算数:計算力はもちろん、問題解決力や論理的思考を育むための学習が必要です。算数の問題を解くことによって、子どもたちは考える力を育て、数学的な思考方法を習得することができます。
理科と社会:自然界の現象や社会の仕組みについての基本的な理解を深めることが、知識を広げるだけでなく、思考力や探求心を養います。実験や調査を通じて、観察力や分析力を高めることが大切です。
これらのスキルを身につけるためには、家庭での読書や親との対話、学校での探求学習や実験、グループ活動を通じて実践的に学ぶことが効果的です。
2. ICTスキル(情報リテラシー)の習得
21世紀における情報化社会では、ICT(情報通信技術)スキルは欠かせません。小学校の段階から、以下のようなスキルを習得することが重要です。
インターネットの利用:インターネットを使って情報を検索したり、学習する方法を学ぶことは、将来の学びの基盤を作ります。また、インターネットを利用する際の注意点(個人情報の保護やネットいじめの予防など)についても、早い段階で教育することが重要です。
プログラミングの基礎:簡単なプログラミングを学ぶことは、論理的思考や問題解決力を養うために有効です。例えば、Scratchなどを使って、遊びながらプログラミングの基礎を学ぶことができます。
デジタルコンテンツの作成:文章作成や画像編集、プレゼンテーションを作成するスキルを身につけることも重要です。これにより、創造力や表現力を養い、自己表現の方法を学ぶことができます。
ICTスキルは、特別なソフトウェアを使った学習や、インターネットを活用した情報収集活動を通じて身につけることができます。また、授業の中でICT機器を活用したアクティブラーニングが有効です。
3. 協力・コミュニケーションスキル
協力して問題を解決する力、他者と円滑にコミュニケーションを取る力は、社会で成功するために必要不可欠です。これを学ぶためには、学校でのグループ活動やディスカッションを積極的に取り入れることが大切です。
グループワーク:課題解決を共同で行うグループワークは、協力とコミュニケーションのスキルを育むために有効です。互いに意見を出し合い、合意形成をする過程で、対話力やリーダーシップを養うことができます。
プレゼンテーション:自分の考えをわかりやすく伝えるためのプレゼンテーションスキルも重要です。発表の練習を通じて、他者に説明する力や自信を身につけることができます。
4. 社会的・感情的なスキル
小学校卒業時には、自己理解と他者理解を深め、感情をコントロールする力を身につけることが求められます。これには、道徳教育や生活指導を通じて、自己肯定感や共感力を育むことが大切です。
自己理解と自己肯定感:自分の強みや弱みを理解し、他者と比較して自己評価をしない力を育むことが、精神的な健康に寄与します。小学校では、自己表現の場を提供し、子どもたちが自信を持てるようにサポートすることが重要です。
共感力:他者の気持ちを理解し、協力する力を育てることも、社会に出たときに重要なスキルとなります。共感力は、集団活動を通じて自然に養われるものです。
1. 教員の負担と研修不足
現在、多くの小学校では、ICT教育やプログラミング教育を進めるための十分な準備が整っていない場合があります。特に、教師自身が新しい技術に不安を抱えていることが、効果的な教育の実施を妨げる一因です。
解決策:教員向けのICT研修を強化し、最新の教育技術を活用するためのスキル向上を支援することが必要です。また、他の教育機関や専門家との連携を深め、共同で研修を行うことが有効です。
2. 教材とインフラの整備不足
一部の学校では、ICT機器やインターネット環境が十分に整備されていない、また整備されていてもトラブルが頻発する場合があります。
このような状況では、ICTを活用した学習が難しく、学習効果が限定されてしまいます。
解決策:政府や地方自治体によるICT機器の提供や、教育インフラの整備を進めることが求められます。特に、貧困層や地方の学校では、このような支援が重要です。
3. 学力格差
経済的な背景や家庭環境によって、子どもたちの学力や学習環境に格差が生じていることがあります。特に、教育機会が限られている家庭の子どもたちは、ICTスキルや学力の面で遅れを取ることが懸念されます。
解決策:学習支援のための地域コミュニティやボランティア団体との連携を強化し、特別支援が必要な家庭へのサポートを充実させることが必要です。また、学校が主体となって、家庭との連携を密にすることも効果的です。
小学校卒業までに取得すべきスキルは、学力だけでなく、ICTスキルや社会的・感情的なスキルも含まれます。
しかし、現状の教育環境では、教師の研修不足、ICT環境の整備不足、学力格差など、さまざまな課題が存在します。
これらの課題に対しては、教育機関の支援強化や、社会全体での協力が必要です。
子どもたちが将来、社会で活躍するために必要なスキルを身につけられるよう、教育環境の整備と支援が重要な鍵となります。
2025年1月14日(火)
普通の販売員になる方法 その1 【ジャパネットのように売る!】
私は長年、販売の仕事に携わってきました。
これからこのコラムでもその販売に関することも書いていきたいと思います。
今回のお題は【ジャパネットのように売る!】ですね。
「本日、お勧めする商品はこちらになります。」
「今、話題の◯◯◯◯をご紹介いたします。」
「こちらの◯◯◯◯は主婦の方に大人気なんですね。」
「まずはこちらをご覧ください。」
「凄いですよね。」「便利ですよね。」「こんなに軽い。」「こんなにお手軽なんです。」「びっくりしますよね。」
「見てください、この出来上がり。」「すっごく美味しい。」
「なんとこの◯◯◯◯は今回、このお値段でご提供します。」
「この番組を見て頂いている方だけの特典です。」
「今回、この◯◯◯◯を限定◯◯◯台、ご用意しました。」
「今から◯◯時まで受付いたします。」
「時間を過ぎると受付できませんのでお気をつけください。」
「非常に人気の◯◯◯◯は限定◯◯◯台だけですので、お早めにお申し込みください。」
「◯◯時までの受付になりますので、電話が繋がりにくい場合がございますので、お早めにご連絡ください。」
「皆様のご連絡お待ちしております。」
ざっくりですが「ジャパネット」のススメ方はこんな感じではなかったかと思います。
このジャパネットの販売手法で目につくのが、
・表情
・声の強弱
・ボディランゲージ
・商品の強調(魅力・価格)
・スムーズな商品案内
・短時間に最大限の情報の提供(お手軽・簡単・便利・軽い・美味しい)
・締め切り(◯◯時まで)
・限定(◯◯◯台だけ)
・急かせる(電話が繋がりにくい)
まだ細かなテクニックはあるかとは思いますが、私達販売員にも参考になる部分が沢山あると思います。
ここで私が注目するのはお客様に即決して頂くためのクロージング「煽りのテクニック」です。
「限定◯◯◯台だけですよ。」「◯◯時までの受付なので時間が過ぎると手に入りませんよ。」
「欲しいと思っていても早く電話しないと繋がらなくて時間切れになるかもしれませんよ。」
この「煽りのテクニック」は人間の心理を使った手法なので最強なんですね。
もうねっ、このテクニックは何でも使えるんですよね。
昔、親戚から電話がかかってきて、
「メールでお金振り込んだけど大丈夫やろか?」って
「ええっ何で振り込む前に俺(私)に電話せんやったとね。」(強めの口調で)
「えっでも、今日の夕方4時までに10万円振り込まないと告訴されますってメールがきたから・・・・・・。」
やられたぁ〜、親戚は振り込め詐欺の被害にあったんですね。
ここで人間心理を突いた「煽りのテクニック」を使われてしまい、まんまと騙されてしまったんですね。
「何度もご連絡したのですが、ご返答がありませんでした。」
「当方としても払って頂かないとと思い法的手段を取ることにしました。」
「本日の夕方4時までにお貸ししていた10万円をお返し頂ければ告訴はいたしません。」
「お振込頂けるようでしたらこちらの方へご連絡ください。振込口座をお伝えいたします。」
このようなメールがスマホに届いて、それを見て本人は見に覚えは無いけどびっくりして頭の中が真っ白になったんです。
・お金を返してください。
・返さないと告訴します。
・時間までに貸したお金を返えせば告訴しません。
そんなメールを見たものだから冷静な判断ができなくなって、焦ってお金を振り込んでしまったんです。
それってまんま「煽りのテクニック」なんですね。
まぁ、被害が10万円とニュースになるような何千万円の振り込め詐欺ではありませんでしたが、
今では事あるごとに話題(笑い話)にあがります。
本人はあの10万円があったら色々買えたのにぃって、今でも悔しがっていましたけど仕方ないですよね。
本人にとっては高い勉強代になりました。( ̄▽ ̄;)
2025年1月13日(月)
自分で作ることの楽しさと思い出
ゲイラカイトの思い出
「自分で作ればいいじゃないか。」
親父のその一言が、私の人生を変えたのかもしれません。
今から50年以上前、冬休みやお正月が近づくと、必ず凧を作って飛ばしていました。ただ、正確に言えば、あまり飛ばなかったのです(笑)。図鑑に載っているさまざまな凧の作り方を参考にしながら、何度も自作しました。でも、出来上がった凧を空に放つと、うまく飛ばずに落ちて壊れる。その繰り返しでした。
そんなある日、弟が「ゲイラカイト」という商品を手に入れました。それは今までの凧とは全く違い、走らなくても風を受けてスルスルと空高く上がっていくのです。その光景に衝撃を受けた私は、すぐに自分も欲しくなりました。しかし、当時の私にはその高価なゲイラカイトを買う余裕がありません。
そんな私の様子を見ていた親父が、ふと一言。
「自分で作ればいいじゃないか。」
「えっ、自分で作る?」
と驚く私に、親父は弟のゲイラカイトをじっと見ながら、家にあったビニール風呂敷や細い角材、接着剤などを使ってゲイラカイトのような凧を作ってみせました。そして、裏の空き地に行き、それを実際に飛ばしてみると……なんと、めちゃくちゃよく飛ぶではありませんか!
ただし、風が強すぎたり、地面に落ちたりするとすぐに壊れてしまう「ゲイラカイトモドキ」。それでも、「自分でゲイラカイトを作れる!」ということが嬉しくて、その後は何度も作っては壊し、また作り直して飛ばす、という日々を楽しんでいました。
その頃から、親父は角材を削って船を作ったり、竹で竹とんぼを作ったりと、いつも「買わなくても作ってしまう」人でした。そんな親父の背中を見て育ったせいか、「自分で作る」「自分で直す」ことは、私にとって自然な習慣となっていきました。
現代だからこそ大切な「自分で作ること」
振り返ると、あの頃の経験が私の人生に大きな影響を与えています。ただ物を作るだけでなく、創意工夫を楽しみ、試行錯誤を繰り返す姿勢。それは現代社会でも、ますます重要なスキルだと感じています。
今の時代は、便利で高性能なものが簡単に手に入ります。でも、そんな時代だからこそ、自分の手で何かを作り上げる体験には、特別な価値があります。それは「物を作る楽しさ」だけでなく、「自分で何かを生み出せる」という自信や、「新しいことに挑戦する自由」を得られるからです。
子どもたちにも、今の時代の「ゲイラカイト」にあたるものをただ与えるだけではなく、「自分で作る楽しさ」を伝えられたら、どれほど素晴らしいでしょうか。初めて自分の作った凧が飛んだときの感動や、壊れた凧を修理して再び飛ばせたときの達成感。それらは、未来を担う子どもたちの創造力やチャレンジ精神を育てる土台になると思います。
現代には、DIYやクラフト、さらにはプログラミングや3Dプリンティングといった新しいモノづくりの手法が溢れています。どれも「自分で作る」楽しさを現代版にアップデートしたものです。どんな時代でも、この楽しさは色あせることなく、人々の心に響き続けるでしょう。
私にとって、あの「ゲイラカイトモドキ」を作った日々は、単なる思い出ではありません。それは、何度失敗しても諦めず挑戦することの大切さを教えてくれた原点です。そして、その経験は今の私を形作っています。
これからも、「自分で作ることの楽しさ」を伝え、試行錯誤の素晴らしさを多くの人と分かち合っていきたいと思います。
2025年1月12日(日)
タイピングの魅力と可能性:紙とペンを超えるアウトプット体験
長年、ブログやコラムなど、さまざまな文章をタイピングで書き続ける中で、多くの効果を実感してきました。
かつては文字としてアウトプットするには、紙に鉛筆やペンを使い、最初から書き出す必要がありました。
しかし、パソコンでのタイピングであれば、どの部分からでも何度でも修正や追記が可能で、非常に効率的です。(消しゴムで文字を消す必要もありませんね!)
一方で、タイピングの弊害も自覚しています。
それは、「漢字を覚えられない」「いざペンで書こうとすると書けない」といった問題です。
それでも、現代では「紙にペンで書く」機会が減少していると感じます。
それ以上に、タイピングで文字を打つことで、短時間に大量の文字をアウトプットできるという利点があります。
結果として、文章力の向上にもつながると考えています。
最近気づいたのは、**「頭で思っていること以上の文章がタイピングによって引き出される」**ということです。
紙にペンで文字を書く場合、どうしても頭で考えたことを文字にするまでにタイムラグが生じます。
しかし、タイピングでは頭で考えていることが直接反映され、その結果として、考えている以上の文章が生まれることがあります。
今のように、世の中の流れが速い時代において、タイピングスキルを身につける重要性はますます高まっています。
私がGIGAスクールサポーターとして伺った小学校の中には、タイピング授業に積極的に取り組んでいる学校もありました。
そうした学校では、小学3年生でも適切な指導を行えば、わずか3ヶ月で一般成人レベルのタイピングスキルを習得することが可能です。
実際、授業中に児童とタイピングスキル対戦をしたことがあるのですが……結果は完敗でした。(涙)
2025年1月9日(木)
Aくんのはなし
「佐々木先生が来るのを楽しみにしているんですよ。」
ある日、教頭先生がそう言ってくださいました。
教頭先生のお話では、Aくんは学校になかなか来ようとせず、来ても1日過ごすことが難しい児童とのこと。
しかし、プログラミングの授業の日だけは特別だったようです。
「Aくんは、佐々木先生が来てプログラミングを教えてくれる日が楽しいみたいなんです。」
Aくんは普通の児童ですが、情緒が不安定で学校生活に困難を抱えていました。
私は教頭先生のお話を聞き、次のように答えました。
「そうですか、わかりました。Aくんのために、もっと楽しいプログラミングの授業を準備します。」
それ以来、私はAくんのためにマンツーマンでプログラミング授業を行うようになりました。
しかし、Aくんはプログラミングの習得が早く、教える側としても新しい内容を準備するのに頭を悩ませるほどでしたね。
それでも、彼が一生懸命に取り組む姿を見るのは本当に嬉しかったです。
特別支援学級でのICT活用の可能性
Aくんとの経験を通じて感じたことは、「問題を抱えている児童がいるクラス(特別支援学級)こそ、もっとパソコン(クロームブック)を活用した授業を取り入れるべきではないか」ということです。
特別支援が必要な子どもたちはパソコンが大好きで、それを学習に活用しない手はありません。
ICTツールを使えば、彼らの興味を引き出し、集中力を高める効果が期待できます。
ただし、現場ではまだICT教育が手探りの状態であり、先生方の負担が大きいことも事実です。
それでも、AくんのようにICTを通じて学ぶ喜びを感じられる子どもたちが増えるよう、
もっとパソコンを活用した授業が広がることを願っています。
2025年1月7日(火)
久留米でリアルセミナーを開催します!
新年、あけましておめでとうございます。
本年も宜しくお願いいたします。
昨年も私にとっては激動の1年でした。
色々、いろいろあって・・・・・、人には言えない。(笑)
現在、様々な業務?に携わっており、知り合いに「年末年始、人手が足りていないのでお願いっ」
て言われてホテルのバンケットの仕事に入っていました。
忘年会に新年会、バタバタと忙しい日々を過ごしました。
「正月元旦に仕事始めって・・・・・、まぁよかろう。」って、どうせ正月は暇なので仕事してました。
でっ本日は久しぶりのお休みをいつものマックでコーヒーを飲みながらまったりとこのコラムを書いています。
さてさて話題は変わりますが、2月に久留米でリアルセミナーを開催します。
内容は、
ChatGPTはじめの一歩
生成AIを知る・使う・学ぶ
本セミナーでは、昨今話題となっている生成AI(ChatGPTなど)の「基礎の基礎」を知り、
使い、理解することを目的としています。
「生成AI(ChatGPTなど)って何ができるのか分からない」
「そもそも生成AIとは何?」
「生成AIの使い方が分からない」
こんな疑問をお持ちの方にピッタリの初心者向けセミナーです。
これまで生成AIに触れたことがない方でも、安心してご参加いただけます。
セミナーでは、生成AI(ChatGPT)の実際の操作を体験していただきながら、
基本的な使い方を習得し、これからの社会でどのように活用できるかを学んでいただきます。
目指すのは、生成AIを活用するための「ファーストステップ」!
生成AIが私たちの生活やビジネスにどのような可能性をもたらすのかを、
この機会にぜひ体感してください。
昔はよくリアルセミナーを毎月開催していましたので、久しぶりのセミナー楽しみです。
まぁ、参加者ゼロで「エアーセミナー」にならないことを願っています。(笑)
詳細情報は近日中にお知らせします。
2024年12月31日(火)
「石橋を叩いても渡らない日本人」「橋がなくても川を渡る外国人」
元、ICT支援員の佐々木です。ICT教育に約3年半携わりました。
長らくビジネスの世界で活動してきて、教育に関することには触れてこなかったのですが、
縁あってICT支援員として小学校と中学校のICT教育のサポートを行う中で、
現状の教育の問題点が見えてきたように思います。
「石橋を叩いて渡る」ことわざにありますよね。
頑丈な石橋を叩いて確認しながら渡ると日本人ならではのことわざだと思います。
この精神が日本人のものづくりにも現れていて「壊れない・長持ち」の製品を数多く発明してきました。
外国人の考えは少し違っていて「とりあえず作ってしまおう。何か問題が発生したら都度対応しよう。」と
失敗を恐れず何事にもチャレンジします。
「石橋を叩いても渡らない」
失敗を恐れてチャレンジさえしない日本人が多くなってきているように思います。
一つに日本の教育にもあると考えます。日本の教育では極端に「失敗」を恐れます。
失敗は悪だと植え付けられているように思います。
なので1度でも失敗すると「自分はだめな人間だ」と考えて、チャレンジしなくなります。
チャレンジしなければ「成功」も「失敗」もありませんよね。
その点、佐々木は「ダメ人間」で何をやっても失敗続きな人生でしたが、チャレンジだけは怠りませんでした。
63歳の現在では「失敗」の中から少しずつスキルを身につけ、多少「成功」を導き出せるようになりました。
どれだけ成績が良くても、どれだけいい学校を卒業しても、どれだけいい会社へ入っても、
「失敗を糧として自分の成長に繋げられるチャレンジャー」
でなければ、この流れの早い時代では取り残されてしまいます。
「チャレンジし失敗しても、その経験はプラスだよ。」
そのように先生方には子供たちに教えてほしいと願っています。
2024年12月30日(月) windows95の思い出
年末になり久しぶりの休日をマクドナルドでコーヒーを飲みながらまったりしています。
ふと昔のことを思い出しました。
1995年11月23日の午前0時に発売されたwindows95、その発売に私も携わっていました。
何日も前より、深夜0時に発売開始の告知を行い、
「お客様は買いに来てくれるのか?」
そう思っていましたが、当日の深夜0時前には大勢のお客様が集まっていました。
「深夜0時にも関わらずこんなに集まるなんて」
私自身も興奮した記憶があります。
私自身もパソコン(NEC PC9821cs2)を使っており、当時のOSはwindows3.1。
そのパソコンが使えるかと言われると起動も動作も遅く、お世辞にもパソコンを触って自己満足しているだけ・・・・、でしたね。
「windows95がでるらしいよ。」
「ふぅ〜ん、新しいOSがでるんだ。」
その位にしか思っていませんでしたが、発売前に届いたwindows95アップグレードパッケージを購入し、
早速、自分のパソコンにアップグレードインストールを行いました、結果は・・・・・。
「なんだこれは!」
「パソコンがサクサク動く!」
「パソコンスペックは変わらないのに、OSが変わっただけでこんなにもかわるなんて!」
当時の衝撃は半端なかったですね。
私(佐々木)のパソコン人生はあそこから始まったように思います。
今ではスマホやタブレットが主流ですが、やっぱりパソコンの方が好きですね。
※ この文章は生成AI(ChatGPT)で校正していません。自分の文章で書きたいですからね。(笑)
2024年12月11日(水) 佐々木コラム始めました!
本日より、こちらのサイトでコラムを始めます。
元々、コラムを書く予定だったのですが、伸び伸びになってしまい今日に至ります。
なぜ、急にコラムを書く気になったかというと
生成AI、特にChatGPTの影響により書くようにしました。
最近は毎日のようにChatGPTを活用し、特に文章生成を行っているのですが、
「なんか、これは自分の文章ではない。」「気持ち悪ささえ感じる。」
そうなんです。ChatGPTに文章生成を行う事に自身の思考が停止する感覚が強くなってきたんですね。
「こっこれはマズイ!」
で、生成AI活用アシスタントの皐月さんへ相談しました。
「ChatGPTのような生成AIを使うと、確かに便利さが目立ち、自分の考えを補完してくれる場面が多くあります。それが「自分の思考が停止しているように感じる」ことにつながるかもしれません。」
「AIの生成物をそのまま使うのではなく、「自分だったらどう書きたいか」「この情報が本当に正しいか」と考える癖をつけると、思考停止を防ぎやすいです。」
そのように皐月さんからアドバイスをもらい、自身の考えや文章力の低下を防ぐためにもコラムを書こうと思い立ちました。
元来、日本人なのに日本語さえおぼつかない私自身がコラムを書くとなると大変です。
まぁ、これから頑張ってコラム書いていきます!