(学生)遠隔授業サポート
遠隔授業について
1. 遠隔授業の種類
遠隔での授業の形態はさまざまです。各専攻や授業科目によって、教員がさまざまな方法を考えてくれています。担当教員からの指示に従い、履修の準備をしてください。使用するツール、授業の進め方が授業ごとに異なり、戸惑うことがあるかもしれません。皆さんには不便なことも多いと思いますが、教員はできる限りスムーズに授業を進める工夫をします。皆さんも、この状況は社会で使えるICTを学ぶ貴重な機会であると捉え、積極的に授業に取り組んでください。具体的な授業のパターンとしては、以下のような形態があります。
同時双方向型(テレビ会議方式など)・・・Zoom、Google Meetなどのツールを用いて、リアルタイムに授業を行う形態です。対面授業に近い形で授業を行うことができる一方、学生の環境によっては不具合が生じる可能性もあります。
オンデマンド型・・・あらかじめ作成しておいた授業の動画、音声付きPowerPoint、音声のみやテキストのみの情報を用いて、学生がオンデマンドで(時間割上の授業時間外でも可)学習を行う形態です。この場合でも、学習内容に対する教員と学生との間の 双方向のやりとりを必ず行います。双方向のやりとりの例として、以下のような方法があります。
時間割上の授業時間内に、リアルタイムのQ&Aやディスカッションを行う(映像、音声、テキスト、授業時間内のメールのやりとりなど)
時間割通りの時間ではなく、幅を持たせて(一週間など)メールのやりとりなどを行う(ただし、大部分の授業は、時間割上の授業時間内に行われる予定です)
2. 教育用ICTシステムとは?
皆さんが東京女子大学で学生生活を送るためには、さまざまな教育用ICTシステムの利用が必要になります。例えば、履修科目の登録や成績確認を行うための学生用Webシステム、講義資料の閲覧、レポートの提出などを行う学習支援システムなどがあります。これらのシステムを利用するためには、皆さんが「東京女子大学の学生である」ことを確認する手続きが必要です。東京女子大学では、この手続きに「学内統一パスワード」を用います。具体的に、皆さんは以下のようなシステムを利用することになります。
東女Gmail:電子メール。大学からの連絡事項などがメールで送られてきます。
CampusSquare:履修登録、成績確認などを行います。
WebClass:学習支援システム。出席確認やレポート提出などを行います。
その他、大学内で利用するシステムやサービスについて詳しく知りたい方は学生ポータルサイトをご確認ください。
3. 遠隔授業に用いられるツール
遠隔のみで授業を行う際に最も大切なことは、大学と確実に連絡が取れる通信手段を確保することです。そのため、東女Gmailは必ず確認できるようにしておくこと、さらに東女Gmailを定期的にチェックすることを習慣づけてください。電子メールで課題を提出する授業が多く存在します。また、何かトラブルが発生したときには、メールで問い合わせを行うことになります。これまで以上に、メールのチェックを怠らないよう心がけてください。その他のツールについて、以下にいくつかの例を紹介します。授業によってはこれ以外のツールを用いる場合もあります。
Zoom ・・・オンライン授業を実施するためのツールです。そのため、同時双方向型の授業ではZoomが用いられることが多いです。
(参照)Zoom
WebClass / Google Classroom・・・教材の配布や課題提出、課題へのフィードバックに用いられます。授業の出欠確認にはWebClassを利用する先生も多いです。
(参照)
その他、Googleドライブによる共同作業や、先生独自のWebサイトなどが用いられる場合もあります。
4. 準備が必要なもの
WindowsまたはMac
オンライン授業はスマートフォンで視聴できますし、学習支援システムにアクセスすることも可能です。しかし、大学での学びのためには、レポート作成などの作業にWindowsまたはMacの環境が必要です。遠隔授業をスムーズに受講するためにも、WindowsまたはMacの環境を準備しましょう。
システム要件(無線でインターネットに接続できること)
オペレーティングシステム(Windows または Mac OS)
RAM(8 GB 以上)
画面の大きさ・ディスク容量(各自の環境に合わせて好みのものを選んでください)
その他必要な機器
スピーカーとマイク: PCに内蔵されていればそれが使えます。大学内で使う場合は他の利用者もいるので、ヘッドセットやマイクの付いたイヤホンを使ってください。(情報処理教室PCは丸形端子のイヤホンのみ使用可能。iPhone用イヤホン、Bluetoothイヤホンは使用できません。)
ウェブカメラ: PCに内蔵されていればそれが使えます。オンライン授業の視聴のみであれば、カメラは無くても構いません。
インターネット環境
自宅から授業を受けるには、たくさんの動画を見ても問題ない環境が必要です。自宅でスマートフォンをWi-Fi接続しているという人は問題ないですが、モバイル接続している人はご注意ください。データ容量が足りず、授業が受けられなくなるかもしれません。容量無制限のインターネット回線利用をお勧めします。
5. 必ず行う必要があること
履修登録を行ったり、遠隔で授業を受講するためには以下2つの確認が必須です。確実に利用できる状態であることを確認してください。
学内統一パスワードの確認: 学内統一パスワードで各種システム(CampusSquareなど)にログインできることを確認してください。パスワードが分からず、ログインできなくなってしまった場合は以下を参照してください。
(参照)[Q&A] 学内統一パスワード
東女Gmailの確認: 大学と皆さんとのやりとりは原則メールで行われます。重要なお知らせが送られて来ますので、確実に送受信ができるよう設定し、1日1回以上、メールが届いているかどうか確認するようにしてください。
(参照)メール
Q&A 遠隔授業全般について
Q. 教科書はどうなるのですか?
A. 教科書販売は通信販売(代金引換)で行います。購買センターのサイトよりご注文ください。
Q. プリント配布などがある場合、どのように対応する予定ですか?
A. 授業によって異なりますが、WebClass、Google Classroom、Google Drive、先生独自のWebサイト、電子メールなどを利用して資料が配布されます。詳細は各授業の担当教員に問い合わせてください。
Q.受講中にトラブルが起こらないか不安です 。
A. 遠隔で授業を実施すれば、途切れをはじめ、その他さまざまなトラブルは必ず発生するでしょう。授業担当の教員はそのような場合を想定して授業の計画を立てています。
Q. 学期末の試験はどのように行われるのでしょうか ?
A. 試験については各科目のシラバスを参照してください。通常のように学内での試験を予定している科目もあります。ただし、試験期間にどのような状況になっているかは予想できないため、状況によっては遠隔での試験に変更になる場合があります 。
Q. 今年から本格的に卒業論文を執筆予定の4年生です。卒業論文を書くにあたって、先行研究や参考文献が必要だと思うのですが、そういった文献を調べるために図書館や専攻オフィスに行くことは可能でしょうか?
A. 設備の詳細は図書館WEBページをご確認ください。
自宅での電子資料の使い方や現在フリーアクセスとなっている電子資料についても紹介しています。学習にお役立てください。
Q. 数学系の授業を遠隔授業で受講するイメージがわかず、授業をしっかり理解できるのか不安です 。
A. 担当教員により方法はさまざまですが、数学の授業ではスライドもしくはテキストを配布する、音声つきスライドをストリーミングで視聴する、Zoomで板書を交えながら実況解説する、もしくはその録画を視聴する、などの方法があります。また、個別の質疑応答や受講者の議論には、メールやWebClassなどを用いたテキストベースのものや、ZoomもしくはGoogle Meetを用いた動画・音声によるリアルタイム方式があります。ゼミについてはZoomを用いたリアルタイムの討論も候補になります。
(参照)
Q. 教職免許で必須のプログラミングの授業がどのようになるのかが不安です 。
A. 教職免許「数学」に必須の「プログラミング」は、Pythonを各自のコンピューターにインストールする必要があります。インストールは複雑ではないのですが、数多くのプログラムを作って実行してもらうため、コンピューターが使える状況にない場合は難しいでしょう。数学専攻で、教職のためだけにこの科目を履修する、かつ、プログラミング関係の他の授業を履修しない場合、来年度以降に履修しても構いません。
Q. 情報の科目について、自分のPCに必要なソフトが入っていない場合のサポートが気になります 。
A. 有償のソフトウェアのインストールを前提とした授業は行いません。大学でライセンスを取得していて、皆さんの自宅のPCにもインストールが可能なソフトウェアMicrosoft 365(サブスクリプション型の新しいOfficeアプリ )やMATLABなどを利用するか、オープンソースなど、無償で利用できるソフトウェア(JavaやPythonなど)を利用します。ただし、それらのソフトウェアのインストールや設定は自分自身で行う必要があります 。
(参照)
Q&A PCなどの環境について
Q. 自分を写せるカメラやマイクは必要なのでしょうか?
A. 授業の形態に依存しますが、オンライン授業の視聴のみであればカメラは必要ありません。スピーカーとマイクはあった方が良いでしょう。マイクと一体型になったヘッドセットや、スマートフォン用のイヤホンマイクを利用することができます。少人数のゼミ形式の授業など、カメラが必要な場合もありますので、詳細については各授業の担当教員に問い合わせてください。
Q. 基本はPCで受講したいと考えていますが、PCにカメラは内蔵されていません。
A. 授業の形態に依存しますが、オンライン授業の視聴のみであればカメラは必要ありません。上の質問の回答を参考にしてください。
Q. PCが古く、重たいソフトを入れると動きが悪くなることがあります。
A. 大学での学びのためには、レポートや卒業論文の作成など、ある程度のスペックのPC環境が必要です。できれば、授業に支障のないスペックのPCを準備しましょう。
システム要件(無線でインターネットに接続できること)
オペレーティングシステム(Windows または Mac OS)
RAM(8 GB 以上)
画面の大きさ・ディスク容量(各自の環境に合わせて好みのものを選んでください)
その他必要な機器
スピーカーとマイク: PCに内蔵されていればそれが使えます。大学内で使う場合は他の利用者もいるので、ヘッドセットやマイクの付いたイヤホンを使ってください。(情報処理教室PCは丸形端子のイヤホンのみ使用可能。iPhone用イヤホン、Bluetoothイヤホンは使用できません。)
ウェブカメラ: PCに内蔵されていればそれが使えます。オンライン授業の視聴のみであればカメラは必要ありません。
Q. スマートフォンしか利用できるものがないので不安です。
A. できれば、授業に支障のないスペックのPCを準備しましょう。上の質問の回答を参考にしてください。経済的な事情などにより準備が難しい場合は、アドバイザーの先生に相談してください。また、情報処理教室の利用もできます。
(参照)
6. 遠隔授業において禁止される行為
遠隔授業の履修にあたり、授業妨害・プライバシー侵害を招く恐れのある以下のような行為を禁止します。これらは「東京女子大学学生懲戒規程」第4条第3号にある (3) 情報倫理に反する行為 として罰せられます。
遠隔授業に際し、受講者だけに配布されたIDやパスワードを受講していない他者と共有すること
遠隔授業の様子を担当教員と出席者の許可なく写真や動画などで撮影・録画・録音して、SNSなどで共有すること
遠隔授業で配布された資料などを担当教員の許可なく、履修者以外に再配布・共有すること