『おいがこがんしうろ』『おらすとですか?』‥‥有田弁など、方言とは表現に暖かみを添えますね。
もちろん英語にも方言があります。たとえば "I'm going home "はイギリスのCumbria方言では "as gurn yam" に、Geordie方言では "Ahm gannin hyem" になります。Yorkshire 地方では "Thank you" が "Thank thee"と昔の英語(?)のようになり面白いですね。それで "英" 語と一口に言っても、そこにはかなりのバリエーションがあることを頭の片隅に入れておきたいと思います。いわゆるネイティブと話すとき、全然 聞き取れなくてアセることもあるかもしれませんが、実はそのネイティブのほうが訛っている場合もあります。
方言とは異なりますが、アメリカに"Ebonic(エボニクス)"と呼ばれる話し方があります。アフリカ系アメリカ人の中に このエボニクスの話者がいます。いろんな特徴がありますが、たとえばbe動詞を省略したり( It's OK → It OK )、th の発音が fの発音になったり( both → bof )と、興味深いです。10年くらい前にはこのエボニクスを学校で教えるか否かについて、米国内で人種問題を絡めた論議が起こったこともあります。
何が『標準』語なのかについて意見が分かれることもありますが、RP( Recieved Pronunciation )について知っておいて損は無いでしょう。細かいことはさておき、アッパークラスの英語です。日本では「敬語」というものがあり、これをきちんと使うことができれば良しとされています。それで欧米人から「きちんとした日本語を教えてほしい」と言われた時、「じゃあ敬語を教えようかな」と思うかもしれません。ところが彼らの「きちんとした」という表現は、RPを念頭に置いたものである可能性があります。つまりその発音だけで「上流階級に属している」あるいは「良い教育を受けた」ことが明らかになる言葉遣いです。なんだかマイフェア・レディの世界ですね。最近の映画ではノッティングヒルの恋人なんかは面白いかもしれません。ヒュー・グラントとジュリア・ロバーツの言葉を聴き比べたり。
最後に、「ビートルズなどは英語の学習に良いか」についてですが、一つのツールとしてはいいんじゃないでしょうか。わたしたちが習う文法からすると、"間違い"が敢えて含められてはいますが(涙の乗車券 "she don't care"など)。でもそれを言い始めたら、そもそも the Beatles ですからね。ビートルズで英語の学習、おいはアリだと思いよるです。
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