コンプライアンス・マニュアル(抜粋)
はじめに
多様化する社会情勢のなか、企業に対する社会的責任や公共的使命を要請する機運が高まっています。特に金融業界では倫理的側面からの要請が高まっています。それらに対応するためには、企業並びに企業を構成する全ての役職員が、法令や社会的規範を遵守するとともに強い倫理観をもって企業活動を遂行することが重要な社会的責務であるとの認識が必要です。また、その様な経営姿勢こそが企業や顧客との関係を健全に築き上げ、仕事を通じて社会の発展に貢献していくことに繋がり、さらにはそれによって企業が社会から高い信頼と評価を得ることができると考えます。
このコンプライアンス・マニュアルは、当社の役職員が例外なく守らなければならない基本原則とそれを実践するための要綱をまとめたものです。全てを網羅するものではありません。このマニュアルに無い問題や複雑な案件等に疑問を感じた場合には、躊躇することなく社内で話し合いを提起してください。問いそのものをたてることを忘れがちですが、常にコンプライアンスという観点から見直す姿勢が重要です。倫理法令等遵守にかかわる判断の基準が、最後には、自分自身の良心にあること、そして高潔なる人格にあることを再確認してください。
私たちは、公正かつ適切な企業活動を通じて、顧客の利益と金融市場の健全な発展、さらにはそれによって社会の発展に貢献することを目指します。ビジネスはフェアであることを基本とし、社会を豊かにすることを使命とします。
平成24年11月1日
GVCアセットマネジメント株式会社
代表取締役 寺本 義雄
コンプライアンス宣言
GVCアセットマネジメント株式会社は、コンプライアンスの実践が経営の最重要課題の一つであり、その実践・徹底が当社の経営の基盤であることを強く認識し、企業活動において求められるコンプライアンスを実践した誠実かつ公正で透明性の高い、顧客利益を第一に考える忠実な企業活動を遂行します。
その実現を目指し「コンプライアンス基本方針」を次の通りとします。
あらゆる法令・諸規則等を遵守し、「法的責任」を果たします。
社会的使命を自覚し、具体的行動の実践により、「社会的責任」を果たします。
誠実・公正な業務遂行と、社会的良識に従うことにより、「倫理的責任」を果たします。
行動規範
当社および役職員は、業務遂行にあたって次のことを規範とします。
当社業務のもつ社会的責任と公共的使命を認識し、健全な業務運営を行ないます。
あらゆる法令・諸規則等を遵守し、社会的常識に従って、公明正大に業務を遂行します。
すべての関係者の人権を尊重し、社会経済の健全な発展に貢献します。
金融・資本市場の担い手として社会的使命を自覚し、誠実・公正に業務を遂行します。
顧客の利益を第一に考え、忠実に信頼される業務の遂行に徹します。
事実は事実として認識し、正直に報告し誠実に行動します。 誤解させたり隠蔽・糊塗するような報告や行動はしません。
誤りや違反に対しては、積極的に問題解決のための取組みを行ないます。
利益と倫理が相反する場合には、迷わず倫理を選択します。
業務上知り得た顧客情報の取り扱いには細心の注意を払い、守秘義務を全うします。
反社会的な勢力に対しては、断固として対決する姿勢を貫きます。
上記の行動規範を遂行するにあたっては、次の問いを自らに投げかけます。
法律に違反していませんか?
家族に自信を持って話すことができますか?
新聞やテレビに発表されても堂々としていられますか?
誰かにつけ込まれるすきを与えることにはなりませんか?
自分だけが汗をかかずに楽ができる近道ではないですか?