活動レポート・お便り


活動レポート

・最新レポート

親子造形「工作タイム」1月26日(木)開催


 親子で一緒に制作や感触遊びを楽しむ親子造形。今回はフィンガーペインティングを行いました。フィンガーペインティングとは指や手に直接絵の具をつけて絵を描く技法のこと。セサミでは口に入ってしまっても安全なように、小麦粉と水に食紅を加えたものを絵の具として使いました。

 いつもと違うお部屋の雰囲気に、これから何が始まるのか興味津々の子どもたち。まず、スタッフがやって見せると、「やってみたい」と絵の具の入った紙コップに手を伸ばします。最初から紙コップの中に手を突っ込む子もいれば、指に少しだけつけて触感を確かめる子も。感触に慣れてきたところで、画用紙に絵を描いていきます。指先でチョンチョンと色を紙にのせたり、両手を使って紙いっぱいに描いたりと思いおもいに仕上げていきます。絵の具の少し冷たくてペタペタした感触が苦手な子も、ママが「赤と青を混ぜたら何色になるかな?」と声をかけながら色をあわせていき、次第に色が変化していく様子に興味が湧いたのか、自分の指でも試していました。初めてのことでもママと一緒だと挑戦する勇気が出ますね。

 最後には洋服だけでなく、顔にも絵の具がつくほどからだ全体を使って楽しむ姿も見られ、家ではできないようなダイナミックな工作タイムとなりました。


パパ講座「子どもの応急手当」 2月4日(土)開催


 好奇心旺盛で、何でもやってみたい子どもたち。時にはパパやママがヒヤッとすることも…。セサミに来るパパやママから怪我の対応を気にする声を聞きます。いざというときに慌てないためにも応急処置の仕方を家族で学んでおくことが大切ですね。この日は新座消防署の救急救命士の方にお越しいただき、子どものための応急処置を教わりました。

 「心肺蘇生法」は誰にでもでき、その場でできる最大の手当とのこと。119番通報をして救急車が到着するまでの応急処置が重要だそうです。そこで覚えておきたいのが「胸骨圧迫」と「AED」の使い方です。胸骨圧迫では手がポンプの役割をするため、肋骨が折れてしまっても心臓まで届くことが重要だそうです。また、心臓が痙攣したときのAEDの使い方も教わりました。

 救命士による心肺蘇生法のデモンストレーションのあとに、人形を使って実践しました。大きな声で助けを求めたり、近くにいる人に指示を出すパパやママの眼差しは真剣そのもの。「頭では分かってはいたが、体験したことでより勉強になった」「AEDを初めて触って使い方がわかった」と、いざというときの心構えができたようです。

 子どもの事故で多いのは「窒息・誤飲」です。誤飲したときの異物除去法として、子どもを逆さにして背中から首に向かって叩く、背部叩打法も学びました。誤飲したときには普段との違いがないか、顔色は悪くないかなど観察することも大事だそうです。誤飲防止の予防として、まずは家の中に子どもが口に入れてしまう小さいものはないか、チェックしておきたいですね。

 子どもを助けるためには、そばにいるパパやママの応急手当が大切なことを学び、即戦力を身につけることができたようです。




・過去のレポート

親子造形「工作タイム」 1月25日(木)開催


 親子造形は、毎回親子一緒に楽しめるものを考えています。今回は、フィンガーペインティング。その名の通り、指や手を使ってお絵描きを楽しむもので、直接触れることで絵の具の感触を知り、混ぜ合わすことで色の変化を見て楽しめます。

 セサミでは安全性の観点から、口に入れても大丈夫な材料として、小麦粉と水を使います。とろとろになるまで温めて、それぞれの鍋に赤・青・黄の食紅を入れたらカラフルな絵の具の出来上がり。この絵の具は事前に準備しておきます。

 当日は汚れてもいい服装で来てくださいとお伝えし、子どもも大人も準備万端。スタッフが、紙コップ入りの絵の具を指で触って見せながら配ると、ためらいなく指をつっこむ子、大人の様子をうかがっている子、反応はさまざまでした。絵の具の感触が気に入った子は、指と手だけでは物足りず足も使って描いていました。画用紙は個人用の小さい紙とみんなで描ける子どもの身長よりも大きな紙を用意しました。同じ三色の絵の具を使っていても、色の混ぜ方や、指の使い方で、それぞれ違った色の作品が仕上がりました。画用紙の余白がなくなると、最後は自分の顔にお化粧のようにペタペタと塗っていました。鏡でその自分の姿を見て、嬉しそうにはにかんでいる姿もありました。親御さんからは「家ではこんな自由にさせてあげられない」と感想もありました。

 他の子の行動に誘われて、大胆に遊びが展開していく様子は、集団ならでは。みんなで一緒に体験するからこそ、こういう楽しい連鎖が生まれるのですね。「親子造形」は今後も定期的に開催する予定です。



ふたご・みつごのびーんずサロン 1月10日(水)開催

 セサミで定期的に行っているふたご・みつごの親子の会「びーんずサロン」。同じ立場のパパ・ママ同士で情報交換したり、ゆっくりおしゃべりをする時間です。コロナ禍でもずっと活動を続けてきましたが、人数制限もあり、たくさんの親子が集まる機会も少なくなっていました。日常の生活が戻り、また少しずつびーんずの輪が広がっていき、今回は5組の親子の参加がありました。この日は緊張しながらも初参加の親子も。それでもすぐに打ち解けて話が弾むのは、同じふたごを育てる親同士だからこそ!「ふたご同時の寝かしつけどうしてる?」「二人一緒の食事は大変!」「でも二人で一緒に遊んでいるときはかわいいよね♡」と会話が次々と飛び交います。また、兄姉がいる親同士は上の子とのかかわり方や、保育園入園に関する心配事などの話も出ていました。嬉しいことも大変なことも、わかり合える仲間と話すことで少しだけ気持ちが軽くなったり、ときには涙が出てきそうなことも...。セサミで遊ぶ子どもたちをそばで見守りながら話ができるので、大人もリラックスできる時間となりました。

 参加者から、「こういう場所が近くにあったらよかった」とう声も聞かれ、子育ての合間のリフレッシュになったようでした。

 びーんずサロンは、プレママ・プレパパも大歓迎です。妊娠中から参加してくれた方が出産後に先輩ママパパとして戻ってきてくれることもあり、びーんずのつながりが続いています。ふたご・みつごのママパパも、これから赤ちゃんを迎えるご家庭も、ぜひ一度セサミに遊びに来てくださいね。


パパママプレイス 11月29日・12月6日・13日(火)開催


子育て仲間を作って、一緒に子育てを楽しもう!という「パパママプレイス」。家でも職場でもない、パパやママの居場所に

なれたらいいなあ...と始めた会です。3週連続の会には8組の親子が参加。パパの参加もあり、賑やかにスタートしました。初回は親子の交流の時間では、パパやママの得意なことや好きなこと、趣味の話、さらには推し活の話など...!パパやママ自身の話を沢山聞くことができました。いつもは子どもの話が中心になることが多いですが自分の話をする時間も大切ですね。子どもたちも自然と他のママのお膝にちょこんと座っていて、リラックスした光景も見られました。

 最終週に予定している、パパママのお楽しみ企画のテーマは「クリスマス」に決定し、「フォトスポット」と「クリスマスリース」を作ることになりました。2週目からは皆で話し合いながら準備を進めます。手分けして作業を進めながら、手が空いているママやパパがお互いの子どもを自然と見守る姿には心強いもの

を感じました。子ども同士も、毎週会うことですっかり馴染み、一緒に笑い合ってはしゃぐ微笑ましい姿もありました。

 そして、いよいよ最後のお楽しみ企画では「フォトスポット」が完成。かわいいサンタの衣装を身につけて記念撮影をしました。「クリスマスリース」作りは折り紙の得意なママがリードしてくれて作業が進みました。ママたちは、一人ではゆっくりできないことも、皆と一緒にできてリフレッシュになったと話してくれました。

 3回の交流を通した家族以外の大人や子どもとのふれあいは、大人にも子どもにも貴重な経験となったようです。これからもセサミで子育ての輪が広がっていけたらいいですね♪


テーマトーク「子育ての困りごとどうしてる?」 11月22日(火)開催 


 11月は「児童虐待防止月間」で、オレンジ色のリボンを目にする機会も多かったのではないでしょうか。セサミでは毎年、この月間にテーマトーク「子育ての困りごとどうしてる?」を行っています。

 今回は7組の親子が参加してくださいました。最初に日頃子育てをしていて困っていることや、悩んでいることを書き出してもらいます。すると「離乳食を食べない」「歯磨きを嫌がる」「動くのでおむつ替えが本当に大変!」といった悩みに、「うちの子も一緒」と大きく頷く姿が見られ参加者の多くが共通した悩みを持っているようでした。少人数に分かれてグループトークを始めるころには、ママ達の肩の力も抜けリラックスした様子で、困りごとへの工夫やアイディアが活発にあがり、「その方法いいですね」「今度試してみようかな」と新しい発見もあったようです。また、「頑張って作った離乳食を食べてもらえないと悲しい気持ちになりますよね」と子育て中のママ同士だからこそ分かり合える気持ちを口にすることで少し晴れやかな表情になっていました。

 参加者からは「子育ての悩みが一緒で自分だけではないとホッとした」「小さな心配事でも話すとスッキリすることが分かった」「子育て中のママと話ができて嬉しかった」との感想が寄せられました。子育て中は一人悩んで不安になったり、孤独を感じてしまうこともありますよね。セサミはいつでも親子が安心して話をできる場所を心がけているので、是非お話をしに来てくださいね! 



0歳ごまちゃんくらぶ 8月・9月開催


 同じ0歳児を子育て中のママやパパ同士、ゆっくりお話ができる「0歳ごまちゃんくらぶ」。コロナ禍でも同年齢の親子がつながることのできる場所を作りたいと、セサミで毎月開催しています。丸く輪になりふれあい遊びからスタートすると、最初は少し緊張気味のママやパパも「わぁ、かわいい~」「何か月ですか?」と自然と声を掛け合い、気がつけばニコニコの笑顔に。同じ0歳児でも 3,4 ヶ月のねんねの子、「あーうー」とお話しする子、ハイハイやつかまり立ち、つたい歩きする子...様々なお子さんが集まるので、我が子の少し先の成長の様子がイメージできるようです。少人数のフリートークでは「後追いしますか?」「離乳食はどうしていますか?」「仕事復帰の時期を迷ってて」「ママ友付き合いの距離感ってむずかしいですよね」など、子育て中だからこそ共感できる話題や情報交換などで盛り上がっていました。最近では LINE 交換する姿も見られ、「LINE 交換できて良かっ

た♪」「やっと大人と話せて嬉しい」「他の子の様子もわかって良かった、何よりリフレッシュできました」と、喜びの声も聞こえてきます。初めての子育ては、誰でも手探りからのスタート。ぐずったり大泣きしたり、すぐ眠ってしまったり...予想外の事ばかり!赤ちゃんとの初めてのお出かけが心配なマやパパでも、「0歳ごまちゃんくらぶ」なら安心して支援センターデビューができますよ。二人目、三人目の方も、下の子のママ友・パパ友ができた、子育てが孤独ではなくなったと、毎月楽しみにされている方も多いので、ぜひ足を運んでみてくださいね。



キッズファーム「とうもろこし収穫」7月6日(水)開催


 夏が旬の野菜のとうもろこし。子どもたちが大好きな野菜の一つですよね。

 セサミでは、児童センターの向かいに広がる尾崎ファームさんの畑で、親子で「とうもろこし」の収穫体験をしました。コロナ禍で休止していたため、約3年ぶりの開催となりました。梅雨の天気が心配される中でしたが、皆の願いが届き、曇り空の下で無事に行われました。

 参加したのは4組の親子。収穫体験は初めての子どもたちです。帽子に長ズボン、汗ふきタオル、軍手と、畑に入る準備はバッチリ。パパやママも、お子さん以上にわくわくした様子でいざ畑へ向かいました。畑でお出迎えしてくださった尾崎さんに、おいしいとうもろこしの見分け方や、収穫の仕方を教えていただきました。

 とうもろこしは、一本の茎に2~3本実をつけ、その中でも一番上に実ったものが一番大きくておいしいそうです。片手で茎をしっかり持ってもう片手で実をねじってもぎとると、収穫できます。

 子どもたちの背よりも高く伸びたとうもろこし畑を目の前に、じっくりと選ぶまなざしは真剣そのもの。「この大きいのがおいしそう」「これに決めた!」と選ぶと「えいっ」ともぎとります。一生懸命に探して収穫した子どもたちの額には汗が光り、顔はにこにこ満足そう。とうもろこし

を大事そうに抱えて持ち帰りました。

 尾崎さんおすすめのおいしい食べ方は、シンプルに茹でて食べることだそうです。自分で収穫した、フレッシュなとうもろこしのおいしさは格別でしょうね♪

 キッズファームでは、自然に親しみ親子で野菜の収穫を楽しむことができます。自分で収穫した野菜を食べることで食に興味を持つようになってくれるといいですね。

 次回のキッズファームは9月「枝豆」10 月「さつまいも」の収穫を予定しています。ぜひご参加くださいね!



お父さん応援月間 6月開催

 

 父の日にちなんで6月は「お父さん応援月間」でした。今年もセサミではお父さんの育児を応援するイベントが盛りだくさん。お父さんのためのプログラム「Hi Dad」では「父親の役割とは?」「父親が子育てをするとどのような影響があるのか?」など様々なデータを用いて学びました。理想の父親像や日頃している育児について父親同士で話し合う時間もあり、参加者からは「子育てに対する取り組みを一度見直してみようと思った」「父親の役割を再認識した」との感想が聞かれ、自身の育児を振り返る機会となったようです。

 また、「パパも一緒にびーんずサロン」にも沢山のお父さんが参加してくれ、同じふたごを持つ親同士で交流しながら賑やかなひと時を過ごしました。

平日もお父さんがお子さんと遊びに来ることが珍しくないセサミですが、6月はいつも以上にお父さんの姿が多く見られる一ヶ月となりました。

 今年の4月からは改正育児・介護休業法が段階的に施行され、父親の育児を後押しする風が吹きはじめている今、セサミはこれからも変わらず、子育てをするお父さんを応援していきます!



二人目で育休を取得したセサミパパに聞いてみました (3 歳男の子・4 ヶ月の女の子のパパ)


Q.育休をとるきっかけは?

 第二子の出産が近づくにつれ産後の子育てについて妻と話し合うようになりました。「買い物はどうしよう?」「食事はどうしよう?」「上の子の面倒はどうしよう?」など ...。近くに義父母も住んでいるので、協力はしてくれると思いますが、頼りっきりでは迷惑を掛けてしまうのではと考え、育休取得するに至りました。育休の期間は、妻の体が回復するまでと考え、一ヶ月半にしました。( 本音を言えばもう少し長い期間で取得したいと思っていましたが、育休期間中は収入が減り、ボーナスにも影響するので長く取れませんでした。) 役割分担としては、家事全般と上の子の面倒を私がして、妻は赤ちゃんの面倒を見ていました。上の子と遊ぶときはよくセサミを利用しておりました。仲の良い友達やスタッフの皆さんが良く遊んでくれるので私も束の間の休憩になっていました。


Q.よかったことは?

子どもの成長を見続けられたことだと思います。特に赤ちゃんの成長スピードはとてつもなく早く、一週間も経てば別人のようになります。第一子の時一緒にいる時間が少なく、今となっては勿体ないことをしたと後悔しております。


Q.大変だったことは?

 上の子に手を焼くようになった点です。今まで自分一人に向けられていた時間が減ってしまい、きっと嫌な思いを沢山させてしまったのかと思います。たまにですが、妻と上の子の 3 人だけで遊びに行くようにしています。普段我慢させてしまっているので、こういう時間を作ってあげるよう心掛けています。


Q.最後にひとことお願いします

育休取得を検討しているパパがいましたら、取得をすることをぜひおすすめします。その後の育児にプラスになること、必ずあります!

施設のお便り

・ru・se・mi通信 

NPO法人新座子育てネットワークが運営する2つの施設と利用者支援事業の子育て通信「ru・se・mi(るセみ)通信」

 

「ru」:新座市立栄保育園地域子育て支援センターるーえんの「る」

「se」:児童センター地域子育て支援センターセサミの「セ」

「mi」:利用者支援事業みーての「み」



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