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イントロダクション
インタラクションデザインとは、人間が直接操作するデジタル製品、環境、システム、サービスなどを設計することである。
(人間や機械の)振る舞いのデザイン
インタラクションデザインは、あくまでも設計分野であり、科学とかエンジニアリングとは大きく異なる。〜あるべき姿を想像し、構想していく活動
インタラクションデザインは、本質的に人間的な仕事でもある。
ゲシュタルト理論によれば、人間はものを個々の機能や属性の集合体としてではなく、統一された全体として、周囲との関係に置いて認識する。 〜 比較的単純な製品であっても、全体として、世界における文脈の中で考えなければならない
ユーザーインターフェイスのデザインよりもはるかに広い範囲を対象としている。 〜 インタラクティブな製品のデザインでは、デジタル製品とはなにか、何をするものなのかという問題の核心が非常に難しいのである。
(UXについて) 私たちは、そもそもエクスペリエンスをデザインすることが可能かどうかに疑問を持っている。
品質はコンテキストによって決まる
優れたデザインを作りたければ、実際にその製品とインタラクションする人々のことを本当に理解するという難しい仕事を避けるわけにはいかない。
Chapter1 ゴールダイレクテッドデザイン
人間本位のデザインとは何か
ユーザーの好み、ニーズ、モチベーション、コンテキストを理解すること
ビジネス、技術、ドメイン(対象分野)の可能性、必要条件、制約を理解すること。
以上の知識を基礎として、形態、内容、振る舞いが役に立ち、使いやすく、魅力的でありながら、技術的経済的にも実現可能性のある製品を作るための計画を立てること。
尊大なデジタル製品:デジタル製品やソフトウェアは、たびたびユーザーを質問攻めにする。 〜 偉そうに、人をバカにするのもほどがある。まったくイライラするぜ。
デジタル製品はコンピュータの思考様式を人に強いる
デジタル製品は寒々とした振る舞いをする
デジタル製品は人間に重労働を強いる
振る舞いのデザインは、ビジュアルやブランドだけの問題ではなく、コンテキストの知識を必要とするまったく新しい問題なのである。
ビジネス上のゴールを達成することだけを考えてデザイン、製作された製品は、最終的には失敗する。ユーザーの個人的なゴールにも配慮しなければならない。
ユーザーはなぜ、行動、作業、行為、操作を行うのだろうか。