nijihahama
山口県光市にある虹が浜.非常にきれいな砂浜です.山陽本線の光駅から歩いて行くこともできます.
大潮の干潮時にのみ,砂州が姿を現します.ここが今回の調査対象です.
干出した砂州の上にはたくさんのリップルマーク(砂蓮模様)が見られます.
スナモグリ類の巣穴もあります.
大潮の最干潮以外は,このように冠水しています.瀬戸内にしては波あたりが強い場所です.
調査ができるのは,ほんのわずかな時間です.
砂州の堆積物の剥ぎ取り標本(垂直断面)です.
トラフ型の斜交層理(ななめの模様:砂州の移動によってできる構造です)と,白斑状の生痕が見られます.
白斑状生痕の水平断面.私はこれを「Large Macaronichnus」と呼んでいます.
詳しくは2011年に受理された私の論文を参照してください.
白斑状生痕の形成者Travisia japonica オフェリアゴカイの仲間です.
砂州が冠水しているときには,波間にキンセンガニが泳いでいるのを見ることができます.
コツをつかめば,たくさん採集できます.
数分の間に,こんなにも採集することができます.
砂州の堆積物には,スナモグリの仲間もたくさん生息しています.
その巣穴開口部の写真.どんな巣穴構造をしているのでしょうか???