著書(Books/Book Chapter)

[01] 平舘俊太郎, 楠本良延, 吉武 啓, 馬場友希 2010 「土壌が支える生物多様性」  pp. 131-148 身近な自然の保全生態学 生物多様性を知る, 根本正之編著, 培風館

http://www.amazon.co.jp/%E8%BA%AB%E8%BF%91%E3%81%AA%E8%87%AA%E7%84%B6%E3%81%AE%E4%BF%9D%E5%85%A8%E7%94%9F%E6%85%8B%E5%AD%A6%E2%80%95%E7%94%9F%E7%89%A9%E3%81%AE%E5%A4%9A%E6%A7%98%E6%80%A7%E3%82%92%E7%9F%A5%E3%82%8B-%E6%A0%B9%E6%9C%AC-%E6%AD%A3%E4%B9%8B/dp/4563078107

初めて分担執筆(のさらに一部)させていただいた本です。

[02] 馬場友希 2014 「クモ類」(p76-79)「クモ類解説」(p108-109), 田んぼの生きもの識別図鑑, (一社) 地域環境資源センター

コンパクトで持ち運びやすい図鑑です。田んぼのフィールドワークに、生き物観察会にぴったりの図鑑です。クモの部分を担当しています。

[03] 馬場友希 2015 「水田のクモ」 pp.139-160 環境Eco選書11 クモの科学最前線:進化から環境まで,宮下 直編著, 北隆館,  ISBN: 978-4832607613

水田のクモのパートを執筆しました。2000年発刊の「クモの生物学」にさらにクモと環境との関わりを加えた点が画期的です。クモ学の確かな歩みを実感できる一冊です。

[04] 馬場友希・谷川明男 2015 「クモハンドブック」 pp. 112. 文一総合出版 ISBN 978-4829981283

http://www.amazon.co.jp/%E3%82%AF%E3%83%A2%E3%83%8F%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%96%E3%83%83%E3%82%AF-%E9%A6%AC%E5%A0%B4-%E5%8F%8B%E5%B8%8C/dp/4829981288

初めて丸々一冊執筆した本(図鑑)です。日本に1600種もいるクモの中から思い切って100種のみ厳選しました。掲載種の選定にあたって、共著者である谷川明男さんとかなり議論しました。この100種はあくまで初めの一歩、しかし、これをしっかり覚えれば確実に次の一歩を踏み出せる、そんな図鑑です。

[05] 馬場友希 2015 「居候先に合わせて進化するイソウロウグモ」pp. 32-34 (日本自然保護協会 会報 「自然保護」シリーズ 新・生命の輪 56)

D論の内容をコンパクトにまとめました。ややマニアックな内容なので書くのに苦労しました。編集者さんにかなり助けて頂きました。

[06] 馬場友希 2016 「第7章 ところ変われば宿主も変わる:盗み寄生者チリイソウロウグモの宿主適応」 奄美群島の自然史学―亜熱帯島嶼の生物多様性, 水田 拓編著 (東海大学出版会 分担執筆)ISBN 978-4486020882

分担執筆で、奄美大島で行ったチリイソウロウグモの研究内容(博士論文)について書かせていただきました。なぜこの研究を始めたのか?その経緯や苦労話も書いています。イソウロウグモの研究はうまくいかない事が多すぎて心が折れそうになりましたが、主要な部分を論文化することができ(Baba et al. 2007 Ecological Entomology; Baba & Miyashita 2005, 2008 Acta Arachnologica; Baba et al. 2012 Animal Behaviour; Baba et al. 2013 Population Ecology )、その過程を一つの記録としてまとめられた事を嬉しく思います。

[07] Yuki Baba and Koichi Tanaka 2016 Environmentally friendly farming and multi-scale environmental factors influence generalist predatory community in rice paddy ecosystems of Japan. pp.171-179 NIAES Series No.6 Link

分担執筆で「土着天敵プロジェクト」の成果の概要を書きました。執筆当時、まだ論文としてまとまっていないデータ(unpublished data)が多かったので後ろめたい気持ちがありましたが、主要なデータはその後論文化(Baba et al. 2018 BioControl; Baba et al. 2019 Journal of Insect Conservation; Baba et al. 2023 Wetlands)できたのでほっとしています。

[8] 馬場友希 2019 「クモの奇妙な世界 その姿・行動・能力のすべて」 家の光協会.

「学生の頃にこんな本を読みたかった」という完成像をイメージしながら執筆しました。執筆にあたって、編集者の中山淳也さんには大変お世話になりました。また富樫裕介さん・鍋田哲平さんには素晴らしい本のデザインを手掛けていただきました。改めてここに御礼申し上げます。ページ超過で全ての知見は詰め切れませんでしたが、悔いはありません。イラストのみで写真は一切ありませんが、この本で少しでも実物のクモに興味を持った方はぜひクモの名前でWeb 検索したり、野外に出てクモを観察してみてください。

朝⽇新聞(2019年10月05日)、産経新聞(2019年11月17日)、読書人(2019年11月16日)、日本農業新聞に書評が掲載されました。

本編に収録できなかったコラムはNoteに掲載していただきました。

「クモの呼び名」

https://note.com/hikari_book/n/ncd962ce5b652

[9] 馬場友希 2020 「1-31 衛生動物としてのクモ」「1-80 クモの防除法」「1-47 刺咬被害の原因になるクモ類の見分け方」「1-57 クモの採集・調査法」衛生動物の事典. 朝倉書店 分担執筆

衛生動物としてのクモ、防除法、毒グモの見分け方、採集調査法などを解説しました。防除法についてはあまり文献がなく、さらに経験も乏しいので書くのにやや苦労しました。

[10] 馬場友希・鈴木佑弥・谷川明男  2021「クモの巣ハンドブック」

クモハンドブックの続編となるハンドブックです。今回はクモ本体でなく、クモの巣からクモの種やグループを特定できる図鑑を作りました。

[11] 馬場友希・福田宏編著 2022 「新種発見!見つけて、調べて、名付ける方法」山と渓谷社

SNSのつぶやきがきっかけで、様々な新種発見のエピソードが集まり、結果書籍になりました。多くの人が分類学に興味を持つきっかけになると良いです。

準備中×2