2月のコラム(少女J代⇒ガンナム⇒のび太君)

Post date: 2014/02/28 5:12:32

どうもこんにちは。飯田こと、いいちゃんです。

香港在住組の方、日本帰国組の方、他国でご活躍の方、お元気ですか?わたしは、元気にしています。

さて、矢嶋さんからのバトンを引き継ぎ、2月のコラムを担当することになりました。宴会部の活動内容については、すでに「クリパ衣装?」をテーマに書いてもらいましたので、わたしからは、J'sとアジアカップについて、いち個人として思うところを書いてみたいと思います。

わたしが香港に来てからというもの、早いもので2年と9ヶ月が過ぎました。ふりかえれば初めてJ'sの門を叩いたのは、香港に来て、住まいも決まった3週間後の週末のこと。日本からの引っ越し荷物と一緒に船便で届いたバッシュを持って、「さぁどーする」といった感じで、ホームページをチェック。これがJ'sとの出会いで、三浦さんのIT活動にはすごく感謝しています。

ミニバスに乗って、終点で「ヤウローッ」と叫び無事下車、歩くこと数分、程なくして日本人中学校に着きました。到着したけど、門が締まっていてオドオドしていると、見知らぬお兄さんが優しく声を掛けてくれました。タッサンです。誘拐されるかのごとく、階段を下りていき、地下奥深くの薄暗い小部屋まで案内して頂いたのを覚えています。

そこで着替えを済ませ、行きついた先は体育館。多くの人がシューティングをしていて、初めに、ノースリーブのアンダーウェアをピチピチな状態で着ていたフジイCAPにご挨拶。

バッシュの紐をむすんでいると、つぎに声を掛けて頂いたのがトモさんでした。

練習中、遠くの方で叫んでいるのがユイさん、練習の中心にいるのがタカさん、ちょっと遅れて登場したショウゴさん、自分より少し早く練習に参加していた、当時センター分けロン毛のミネさん、わたしのJ's人生はこんな感じでスタートしました。

いま振り返ってみても、香港に来てからというもの、バスケばかりしていたことが思い出されますが、それだけバスケに熱中できたのも、色んなバスケ経歴を持った人や、自分より数段年上の先輩方が、同じように練習に参加し、みな一生懸命プレーをする、J'sの雰囲気がよかったことや、練習後楽しく食事しながらバスケの話もそうでない話もできたこと、チャイナカップ/アジアカップというチームの目標があったからこそだろう、そういう風に思います。

そんなわたしも、今度5月に行われるアジアカップ大会は3度目の挑戦となります。1度目はマニラ大会。男子は準決勝の上海戦で見事にゾーンと速攻が的中し決勝進出も、決勝の広州戦では、あえなく敗戦。PGも上海との決勝戦、全員ディフェンスが奏功し、超ロースコア対決で奮闘しましたが、わずか1点差で惜しくも敗戦。

2度目のバンコク大会。今度は準決勝でまたもや広州との対戦。両チームともに総力戦で臨んだ試合。4Qに3連続3Pシュートで1点差まで詰め寄るもあと一歩。そこまで近づいた決勝進出の切符をつかみ取れずに敗退。PGもケガ人が多い中奮闘しましたが、上海相手に苦渋を味わう結果となりました。

そんな中で迎える今年のアジアカップ香港大会。しかもアジアカップ10周年の自国開催とあって、ぜひとも頂点に立ちたい!

大会に参加したことがある人ならわかる、あの臨場感のある大舞台で、これまで頑張ってきた個人の努力やチームの結束力を試したい!そう思っています。

男女とも優勝から遠ざかっているここ数年、過去、シンガポール大会や台湾大会の優勝当時とは顔ぶれもユニフォームも大きく変わりましたが、いままでの悔しさをバネに雪辱を果たしたい、そう思います。

大会当日まで3ヶ月を切り、再び王座奪還に返り咲くためJ'sの男女ともに必要なことは何か。(優勝当時を知らない自分が言うのもなんですが、) それは、チーム個々人が「相互信頼してコンビプレーを組む」ことと思います。

いきなり「コンビを組む」と言っても、個々の捉え方は、色々あって、いまいちピンとこないかと思いますので、下記の図を添付しました。

前回のチャイナカップに向けては、図1のように、チームの共通理解の下、それぞれが約束事に沿ってプレーをしていく。こういったチームづくりが中心、というイメージ認識を持っています。(細かく見れば、賛否両論あると思いますが、)ここで、約束事や共通理解を持てたことは、いまのJ'sとして強くなる過程で、非常に大切なベースになっていると確信しています。

しかし次の大会に向けては、培ってきたベースを維持しながら、より個々が個々のプレーを高める、観察して思うことを話し合ったり、実践したりする、図2のような双方向のコミュニケーションを増やし、お互いのプレーに対する信頼をより高め、共有することが大切だ、そう思うのです。

極論になりますが、初対面同士がプレーするところに、コンビを組んでプレーするほどの信頼感を築くことは、容易ではありません。

大会当日まで3ヶ月を切りましたが、改めてお互いのプレーを理解する、信頼する、信頼されるよう努力する、という前向きな姿勢で、相手に接するということ。建設的で前向きな議論を交わしながら、連携して動いたり、ボールをつないだりして、相互にプレーを通したコミュニケーションを図る、それを繰り返すことで、時に考え方の違いが生じ、時に共通理解を生み出すこともありますが、ここからより実践的で有効なプレーをいくつも発見できると認識できれば、より相互信頼が生まれ緊迫した試合展開のどんなメンバー構成でも、それぞれが「コンビ」を組んで打ち勝つことができるのではないかと思います。

A君はこういうプレーは得意だがああいうプレーは苦手、ならばB君がその特徴を活かしたり弱点をカバーしたりすることができます。

どこでボールが欲しいのか、どこならシュート確率が高いのか、どのタイミングだったらいいのか、どんなディフェンスカバーを望んでいるのか、彼がこう動くなら、もうひとりがこう動くなど「一定の共通理解を前提に、細かな部分のコミュニケーションや個々の繋がりを強化していく」こういう連携から、一段と飛躍するチームになるのではないかと思っています。

そのうえ、チーム個々人が「コンビプレーを組む」ことは、個々のモチベーション向上にも繋がり、もっと波長の合うプレーが増えると思います。相手に何を期待し、自分に何を期待されているか、ここでは具体例は挙げないまでも、それぞれの間で密なコミュニケーションが進むようになればと思います。

記憶にも新しい、先々週の日曜日、健康盃M39の試合に応援で行きました。交代人員も少なく最後は体力とも勝負の試合展開でしたが、各選手がコート内の役割を認識し息の合ったコンビプレーが炸裂し、ベストな結果が出せた試合としてすごく印象に残る感動的な試合でした。

目指す王座奪還とアジアカップ香港開催の成功に向けて、議論し、努力し、練習し、きちんと振り返り、最後までやりきる覚悟で臨みたいと思います。

男女、悲願のアベック優勝!!やればできる、やらねばならぬという気持ちでみなさん、頑張りましょう!

若輩者のわたしですが、これからも、や・ら・し・く!お願いします!!(なかじさん/省吾さん、拝借しました)

J's LOVE! 飯田(Mr. E)