公開シンポジウム
※どなたでも無料で参加できます。
「どうなる日本の雪国? -猛暑と豪雪-」
「どうなる日本の雪国? -猛暑と豪雪-」
近年の日本の気候には,猛暑・冷夏,豪雪・少雪,豪雨・干ばつといった激しい変動が見られます.このような極端現象がしばしば出現する傾向は,日本の雪国の生活や産業に大きな影響を及ぼすとともに,雪害を変容させ,雪対策のあり方にも新たな検討が必要となることでしょう.そこで本シンポジウムでは,まず雪国の農業や雪対策の課題に関して,パネラーから話題提供していただきます.続いて,近年の日本の冬の気候と雪の降り方の特性と変化,地球規模で観測されている長期気候変化との関連,そして進行する地球温暖化の予測とその不確実性評価に関する最新の知見や情報を紹介していただきます.それらを踏まえて,今後の日本の雪国に危惧される問題点を洗い出し,それに対する適応策のあり方や方向性をフロアも含めて皆さんで議論していきたいと思います.研究大会期間中の研究発表では,豪雪による災害事例やその対策,また温暖化に関連する極地の研究が議論されますが,本シンポジウムがそれらの議論の礎となることを願います.
日時:2011年9月20日 15:00~17:00
場所:ハイブ長岡 大展示ホール(入場無料)
主催:雪氷研究大会(2011・長岡)実行委員会
プログラム
プログラム
司会・コーディネータ 防災科学技術研究所雪氷防災研究センター 研究参事 佐藤 篤司
パネリスト
「少雪・豪雪のもたらす農業課題」 長岡市小国町 法末振興組合 組合長 大橋 昭司
「雪対策の現状と課題」 新潟県土木部監理課企画調整室 政策企画員 瀬戸 民枝
「変わる日本の冬の気候と雪の降り方」 新潟大学理学部 准教授 本田 明治
「地球温暖化の過去・現在・未来」 国立環境研究所地球環境研究センター 気候モデリング・解析研究室長 野沢 徹