Rock&Snowが通巻50号目 記念号を発売

国内でクライミングの息の長い普及に寄与していた「ロックアンドスノー」（山と渓谷社・季刊）がついに50号目を迎えました。時期的にワールドカップが終わったために、それに関する特集（1ページ）と安間佐知さんのコラムがあり目を引きますが、特に50周年だと力が入ってる感じはなく、「座談会」も割と淡々としたもので、大上段に明日のクライミングを語るような感じではありません。クライミングの30年をふり返るなら、東京新聞出版局から出された「我々はいかに岩にしがみついてきか？」(菊池敏之著・1500円税別・絶版？）が独断偏見的で面白いです。とにかくロックアンドスノー50周年記念誌は豊富な写真も満載で肩肘張らずに楽しめる一冊となっています。また、「フリークライミング 日本100岩場 北海道・東北」も絶版に近いらしく入手が困難になってきました。近くの書店にあるようだったらどうなるか分かりませんので確保した方がいいと思います。最近、関東・伊豆甲信・関西などこのシリーズは増補改訂の新刊が出始めましたが、「北海道・東北編」も増補改訂版の登場を期待したいと思います。