自転車旅行8.16 コペンハーゲン(デンマーク)

in Copenhagen

8月16日 (晴れ)

自転車通勤族

コペンハーゲンは交通量聞いてはいたが、自転車通勤する人が驚くほど多い。通勤時間帯のぶつかったせいで市庁舎から繁華街のストロイエに向かう道はべらぼうな数の自転車通勤族で溢れており、信号二回待ちも出るほどである。

自転車で溢れる朝の通勤風景

こんなに自転車が多いと流れに乗らないと走れないし、右左折時は良く状況判断しないと危ない。 昨日も某氏が左折時に自転車道で立ち止まったら、後から走って来たお兄ちゃんに「どけ!この野郎。あぶねえじゃない!!」風に怒鳴られた。

レンタル自転車もあるが、慣れないところで慣れない人が自転車で走るのは便利ではあるが考えものである。

幹線道路の通行区分

主要幹線道路は車道、自転車道、歩道に三区分されている。造りから見ていると自転車道は後から片側三車線車道を二車線に、二車線あったものを一車線に削って作ったように見える。そして車道、自転車道、歩道と三段階に段差が付けられているところもあり、各々の区分が明確にされている。

また、こういったハード面の整備だけでなく、ルールもさることながら自転車で走る人にはマナーが求められているようだ。

三区分された道路(青ラインの先は段差になっている)

自転車道の逆走はご法度で、もし逆方向に行くのであれば歩道の上を自転車を押して歩いて行くのである。右左折だけでなく停車する時も必ず手信号を出している。出さないと自分も他人も危険なのである。ゆっくり走る場合には右端を走るが、さもないと抜いて行く自転車から「on your right!」などと注意の声がかかる。

この街では男も女も、老いも若きも、ズボン、スラックスだろうとミニスカートでも、ロードバイクだろうと普通の自転車であろうとごちゃごちゃと走っている。

もちろん中には信号を無視したり、イヤホーンで音楽を聴いたりしながら走っている若者もいるが、それはいずこも同じであり、事故を防ぐためにはルールだけでなくマナーが求められる所以だと。