本研修は、あなたが医用画像情報学を学ぶ上で知っておくべきことが全て網羅されているでしょうか?
もちろんそんなことはありません。
しかし、あなたが知っておくべきことの80%は網羅されているはずです。残りの20%はWebを検索したり書籍を読むことで得られるはずです。
本実習は基本的なとっかかりの機会を提供し、医用画像情報学に対するリテラシーの基礎を築くことを助けます。本実習は、Java言語をプログラミングの例として紹介し、開発されたツールを使ったハンズオンや、プログラミングを行います。(PythonやJavaScriptもおすすめです。)
小林 達明
実習の準備
なし
実習の内容
やってみよう
講師の話を聞いてください。この実習の意義や、進めていく上でのルールを説明します。
考えよう
なし
学習の場には多くの人が集まります。
一般的に頭がいいと言われる方、そうでもない方、やる気がある人ない人、経験者や初心者など、そのタイプは様々です。
しかし、多くのことを学ぶ人には共通点があります。
それは、目の前のことに集中できることです。
集中力を保つ第一の秘訣は、食事をして、睡眠を十分にとることです。爽快な気分で目覚め、学習に取り組むことができます。
第二の秘訣は、自分自身について考えることをやめることです。
新しいことを学ぼうとすると、「なんて難しいんだ」「こんなことは自分にはできないかもしれない」「こんなこともできないなんて自分は頭が悪いのではないか」と考えてしまう方をよく見かけます。(私もその一人ですが)
これを考え出すと、なぜ自分はうまくできないのかを悩んでしまい、目の前のことを放棄したり、諦めたり、視点を変えればものの数分で終わる作業を実施することに何時間も時間を費やしたりしてしまいます。
私の場合は、これまで主に放射線技師としてしか働いた経験がありませんでしたので、はじめはプログラミングについて全く無知でした。プログラミングを学び始めた当初は、わからないことは何なのか?ということも定まらないくらいでした。
プログラミングをやっていると、こうやればできる!という答えがなく、手探りな状態で模索し続けることも多々あります。
こういう困難に直面している時、私は「なんて難しいんだ。自分なんかにはできないのではないか。」と考えてしまうこともあります。
そんな時は、自分の成功体験を思い出すようにしています。自分は決して頭が悪いわけでも、何かができないわけでもないんだと思えるようにするためです。
ただ、そうはいうものの、行き詰まることはあります。しかし、思いつめて自分の頭が悪いとか、自分にはできないなどを考えず、その前に、世の中には難しすぎることもあるのだと考えてください。本当にできない時は、できないことを肯定的に捉え、気を休めて、再度取り掛かれば、何か道筋が見えてくるものです。
この実習から得た知識は、決して簡単に得られる知識ではありません。
情報学を学んだことを確実なものにするためには、自分で分析や解析を行い、必要に応じてアプリケーションを開発するしかありません。本気になるのが早ければ早いほど、早期に簡単に身につくでしょう。(私もまだ学んでいる途中です。)
学習すべきことはたくさんありますが、あなたの学習曲線はこの実習を受けていない方に比べて格段に進んでいるはずです。
自分が解析した結果や開発したアプリケーションができたらどんどん公開しましょう。培ったスキルで人の役に立つよう心がけ、助けてあげてください。いつかその恩が返ってくるでしょう。