画像情報ワークアウト

イニシアティブ

SNS:https://www.facebook.com/I2WIOfficial/

'私は’から'私たちは’へ

I2WI(アイツーウィー: Imaging Informatics Workout Initiative)は、医師や医療従事者、開発者、医学系研究者などが医用画像処理や解析に踏み込んでいくための足がかりとなる「ワークアウト(実際に手を動かして、「わかる・できる」という成功体験を楽しみながら、医用画像処理や解析を学ぶ)」を提供することを通じて、このような医用画像処理や解析が現状に良い付加価値を生み出すよう、活動を行なっています。

・ソフトウェアを使った実践的な処理/解析

・ソフトウェアを操作するだけでなく、ソフトウェアを開発してみる

・一緒に研究する、勉強する、楽しむ仲間を増やす

この実践的な勉強会に参加して、私たちとエクスペリエンスを共有しませんか。

イベント告知

2023 / 11 / 15(水)18:30 - 19:30 、RadiRad社とコラボレーションしてRadiSpineを中心に技術的なお話をしていただきます。

詳細はEventページをご確認ください。

https://sites.google.com/vis-ionary.com/i2wi/event

AI-ヘルスケアソリューションを体感しよう-Ver2.pdf

これまでに協賛/後援いただいた企業様

これまでに後援いただいた団体様

I2WI開催スケジュール

不定期開催です。本Webページ、SNS、これまでにご参加くださった方のみ開催のお知らせを広報させていただいております。

I2WIのワークアウト

私たちは、体験を通じて画像処理や解析を行っていただくことで、その能力を高めてもらうという意味を込めた「ワークアウト」を提供します。全員参加型のワークショップ形式で、楽しみならがら学びましょう。

私たちが提供するワークアウトは様々な医用画像処理や解析を取り扱います。すでに知られている技術を手を動かして再学習することや、専門の先生を講師に招き革新的な技術を共有していただくなど、参加される皆様が明日から現場で使える、研究に応用していただけるような実践的技術をトレーニングする場を提供いたします。​

また、取り扱うデータは主に医用画像になりますが、あくまでもサンプルデータを使ったトレーニングですので、ワークアウト内では、皆さんに活発に意見交換していただくことや、冗談なども交わしていただいて進めていけたらと考えています。ライセンスや肩書きを超えた、個々を尊重するオープンでフラットな空気で、ワークアウトを進めさせていただきたいと考えています。

医学的な判断が必要になる処理や解析もワークアウトの一部で取り扱うことがあるかもしれませんが、こういったこれまで議論されづらかった処理や解析のワークフローについても、参加者の皆さんとともに前向きに考えていくことができたら嬉しいです。

ワークアウトの例

数値流体力学解析-血流-

昨今の医療現場において数値流体力学解析は注目を集めています。その応用は多岐にわたり、特に循環器領域における血流評価に用いられることが多いです。われわれ放射線技師は、この数値流体力学解析において非常に重要である解析対象のモデリングについてさらに理解を深めるべく、その仕組みについて学ぶ必要があります。しかしながら、現状で放射線技師がそういった機会に恵まれることはなく、その技術の習得に多大な時間を要します。私達の研究会は、ワークショップ形式を主体として研究開発やカスタマイズに適したオペレーティングシステムであるLinuxの使用方法や、医用画像の二次的利用について学ぶことができ、数値流体力学解析の知識、技術の共有を目的としています。

また、数値流体力学解析の技術に含まれる血管モデリングは、MRIやCTにおける3Dファントム作成へ応用できます。工学業界のみならず、医療業界でも3Dプリンタが一般的なシステムとして普及し始めており、学会等でも3Dプリント技術を用いた発表が見受けられます。この3Dプリント技術を利用するためのモデリング技術と、数値流体力学解析のモデリング技術は非常に似ており、相互に流用可能です。本研究会に参加し、これらの技術を習得することで一連の実験用ファントムの開発、特性評価が可能となるでしょう。​

医用画像処理プログラミング

バイオメディカルイメージングインフォマティクスに必要な画像処理プログラミングを初歩から学びます。ImageJなどを用いて、実践的なアプリケーションの開発も体験できます。

これからはITについてのリテラシーは必須になります。これまで工学系を学んだ方にしかなかったこのようなスキルが、一般化されようとしています。医療向けITを活用する人には、使う人、作る人、プロモートする人、経営/管理する人、あるいは、自分に使ってもらわなければならない人、いろいろな人がいます。このような方々にとって医療向けITの価値はそれぞれ異なるものになりますが、本ワークアウト(主に医用画像を用いたプログラミング)が参加者の関わる医療向けITについて自ら考える力を培うための足がかりになれば幸いです。

コンピュータ支援診断を目指したアプリケーション開発スキルを育む

第3次人工知能ブームは過去のブームとは異なり様々な形で私たちの生活に利用されています。最も身近な例では、スマホやスピーカーに話しかけると秘書のように働いてくれる人工知能があります。様々な分野への応用が試みられてますが、私たちが専門とする医療においても確実にブレイクスルーが迫っています。医用画像の世界において「定性的」から「定量的」に評価することがとても重要になっています。人では難しい評価や大量のデータの中から所見を探すという作業はコンピュータが最も得意な分野です。

このような流れを考え、本ワークアウトでは比較的簡単なプログラミングのPythonを体験して頂き、機械学習を実行して頂きます。

参加者の声