TeX文書を書くときにデフォルトのTeXworksを使っているという方は、VScode(あるいはTeXstudioなど)というエディタの環境構築をするのをオススメします。構文補完(予測変換)の機能とかがあるので、僕は倍くらいのスピードで文書を作成できるようになりました。環境構築は面倒ではありますが、後々すごく楽になります。
GitHubを使うと、TeX文書の共有とバージョン管理がやりやすくなります。バージョン管理の際に一々「hoge[2022.1.1].tex」などと別名保存する必要がなくなりますし、更新履歴を見返せるようになります。過去のデータに巻き戻すこともできます。ブラウザからもファイルをチェックできるので、iPadとかからでもPCと同じデータにアクセスできます。GitHubおすすめです! 生産性が上がります!!
サブディスプレイを使うとTeXソースとpdfを同時に見れます。かなり快適です。
僕はTeX打ちするときはSurface proとサブディスプレイ(タッチパネル式)を使っています。マウス派・タッチパッド派・タッチペン派など色々ありますが、僕は素手でぺたぺたタッチパネルに触りまくります。詳しく書くと次のような感じです:
カーソルを合わせるときはタッチパネルを素手
テキストを範囲選択するときは素手+Ctrlキー
素手では難しい精密な操作はタッチペンかタッチパッド
スクロールはタッチパッドか素手
ショートカットキーも使う。ウィンドウ操作やTeXのコンパイルなど
たぶんこれが一番速いと思います。他にも良い方法があったら是非教えてください!
小田忠雄「数学の常識・非常識—由緒正しいTeX入力法」:TeXで数学の文書を書く人は必ず内容を心に留めておくべき文献だと思います
TeXや論文執筆に関するリンク集(ペーパーさん)
名古屋大学宇宙地球環境研究所の理学系修士学生が使用する 修士論文テンプレート(奥村曉さん)※テンプレートとしての役割以外に、LaTeX を使う上での注意点や、日本語の書き方の注意点を含んでいます
amsmathの数式環境まとめ:TeXで色々な数式モードを使いたいときに。例えば何行にもわたる数式を=のところで揃えたいとか
enumitemパッケージ:TeXで箇条書きするときに欠かせないenumerateパッケージの高機能な代替物。レイアウトを細かく弄れるようになる。参考リンク:
TeXclip:TeXの数式を画像として取得できるWebサービス
Graph + LaTeX = GraTeX:グラフと数式を一緒に画像にするサイト。(https://twitter.com/TETH_Main/status/1411279175571316738?s=20 より)
[Mathcha - Online Math Editor]:数式込みの図を書くときに便利かも?
tcolorboxとは定理などの枠囲みをオシャレに色々カスタマイズできるパッケージ。弄り始めると楽しくて止まらなくなる。僕が知る限り最も楽しいパッケージ。
tcolorboxを用いた私のTeX文書はこちら。
titlesecはセクションなどの見出しのデザインを変更できるパッケージ。
以下参考になるサイト集:
tcolorboxのマニュアル:結局はマニュアルを読むのが一周回って手っ取り早い。このマニュアル自体もtcolorboxがふんだんに使われているので見ていてとても楽しい仕上がり。
titlesecパッケージで見出しの書式を変える:titlesecパッケージとtcolorboxパッケージの合わせ技によって、章や節の見出しを枠で囲む
Lead2Amazon:Amazonの商品をカスタマイズ検索するためのWebアプリケーション。出力形式にBibTeXを指定できる!
※古い情報やバッドノウハウが含まれてるかもしれません。私はGitを必要最小限しか使っておらず、詳しいことは知らないので判断を付けられません。
Git 入門としてオススメ:[マンガでわかるGitの記事一覧 | リクナビNEXTジャーナル]
GitHub Desktopで以前のバージョンに戻したいときGitHub Actions で論文 PDF を生成・配信する
Git/GitHubによるプロジェクト管理(西田貴紀さん・Juan Martínezさん・小松尚太さんによる『経済セミナー』の記事のサポートページ)
SageMathCell:Sageをインストールせずともブラウザ上で使えるサイト
Sageの公式チュートリアル:通読するものではなく困ったときに辞書的に使う
※困ったときは「Sage 検索ワード」で検索を掛けると場当たり的に対処できる
※「Python 検索ワード」で検索するのも有効(Sageはプログラミング言語としてはPythonなので、純粋にPythonだけで解決できる問題に有効)
pari-gpで代数体関連の計算をする(木村巌先生)
https://cs50.jp:ハーバード大学のコンピュータサイエンスとプログラミング技術を紹介するコースの和訳。Pythonもあるみたいです。