今までのいきさつ
最初にお話らしきものを書いたのは小学生の頃でした。
社会人になってからは易に関したコピー本などを私家版でつくって、友人・知人に頒布して(売りつけて?)いました。
たまたまユング派の心理療法のひとつである「アクティブイマジネーション」の手法を知って、2013年ごろから、またお話を書き始めました。
2019年ごろになって、テキスト原稿を文庫本サイズのPDFへ組版をしてくれる「威沙(いずな)」というフリーソフトや、少数部でも安価に印刷してくれる「製本直送.com」のサービスを知り、書いたものを本にし始めました。
自作本を発表する場はないかと調べていたら、文学フリーマーケット(通称「文フリ」)というものがあることを知り、喜び勇んで出店申し込みをしたはいいものの、新型コロナウイルスによる感染症流行のため、出店申し込みをした第四回前橋(2020年3月)、第三十回東京(同2020年5月)がいずれも中止、と、いきなり出鼻をくじかれました。さらに第三十一回東京(同2020年11月)は出店申し込みだけはしましたが、感染症流行はおさまらず、仕事の事情もあってやむなく出店をキャンセルしました。
作った本を届ける場所を失った私は、試みとしてWeb上での頒布(通販)を始めました(2020年7月)。しかし実績は、半年に2冊売れるかどうかといったところで、静かな時間は過ぎていきました。
新型コロナウィルス感染症も5類になると共に(2023年5月)、イベントで自作を頒布することができるようになりました。
ようやく訪れたイベント出店の時。
実際に会場でお客さまと向き合い、直接本を手渡す喜びを知った私は、「効率」や「数字」を求めるのではなく、自分の手が届く範囲、自分のデイパックで背負える範囲で、一人ひとりと出会う活動に切り替えることにしました。
こうして、かつてのWeb頒布は終了し、現在の「イベントでの手売り」スタイルになりました。遠回りのようでしたが、この「いきさつ」があったからこそ、1冊の重みを噛みしめながらブースに立つことができているのではないかと思っています。