大村優介 Yusuke Omura

文化人類学・ラオス研究)

大村優介(専門:文化人類学、ラオス研究など)のウェブサイトです。(現在作成途中です)

所属

東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所・研究機関研究員

非常勤講師:聖心女子大学、東京綜合写真専門学校

研究関心

研究キーワード:ラオス、個人についての記述、倫理、自己、踊り、クィア、セクシュアリティ、現代芸術

研究紹介:(過去の執筆物・研究発表については著作物・研究発表等 をご覧ください)

私はラオスの首都ビエンチャンを調査地に定め、2019年から現在に至るまで文化人類学的な研究を行っています。そこでは主に首都の男性同性愛的欲望を持つ人々のネットワークや社交に関する調査や、現代芸術を実践する若手芸術家の活動に関する調査などを行ってきました(その縁で、踊り手としての活動も行っています)。

 近年特に中心的に取り組んでいるのは、特定の人の来歴や、現在の生活における振る舞いに時間をかけて密着し、その人にフォーカスを当てて記述するエスノグラフィーの試みです。首都で単身住む一人の男性同性愛者の生活の場面を対象とし、親族との関係、都市空間における生活圏の構築、仏教の信仰実践などの複数の側面から、かれの進行中の生において「賭けられていること」、重要なことはどのようなことなのかを分析しています。

 また、その延長線上で、生きることを「踊ること」として考えてみたらどうだろうか、という発想を出発点とした研究も行っています。人間が生きることを「踊り」として記述したり、(芸術・芸能としての)踊りを人間の生という「踊り」の身体による記述として考え、人類学の実践とパラレルなものとして考えてみたいと思っています。

連絡先

ethno21.dysonism[at]gmail.com(個人)

omura.yusuke[at]aa.tufs.ac.jp(東京外国語大学)

 ([at]を@に変えてください)