さんぽのきろく

ここは,さんぽ中のヒトリゴトの置き場です.

2024.4.30 (火)  論文投稿に向けて

CogSciのリベンジ再投稿ですが,会議挟まずに直接ペーパーとして投稿することにしました.

5月中には投稿してしまいたいと思います.


4月から新しいプロジェクトが複数立ち上がり,てんやわんやの中,執筆もコンスタントにしなければならない.

凡人のぼくは,すこしキャパオーバー気味です.
すごい人たちがすごいことをやる中で,自分のできることは何だろうか?
最近はそんなことをよく考えています.

とはいえ,GWはしっかり休ませてもらおう(子どもの予定がたくさんあります)と思っているので,そこで英気を養って頑張りたいと思います.


最近は更新が滞っていましたが,知らせがないのは元気にやっている証拠ということで多めに見てやってください.

2024.4.9 (火)  リジェクトと再投稿

CogSci2024はリジェクトという悔しい結果になりました.

結果を聞いた時は,桜がちってしまうような悲しさと悔しさを感じました.

ただ,いただいたフィードバックはこの論文をより良いものにするコメントも多く大変勉強になりました.

より良いものにして,他の学会に出しなおそうと思います.

桜が散って桜の花道を作るように,この結果がより良い成果につながるようにしたいと思います.


オランダに行きたかったよぉ…泣


さて,リジェクトを嘆くのはココを最後にします!


爆速で再投稿キメるぞ!

2024.4.4 (月)  新年度の抱負

学内のサクラが8分咲きといったところでしょうか.
私はこの季節が好きです.


本年度は新しい挑戦の年です.

新しいプロジェクトが2つ走り出しました.
それぞれ,新しいメンバーでの共同研究になります.
これらのプロジェクトの中心には,創造性というキーワードがあります.

博士論文の研究成果を創造性研究として拡張していくものになる予定です.
今年度中に創造性に関する論文を出版することを目標にします.

またこれまで通り,未来社会創造機構でモビリティに関する研究を続けます.
こちらも,今年度中に筆頭著者としての論文の出版することを目標にします.

もう1つ,去年までの研究の積み残しを何とか論文につなげたいと考えています.
あまりはっきりとした結果の出た実験ではないため,すぐに論文につながるような内容ではないのですが,博士論文の正当続編ということで何とか形にしたいです.

これだけ多くの執筆できそうな弾がある,というのはとても幸せなことです.

弾が湿気る前にビシバシ執筆進めたいと思います.

ちなみに,3ラインくらい並行して新しい実験が走る予定です.
弾の補充もバッチシです.

2024.3.25 (月)  今日からぼくはPh.D

本日,2024年3月25日

博士(情報学)の学位を授与されました.

名古屋大学情報学研究科
博士課程前期2年,博士課程後期3年,そして満期退学後2年かけ,
ようやく博士号を頂くことができました.

博士論文のタイトルは

代替案の発見に先立つ情報探索過程 ー成功状況と失敗状況の対比に基づく検討ー

です.

博士号に関する論文要件は,査読付き論文2件でしたが,3本の論文[1,2,3]をもとにした大作を書くことができました.
内2本は国際誌に掲載されており,博士論文要件を国際誌で満たしたというのも自信につながる部分です.

ようやく終わったという気分ですが,ここからがようやくスタートです.
Ph.Dの名に恥じぬよう,これからも研究に邁進していきます.

[1]Ninomiya, Y., Iwata, T., Terai, H. & Miwa, K. (2024). Effect of cognitive load and working memory capacity on the efficiency of discovering better alternatives: A survival analysis. Memory & Cognition, 52(1), 115-131. https://doi.org/10.3758/s13421-023-01448-w
[2]二宮 由樹・岩田 知之・寺井 仁・三輪 和久 (2023). 成功状況におけるより良い代替解法の発見と意図的探索の関係:マウストラッキングに基づく検討.  認知科学, 30(3), 217-231. https://doi.org/10.11225/cs.2023.011
[3]Ninomiya, Y., Terai, H., & Miwa, K. (2022). Differences in the distribution of attention to trained procedure between finders and non-finders of the alternative better procedure. Frontiers in Psychology, 13, 1-14. https://doi.org/10.3389/fpsyg.2022.934029

2024.3.19 (火)  実り多きギリシャ遠征

ギリシャの学会から帰国しました.

バタバタで,なかなか疲れがとり切れません.

今回は口頭発表だったのですが,つたないへたくそ英語ではありましたが,相手の意図を理解して,ある程度芯をとらえた答弁をすることができました.

小さな自信につながる海外遠征でした.

ギリシャは,紀元前からの遺跡の多く残る地です.

パルテノン神殿やエレクティオン神殿(写真のヤツ)などの神殿の数々は,紀元前にこれを作った文明力と,人間の能力や根気に感動しました(ゼウス神殿はなんと600年もかけて作られたそうです.).

”ろくに重機もないような世界で身の丈よりもはるかに大きな建造物を自分の人生よりもはるかに長い期間をかけて創造する”,いったい何が人をこんな困難な問題解決にかきたてるのか,これも私の研究の重要な問いの1つです.

今回の出張は,そんな人間の持つ問題解決能力を研究する面白さを肌で教えてくれるものでした.

2024.2.16 (金)  博士論文公聴会を終えました

博士論文公聴会を終えました.


自分の未熟な点、博士課程で成長した点など、いろいろ噛み締めさせられるとても有意義な会でした。

特に

「誰にでもわかりやすい文章を書く」「研究を平易な言葉で伝える」

これが大きな課題だと思います.
(これが当たり前にできないというのはなかなか恥ずかしいことなのかもですが…)

親戚に研究の話をすると毎回ポカンとされるのは,自分の未熟さなんだと痛感しました.

最後に,先生方には本当に感謝です。ありがとうございました。 

2024.1.25 (木)  ギリシャのアテネに行きます

VEHICULAR 2024という,モビリティ系の国際会議にRegular Papers として採択されました.


大きな会議ではないですが,国際会議で口頭発表となると身が引き締まります.

これで,今年度は,イタリア,オーストラリア,ギリシャと3つの国に行ったという実績になりそうです.
(今年は国内でも,北海道と沖縄の両方制覇してます)
特に,オーストラリアでのCogSci2023への参加は,認知科学の研究者としての1つの目標だったので,それを達成できてとってもうれしいかったです.

我ながら,がんばっています.

来年度も,CogSciに行きたい(オランダだよ、オランダ!!)ので,レビュアーさんお願いします!()

CogSci2024の〆まであと1週間くらいですが,CogSci2024目指す皆さんがんばりましょう.

*写真は,オーストラリアの怖い遊園地LUNA PARKです.

2024.1.18 (金)  博士論文提出

博士論文を提出いたしました.

タイトルは「代替案の発見に先立つ情報探索過程」です.

ストレートで3年で取得とはいきませんでしたが,3本の論文からなる納得のいくものができました.
(修士2年,博士3年,OD2年です.)

なんというか,ようやく研究者人生のスタートラインに立ったわけです.
ドクター5年かけてようやくスタートラインかと思う反面,ここからの研究者人生やれることがたくさんありそうだとわくわくもします.


まだ,公聴会やらがありますので,The 博士号という写真は,その時までとっておきたいと思います.

最後に,博士論文提出できたのは,僕と研究の話をしてくださったことのある皆さんのおかげでもあります.

ありがとうございました.

2024.1.5 (金)  仕事始め

みなさま,新年あけましておめでとうございます.

仕事始めをしました.
(1/2に修論生にコメントを投げ返したりもしたのですがそれはまた別の話)

初めての子どもがいる正月ということで,完全に研究から離れた正月でした.
研究者の皆さんは,仕事始めも非常に早い(そして,仕事納めも遅い)ので,そんな様子を見て焦ったりもしますが,自分には自分のペースがあると思うので,のんびり進めたいと思います.

さて,今年はいろいろなチャレンジの連続になると思います.
いくつか考えていることが身を結んだらまたココに書きたいと思います.

来年からも安定したポジションではないので継続して職探しの年になるかと思います.
何かいい話があれば連絡ください.

というわけで,本年もよろしくお願いいたします.

2023.12.31 (日)  2023年の成果の振り返り

年末ということで今年の成果を振り返ります.

 国際査読論文 1本

 国内査読論文 1本

 国際会議 4件(内2件共著)

 国内会議 2件(内1件共著)
 研究会企画運営 3件

 受賞 2件(内1件共著)

 

これに加え,博士論文も書いて,初めての出産,育児と盛りだくさんな1年でした.

総括すると,公私ともにいろいろなことが実を結んだ一年だったと思います.


現在進行中の仕事は,以下のようになっています.

 国際会議投稿中 1件

 国際会議投稿準備中 1件

 国際誌投稿準備中 2件
 解析中の実験 2件

 新規プロジェクト立ち上げ 2件

博士論文の年で区切りのタイミングということもあり,収束していく仕事と新しくはじまる仕事が多く,オンゴーイングで行っている実験は,修論生と共同で進めているものしかないという状況です.

新規プロジェクトは,どちらもかなりわくわくするものなので,具体的な実験のレベルまで落として,できるだけ早く初動をキメたいものです.

というわけで,みなさま今年もお世話になりました.
引き続き,バリバリ研究を進めていきたいと思ってますので,どうぞよろしくお願いいたします.

2023.12.26 (火)  博士論文提出に向けて

博士論文,すでにできているんですが,あと3週間弱で提出と思うと修正したい箇所がたくさん出てきます.

なんというか,この最後にえいやと手放せない現象,名前付いていないんですかね.

さて,というわけで,今年度(おそらく)博士号が取れます.

順調にストレートでとはいかなかったですが,ようやくその背中が見えてきました.

残りの期間で,少しでもいいものにして提出したいと思います.


2023.12.18 (月)  第40回日本認知科学会 大会発表賞受賞

第40回 日本認知科学会大会発表賞を受賞しました.

このような賞を頂けて本当にうれしい限りです.
賞とは無縁の研究者人生を,ついに脱却しました.

このような賞を頂けると自分のやっている研究を少しでも面白がってくれる人がいるんだなと自信につながります.

研究者としての次の目標は,”自立した研究者”になることです.

最後に,このような受賞につながったのは,皆様のお力添えのおかげです.
どうもありがとうございました.

2023.11.16 (木)  サイト開設

個人サイトを開設しました.

まだまだこれからですがこのサイトを見られるものにできるように,コツコツ頑張っていきたいと思います.

ちなみに今日は,国際寛容デーです.
1995年11月16日にユネスコ総会で「寛容に関する原則の宣言」のあった日です.ここでの寛容とは「豊かな多様性に富む世界の文化、表現の手段、人間としてのあり方を尊重し、受け入れ、享受すること」を意味します.

互いに寛容にいきるのだいじだねーなんていって,結婚記念日も実はこの日に設定しました.

ブログの開設にはいい日ですね.いろんなこと(特に更新頻度の低下!)に,寛容にやっていきたいと思います.