■概算費用
概算費用は防水する建物の外壁周長×約15万円/mです。
ただし、この単価は、想定する洪水位max1.50mの値であり、設定水位が小さくすれば安価となります。
標準とする洪水位1.0mでは、約10~12万円/mとなります。
概算費用は、建物の1階の平面形が図1であれば、以下のようになります。
概算費用を算出してみてください。
ただし、防水を希望しない部分(たとえば車庫や物置等)は含めないでください。
概算費用:(a+b+c+d+e+f)×10~12万円/m です。(※税別)
また、開口部設置を希望する箇所や幅を検討ください。開口部が多くなると高価となる上、洪水時に可動部材(防水パネルや支柱等)
は、かなり重量があるため、設置に手間と時間がかかります。開口部幅や箇所数は少なくすることをお勧めします。
標準的な壁部:開口部=4:1をベースにして概算費用の約10~12万円/mを算出しております。したがって、開口部比率が増しますとその分、工費が増加します。
カーポート等の壁面のない施設は、本システムの性格上、事実上設置は困難です。
本システムには、防水パネル壁面の外観装飾や防火処理に関する費用は含んでおりません。ご要望がありましたら対応いたします。
図1 建物の1階外壁面の事例
なお、自治体によっては水害対策で止水や防水設備を設置した場合の補助金制度を設けているケースがあります。
例えば、石川県小松市の場合、小松市止水板等設置補助金(設置費用の1/2・上限50万円)
石川県金沢市の場合、金沢市浸水防止設備等設置費補助金(設置費用の1/2・上限100万円)