凍結
陶 粘土・釉薬
2022
身体&容器
私は、女性の身体や月経、自己のアイデンティティについて考えることをテーマに、この陶器作品のシリーズを制作してきた。
私を含む多くの女性にとって、月経は初潮から閉経まで、人生の半分をともに過ごすことになるものだ。 この時期は、少女から大人へ、また人によっては、妻や母など女性であることにひもづいてアイデンティティが変化する時期でもある。あの濃い赤色の血は、女性の日常生活の一部であり、また生命の可能性 -妊娠の予兆を含んでいる。
しかし、花に花期があるように、月経にも終わりがある。女性が更年期を迎えるとき、身体は、生命を育む役割を閉じる。そのとき、私たちは自分の身体をどう見るのか。 女性としての自分をどう見るのか。女性は社会を、社会は女性をどうとらえるのか。 自分の存在意義をどうとらえるのだろうか。
肉体に咲く赤い花は、魂の形を決めるのでしょうか?