台鉄の列車① 区間車

台鐵的火車① 區間車

台鉄で最も地域に身近な列車である、区間車について紹介します。

1.区間車とは

JRグループの普通列車に相当し、南廻線(台東-枋寮)の普快車を除いた台鉄の列車の中で最も安いのが区間車です。短距離-中距離の列車で、途中各駅に停車します。台鉄の幹線・支線の全てで運行され、平渓線・集集線等を走るローカル列車も区間車ということになります。

2.車両と車内

電車の区間車(瑞芳駅)

平渓線の区間車(菁桐駅)

電車の区間車車内

電車、ディーゼル車、客車が存在します。客車は非常に本数・運行区間が少なく、基本的に電車とディーゼル車で運行されると考えて差し支えありません。

電車には日台合弁企業による台湾製(左写真)、日本製、韓国製の車両があり、どの車両も日本の通勤電車や近郊電車と同様、1両あたり3つのドアが設けられています。ディーゼル車(中写真)には日本製の車両があり、1両あたり2つのドアが設けられています。客車には台湾製の車両があります。

車内はベンチ状のロングシートが主体ですが、近年製造された車両はロングシートと前向きの座席が組み合わさっています。(左写真)なお客車の場合はリクライニングシートが備え付けられています。



区間快車(台中駅)

3.区間快車

区間車と全く同じ車両で快速運転を行う、区間快車も存在します。ただ日本でよく見る快速のように、運行間隔がはっきりしている訳ではなく、本数は少なく、当たればラッキー程度です。時刻表に区間快車が表示されていたら、停車駅に注意しましょう。

区間車の自動券売機(台中駅)

4.切符の買い方

青いボタン式の券売機で切符を購入します。ボタンには運賃でなく行き先名が書いてあります。青いボタン式の券売機は、近距離区間の切符のみ購入できるため、区間車の行き先であっても券売機では切符が売られていない場合があります。その際は窓口で購入しましょう。