創立期
記: 岩沢 敬(元山梨県小児保健協会会長)
戦後、源村(現在の白根町の一部)が本部から特別の援助・指導を受けたことに始まるようである。
同村の当時の婦人会会長(?)であった矢崎きみ氏(故人・後に山梨県育児協会副会長)が中心となって本部に協力してくださった。
昭和33年11月30日(?)支部の前身である山梨県育児協会が当時、県公衆衛生課所属の清水保健婦の指導により、小児科医・産婦人科医・保健婦・助産婦・看護婦・幼稚園並びに保育園関係者及び一般お母さんの有志(主として愛育会役員)が参加して県下の子供の健康を守るために、現在誰もが口にするボランティア精神で成り立つ会として設立された。
昭和34年5月27日(?)第2回総会開催。
厚生省の轟技官が「子どもの健康を考える場合必ずその母親の健康も考えねばならぬ」と言われる。
その後数年経って本部の船川理事のお骨折りにより、当時公衆衛生院院長で、本部の会長であった斎藤潔先生(本県、白根町在家塚出身)から支部として認められる。
県下各市町村の乳幼児検診並にお母さん教育に奉仕する。
設立2年で、山梨県育児協会は解散となる。
昭和46年、県立中央病院横山博士のご苦労並びに国立甲府病院日野原博士のご援助により、支部として再出発する。
歴代会長
岩沢 敬 昭和56年度-昭和57年度
日暮 眞 昭和58年度-昭和63年度
日野原 正幸 平成01年度-平成06年度
横山 宏 平成07年度-平成12年度
田中 均 平成13年度-平成22年度(現顧問)
山縣 然太朗 平成23年度-令和5年度(現顧問)
山梨県支部の歴史と概要
日本小児保健協会山梨県支部は、昭和56年、後に山梨県小児保健協会の第3代会長の故日野原正幸先生(元国立甲府病院長)と、第4代会長の横山宏先生(元山梨県立中央病院長)がご尽力され、岩沢敬先生(元山梨県立中央病院小児科部長)を初代会長(昭和56年-57年)として設立されました。
第2代会長(昭和58年-63年)に当時山梨医科大学保健学Ⅱ講座教授の日暮眞先生が就任し、先生が東大教授に異動後、日野原正幸先生が第3代(平成1年-6年)、横山宏先生が第4代(平成7年-12年)、田中均先生が第5代(平成13年-22年)、山縣然太朗先生が第6代(平成23年-令和5年)、池田久剛が第7代(令和6年から)会長に就任し、現在に至っています。