野田学園高校

企画屋の山口活性化イベント

 

今しかないと始めたマイプロジェクト

 

ーどんなプロジェクトに取り組んでいるか教えてください。

 

 僕が今取り組んでいるプロジェクトは、山口県の活性化を目標に高校生の力でイベントを企画することです。山口県はたくさんの既存の魅力があると思うのですが、それだけではなく新たに自分の手で何かを生み出していきたいと思い高校生の「企画屋」として活動をしています。

 

ーマイプロジェクトに参加してみようと思ったきっかけを教えてください。

 

 マイプロのチラシが教室に貼ってあって、面白そうだなと思ったからです。今僕は高校2年生で3年生になると受験勉強が忙しくなり、好きなことがなかなかできないかなと思い、今回挑戦してみようと思いました。

 

ーその時に何かしてみたいと考えていたものはありましたか?

 

 イベントやお祭りが好きでよく参加していたので、今度は自分で何かイベントを企画してみたいなと考えていました。


 

イベント企画に大奮闘 企画屋の挑戦がスタート

 

ーマイプロのスタートアップはどうでしたか?

 

 周りの高校生はグループで参加する中、僕は1人でマイプロに参加したので少し心細さがありました。でも、メンターさんと顔合わせをし、実際に自分のプロジェクトについて話をしていくと、話が盛り上がり次第に緊張が解けていきました。メンターさんとは、下関や萩の魅力について話していました。

 

ースタートアップではどんなファーストアクションを立てましたか?

 

 何かイベントを企画するならもっと人数が必要だなと思ったので、一緒に活動してくれる仲間を集めることをファーストアクションに立てました。

 

ー仲間作りというファーストアクションはどうなっていきましたか?

 

 学校が始まってからまず友人1人を誘ってみることにしました。友人に3回くらいプレゼンをして協力をしてもらうことができました。その後は、広報に興味を持っている友人や資料作りが得意な友人にも声をかけ、どんどん仲間が増えていきました。そんな中一番驚いたことは、友人が知り合いを誘ってきてくれたり、やりたいと声をかけてくれる人が集まってきてなんと総勢15人のチームが出来上がったことです。まさか、こんなファーストアクションを達成することができるなんて思ってもいませんでした。

 

 

-その後仲間たちとどんな活動をしていきましたか?

 

 総勢15人の仲間ができ、いよいよ僕の企画屋としてのマイプロがスタートしました。仲間たちとどんなイベントを企画したいか話し合いを重ねていきました。話し合いの中で「好きなことをする、高校生に向けて企画する、思い出に残るものにする」がイベントの条件と考え、「山口県高校合同文化祭」を企画しようと決めました。

 

 その後は、仲間たちと共に文化祭では、「こんなことをしたいよね」と内容を決めたり、「イベント会場はどこにしようか」と場所を考えたりしました。仲間たちで考えた案を時々、メンターの方や学校の先生に見てもらい企画をブラッシュアップすることができ、イベントの企画がより現実的になっていきました。

 

-活動の中で大変なこととかありましたか?

 

 イベントの内容を企画し始めてから、次々と湧き出てくる問題を解決することが大変でした。イベント会場の確保、そのための費用は?と50個以上の課題がありました。でも、僕にはたくさんの仲間がいてみんなで力を合わせて1つ1つの課題に向き合うことができました。きっと1人だったら諦めていたんじゃないかと…思います。

 

 

仲間がいたからできたマイプロジェクトをこれからも

▲やまぐち探究サミットでの発表の様子

ー今後はどんな風に活動をしていきたいですか?

 

 今後も、文化祭のイベント企画のため仲間たちと活動を続けていきます。開催までに考えないといけないことはまだまだたくさんありますが、頑張っていきたいと思います。また、必ずしも高校生の間に文化祭が開催できなくても良いと思っています。来年は受験も控えているので、仲間たちと十分な企画を練りながらタイミングを見て開催したいです。

 

 

ーマイプロで得た学びを教えてください。

 

 僕のマイプロは仲間作りから始まりました。たくさんの仲間と活動する中で、時には意見がぶつかることや企画を考えること自体が難しいと感じることもありました。でも、仲間がいたからこそ新しい意見が出てきたり、諦めずに課題に対して向き合うことができたかなと思います。この経験が、僕にとって大切な学びになりました。