Activities -活動実績(2022年度)-

■メンター研修会

 令和4年7月16日(土)、認定NPO法人カタリバのスタッフの方を講師として、オンライン上で「メンター事前研修会」を開催しました。(本研修会に参加できなかった方には7月30日(土)に開催)

 本研修会は、やまぐち若者 MY PROJECT において、8月から11月まで高校生のプロジ ェクトを支える伴走者となる方々(通称、メンター)に対して、メンターの役割や高校生と 関わるスタンス等について学ぶプログラムです。 

 事前にエントリーのあった大学生及び社会人メンター計10名、聴講者や関係者含め15名以上の参加がありました。 

■スタートアップキャンプ

 令和4年8月6日(土)、7日(日)の計2日間”スタートアップキャンプ”を開催しました。 本企画は、高校生が自分の興味関心や問題意識を一段掘り下げて考える中で、プロジェク トを進めるチームづくりとプランを磨き込むことを目的としたプログラムです。(今回は初日がオンライン、2日目が対面という形で実施しました。)

やまぐち若者 MY PROJECT へ事前にエントリーのあった、県内高校18校17グループ 約50 名を超える生徒生徒、大学生及び社会人メンター10名、聴講者や関係者含め 70 名以上の参加がありました。

本スタートアップキャンプ以降のプロジェクト実践期間(8 月〜11月)では、高校生が それぞれの地域で大人や学校を巻き込みながらプランを実践しました。また、実践期間中は、 大学生や社会人のメンターがオンライン等でプロジェクトを伴走しました。

ブラッシュアッププログラム

 令和4年10月23日(日)にオンラインで"ブラッシュアッププログラム"を開催しました。

 本企画は、スタートアップキャンプ から、①これまでの活動を振り返り、②自分のプロジェクトを他の参加者に共有したり困っていることなどを相談したり、③これからのプロジェクトへの進め方について考えることを目的としたプログラムです。 やまぐち若者 MY PROJECT へ事前にエントリーのあった、県内高校 14 校 12 チーム の高校生、伴走者である大学生・社会人メンター、ファシリテーターなど50名ほどが参加しました。

 今回のプログラムでは現在のプロジェクトの状況とともに相談したいこと・アイデアが欲しいことを発表し、参加高校生および社会人・大学生メンターでアイデアブレインストーミングを行いました。新たな視点を得られたことで、次なる一歩が見えてきたプロジェクトもあったようでした。

リフレクションプログラム

 令和4年11月19日(土)にオンラインで"リフレクションプログラム"を開催しました。

 本企画は、スタートアップキャンプ から、①これまでの活動の振り返り、学びを言語化し②2月に行われるやまぐち探究サミットに向けてこれからの取組を考えることを目的としたプログラムです。

 今回は、山口県新たな時代の人づくりアドバイザーであり、 (株)ゼロワンブースター取締役 共同代表の合田ジョージ様をゲストとしてお招きし、ご自身の経験に基づいて「リフレクション」の意義やポイント等についてお話しいただきました。その後、各グループに分かれて社会人・大学生メンターとともに高校生が8月からこれまでのプロジェクトのリフレクションを行いました。

やまぐち探究サミット

 令和5年2月4日(土)10時から17時に、山口県セミナーパークにて「やまぐち探究サミット」を開催しました。

 本サミットは、山口県内で「マイプロジェクト」に取り組んできた高校生が、プロジェクトを通して得た「学び」を共有し、これからの生活で大事にしたいことや踏み出したい一歩について考えることを目的に開催しました。参加プロジェクト総数は21プロジェクト(県内22校、63名)で、過去最高の参加人数となりました(※1)。

※1:参加高校生数の推移
11校1団体16プロジェクト(2020年)→13校14プロジェクト(2021年)→22校/ 21プロジェクト(2022年)

 午前は、4会場に分かれ、各プロジェクトからの学びの発表、サポーター(県内で活躍する経営者、NPO代表理事、大学教授等)との対話質疑を行いました。

 午後はまず、振り返りワークの中で、プロジェクト実践を通して得た学びや気付いた自身の変容などを言語化したり、他の高校生と対話することで新たな視点を得るワークを行いました。

 その後、午前中の4つの発表会場から1プロジェクトずつ代表プロジェクトを選出し、セミナーパーク講堂にて代表プロジェクトによる発表、サポーターとの対話質疑を行いました。最終的に、全国高校生マイプロジェクトアワード全国サミットに選出される山口県知事賞に「大津STEAMプロジェクト」が選ばれ、山口県教育委員会教育長賞に「建築技術を生かした巣箱製作と蜂蜜の地域ブランド化」、「おもいをつなぐ」、「英語俳句でSDGsを広めよう」が選ばれました。

 最終的に、探究サミットに参加して得られたことやマイプロジェクトに取り組んできて得られたこと、今後のチャレンジに向けた想いなどをステージに上がって語ってくれる高校生を募ったところ、17名もの高校生が手を挙げて、熱い想いを語ってくれました。「行動力のある人間になりたい。」「今後も地域に貢献できるように今回学んだことを活かしたい。」「得意なことを活かして世界で困っている人の役に立ちたい。」などの高校生の想いを受けて、午後の発表から参加された村岡県知事からは、高校生の想いに感動したとともに、その想いを応援していきたいというメッセージをいただきました。