Activities -活動実績(2023年度)-

■スタートアップキャンプ

 令和5年8月6日(土)、7日(日)の計2日間”スタートアップキャンプ”を開催しました。 本企画は、高校生が自分の興味関心や問題意識を一段掘り下げて考える中で、プロジェクトを進めるチームづくりとプランを磨き込むことを目的としたプログラムです。(今回は初日がオンライン、2日目が対面という形で実施しました。)

やまぐち若者 MY PROJECT へ事前にエントリーのあった、県内高校1420グループ 約50 名を超える生徒生徒、大学生及び社会人メンター10名、聴講者や関係者含め 70 名以上の参加がありました。

本スタートアップキャンプ以降のプロジェクト実践期間(9月〜11月)では、高校生が それぞれの地域で大人や学校を巻き込みながらプランを実践しました。また、実践期間中は、 大学生や社会人のメンターがオンライン等でプロジェクトを伴走しました。

クロスプログラム

 令和5年10月22日(日)にオンラインで"クロスプログラム"を開催しました。

 本企画は、8月5日、6日に開催したやまぐち若者MY PROJECT スタートアップキャンプの次のプログラムであり、社会人や大学生の探究の転機ストーリー(壁にぶつかり、乗り越えたストーリー)を聴くことで、自分たちの探究の現在地を確認し、これからの探究の再加速のきっかけとすることを目的としています。

プログラム当日は、はじめに5人のゲストスピーカーの中から興味や関心のあるブレイクアウトに入り、転機ストーリーを聞きました。その後、各グループでゲストのお話を共有したり、自分たちの行っている探究の壁は何なのかを言語化し、今後の探究の進め方を検討しました。

    参加者としては県内の高校生、大学生・社会人メンター、ゲストスピーカーや関係者を含め約45名ほどの参加がありました。

    参加した高校生から以下のような振り返りが出てきました。

「やりたいことばかりが先走りしがちだが、今やるべき課題をしっかり整理するということが大切だと分かった。」

「約3ヶ月活動を行い、活動に詰まることが出てきたがゲストのお話を聞き、もう一度考えてみると自分なりの解決法が浮かんできた。」

「グループで活動する上で課題となる時間の使い方やタスクの管理の仕方を話し合うきっかけとなった。」

■やまぐち探究サミット

 令和6年2月4日()9時から17時に、山口県セミナーパークにて「やまぐち探究サミット」を開催しました。

 本サミットは、山口県内で「マイプロジェクト」に取り組んできた高校生が、プロジェクトを通して得た「学び」を共有し、これからの生活で大事にしたいことや踏み出したい一歩について考えることを目的に開催しました。参加プロジェクト総数は35プロジェクト(県内22校、153名)で、過去最高の参加人数となりました(※1)。

※1:参加高校生数の推移
11校1団体16プロジェクト(2020年)→13校14プロジェクト(2021年)→22校/ 21プロジェクト(2022年)→22校/ 35プロジェクト(2023年)


 午前は、5会場に分かれ、各プロジェクトからの学びの発表、サポーター(評価者)との対話質疑を行いました。振り返りでは、プロジェクト実践を通して得た学びや気付いた自身の変容などを言語化したり、他の高校生と対話することで新たな視点を得るワークを行いました。

 午後は、午前中の5つの発表会場から1プロジェクトずつ代表プロジェクトを選出し、セミナーパーク講堂にて代表プロジェクトによる発表、サポーターとの対話質疑を行いました。最終的に、全国高校生マイプロジェクトアワード全国サミットに選出される山口県知事賞に「USJでも実証されたマーケティング戦略を高校生が「ときわ公園」で試してみた」、「どこでも開花プロジェクト」が選ばれ、山口県教育委員会教育長賞に「山陽小野田市LABVプロジェクト」、「企画屋の山口活性化イベント」、「「わ」からつながるみらい」が選ばれました。

 最終的に、探究サミットに参加して得られたことやマイプロジェクトに取り組んできて得られたこと、今後のチャレンジに向けた想いなどをステージに上がって語ってくれる高校生を募ったところ、25名もの高校生が手を挙げて、熱い想いを語ってくれました。「知識を吸収して学んでアクションを起こしていきたい。」「人を巻き込んでなんでもチャレンジしていきたい。」「自分のやりたいことを突き通していきたい。」などの高校生の想いを受けて、午後の発表から参加された村岡県知事からは、高校生の想いに感動したとともに、その想いを応援していきたいというメッセージをいただきました。