About us

慶應義塾大学法学部法律学科・山元研究会は、2009年度に活動を開始し、今年で9期目になる憲法ゼミです。

山元ゼミでの活動は3年生が中心的に行い、テーマであったり、形式も3年生が決めます。2017年度の3年生は、リポーター形式とディベート形式を交互に行い、憲法の重要な争点について検討を進めています。

また、サブゼミも4限に開き、憲法についての知識を深めたり、課外活動としてソフトボール大会や合宿などさまざまなことを行う予定です。

4年生は、憲法学について 応用的な知識を深めるための研究を各自行っています。また、4年生のメンバーは、前期の最後に中間発表が求められています。それをもとに、卒業時にゼミナール論文を執筆し、それらをまとめてゼミナール論文集を刊行する予定にしています。

また、不定期にOB(前任校も含む)の方々をお招きし、就職やキャリアアップのための講演会を開催しております。

そして、山元研究会は、3年生を中心に、例年夏休みに行われる恒例のインターカレッジの憲法ディベート大会に参加します。このディベートには、早稲田大学法学部および政治経済学部、一橋大学法学部、九州大学法学部の憲法ゼミが集います。

山元ゼミQ&A

Q.どういった学生がいますか?

A.ロー(法曹)志望や公務員志望、政治家(議員)志望、マスコミ志望、学者志望の学生、部活動や課外活動を行っている学生などがいます。

司法試験や国家公務員試験、地方公務員試験の勉強をしている学生は、合わせてゼミ全体の半数程度います。比率としては、民間志望の学生と1:1程度か、若干民間志望の学生の方が多いようですが、年度によっては逆転することもあります。ゼミ一般にいえることかもしれませんが、密度の高い情報の交換や切磋琢磨できる環境があるので、試験勉強や就職活動をするのに適していると思います。

ゼミに在籍しながら留学(半期)している学生もいます。

政治問題や人権問題に関心の強い学生が多いです。

Q.山元ゼミの特徴は何ですか?

A.山元先生は、比較法(特にフランス法)や国際法に強いことから、比較法に強いゼミであるといえます。日本国憲法を基本対象としつつも、アメリカやフランス、ドイツ、イギリスといった主要国のみならず、イタリアやスペイン、韓国、ロシア等の憲法や政治制度、各法律、歴史・文化に言及されることがあります。

フランスの公法学者を慶應義塾に招いた講演会が年2回程度あり、任意で参加できます。非常に難解な内容ですが、山元先生の解説はわかりやすく、現在のフランスのおかれた状況や問題意識がわかります。

さらに、先生はロースクール所属なので、ゼミ中も司法試験を意識した「○○だけだと不十分だけど、○○まで言えば記述式なら合格だね」といった指導をしていただけます。

学生の特徴としては、政治問題や人権問題を中心に、現実に起きている様々な社会問題について問題意識をもち、それを解決していこうという「挑戦心」に溢れた学生が多いことが挙げられます。具体的には、防衛・安全保障、財政、社会保障、選挙制度、人権の保障手続、精神的自由、報道、教育、環境関係、科学倫理、企業倫理などについて、研究や実地活動に取り組んでいる学生がいます。たとえば、自衛隊基地を訪問した防衛に関心のある学生、大手マスコミでインターンした報道に関心のある学生がいます。卒業生も、自らの問題意識に関連した職業に就いている方がいます。

ゼミの形式としては、レポーターやディベートをこなす回数が多いことが特徴です。一人あたり、最低、半期にレポーター2回、ディベート4回以上をこなします。レポーターとディベートの準備は、班のメンバーで分担して行います。回数をこなすにつれて、毎年、段々とレポーター&ディベートのクオリティが高くなっていきます。「たくさんディベートがしたい!」という人にとっても、「ディベートは初めてなんだけど・・・」という人にとっても、良い経験になります。ディベートは、全員参加型形式なので、個人としてもそうですが、チームとしてどれだけパフォーマンスを出せるかがより要求されます。

Q.ゼミの拘束時間は長いですか?また、部活などと両立できますか?

A.3年生は、1班あたり4、5人で、3~4の班に分かれてゼミを進めます。班は、ゼミの初回に決め、半期でメンバーの入れ替えをします。サブゼミ・本ゼミ以外に、レポーターやディベートの事前準備が必要になりますが、これにかける時間は班ごとにまちまちです。ゼミ以外で週に2、3回集まって準備する班もあれば、全く集まらずに個別に準備している班もあります。班ごとの準備は、自律を基本にしています。

3年生は、夏季ディベート合宿について、参加が原則ですが、それ以外のイベント(スポーツ大会など)の参加は必須ではありません。

サブゼミ・本ゼミは、大体予定通り18時まで行っています(延長することは稀です)。部活や予備校などがある学生は、ゼミ後に練習や授業などに行っているので、両立は可能です。就職活動や試験、大会などで忙しい時期は、柔軟に対応できます。

4年生は、サブゼミへの参加は必須ではありませんが、参加している学生もいます。 本ゼミは、3、4年生合同で実施しており、4年生はレポーターやディベートの負担はありませんが、討議等で積極的な参加が求められます。夏季ディベート合宿への参加は任意です。

4年生は、2月初旬に必ず卒論を提出しなければなりません。これに向けて、中間発表(秋学期第1回)があります。卒論のテーマは、憲法学に関することですが,法と社会学、政治学、経済学、歴史、哲学などにまたがっても問題ありません。字数は、「1字以上・上限なし」ですが、2年間のゼミ活動の集大成という意味がありますので、現実に1字という人はいません(笑)。過去の卒業生の卒論テーマも参考にしてください。各代の卒論は、ゼミ卒論集として本になります。志の高い人は論文を「法律学研究」に掲載しています。

Q,サブゼミは行っていますか?

A.サブゼミは毎週木曜日4限に行っています。ただし履修の関係などで参加できない場合は考慮しています。山元ゼミの院生(ゼミOBやロー卒)がサポートします。年度によって内容は異なりますが,近年は判例分析を行う傾向にあります。

Q.他学部・他学科なのですが、大丈夫でしょうか?

A.当ゼミでは他学科、他学部生の受け入れを行っています。選考に関しても法律学科の学生と同条件で公平に扱います。過去には他学部他学科やSFCに所属するゼミ生もいました。

Q.夏合宿は何をするのですか?

A. 早稲田大学,一橋大学,九州大学の憲法ゼミとディベート大会を行います。初日は対戦チームと立論シートを交換し,対策を練ります。2日目は,午前の部(第一問)と午後の部(第二問)に分けてディベートを行います。夜は合同コンパや各ゼミに分かれてコンパをします。

Q.お酒はあまり飲みたくないのですが・・・

A.全く問題ありません。飲めなくても楽しめます!!

Q.入ゼミ関連で何か準備することはありますか?

A.本登録後、必要があればこちらから指示します。