山田歯科医院
トピックス
概要
昭和7年(1932年)山田歯科医院を開業 院長 山田辰三(祖父)昭和52年(1977年) 山田隆(父)院長に就任 平成21年(2012年)現院長に引継ぎ現在に至る。
健康な歯がうつを予防する
東京医科歯科大学は2021年5月21日、米国の Behavioral Risk Factor Surveillance System (BRFSS) のデータ分析により、「自分の歯が多いと、うつ症状が少ない」という口腔と精神的健康の因果関係を明らかにしたと発表しました。
気を付けたい悪習癖
悪い影響を与える癖を悪習癖と言います。TCH(上下の歯と歯を接触させる癖)、口呼吸、噛み癖、歯ぎしり、舌を突き出す、開ロ、指しゃぶり、爪を噛む、唇を噛む、頬杖をつく、食いしばりなどは歯や歯周組識、顎関節に悪い影響を与えます。これらの癖があれば歯科医師への相談をお勧めします。
過去に矯正治療を受け歯並びを治したのに また歯並びが悪くなった場合は悪習壁の可能性があります。
MFT (口腔筋機能療法)
(Oral Myofunctional Therapy) 口と口の周りの筋トレ、ヨガ
(Oral Myofunctional Therapy) 口と口の周りの筋トレ、ヨガ
口の周りや舌のトレーニングで調和の取れた状態に改善するレッスンです。
MFTが推奨されるケース
お口をポカーンと開けている
お口で呼吸する(口呼吸)
舌の位置が悪い
口元のゆるみ
口元の出っ張り感
への字の口
顎の下のたるみ
喉の奥に水がためられない
ガラガラうがいが苦手
舌を出す癖がある(舌突出癖)
指しゃぶり
歯ぎしり食いしばり
歯の接触癖
歯の接触癖(TCH)とは?Tooth Contacting Habit
本来、口を閉じている時 上下の歯と歯の間は2〜3ミリの隙間が開いていてこの隙間を安静空隙と言います。もし歯と歯が接触しているなら悪い癖が習慣化している状態です。そもそも上下の歯は接触する事はありません。接触が癖となり習慣化した為に正常の位置と体が認識してしまっています。もし上下の歯と歯が接触している(噛んでいる)と歯や体に影響を及ぼす悪い癖です。歯と歯を接触される癖の事はTCHと呼ばれ口や体に悪影響を与えています。
歯の接触癖(TCH)がある?
下記の項目に当てはまるなら要注意です。
骨隆起(骨の出っ張り)
楔状欠損(歯の根元のくびれ)
咬耗(歯の擦り減り)
舌の脇に歯の跡がついて凸凹している。
頬の粘膜にスジがある。
口呼吸 (気を付けたい悪習癖)
口呼吸か鼻呼吸かセルフチェックしましょう。口呼吸は体に悪い影響を与える悪習癖の1つです。鼻呼吸が哺乳類の正しい呼吸法です。生まれた時は鼻呼吸をしていたのに何らかのきっかけで口呼吸が習慣化している恐れがあります。口呼吸は細菌やウイルスが体内に入り易く感染症をおこします。鼻呼吸は副鼻腔の働きで花粉やチリ、細菌やウイルス等の異物を外に排出し温度と湿度を加えた きれいな空気を肺に送ります。口呼吸は口の中の水分が奪い取られ口の中は乾燥します。口の中が乾燥すると唾液による殺菌消毒作用が発揮されず細菌が繁殖しやすくなり むし歯や歯周病、口臭の原因だけでなく口内炎ができたり入れ歯が合わなくなることもあります。全身的には自律神経の乱れを起こすとも言われています。
口呼吸のセルフチェック 下記の項目に当てはまる場合は注意が必要です。
口を開いている。
口を閉じると顎に梅干し状の膨らみとシワができる。
クチャクチャと音を立てて食べる。
唇が乾く。
かみ合わせが悪い。
舌が下に下がっている。
口臭がある。
起床時にのどがヒリヒリする。
起床時に口が乾いている。
いびき
歯ぎしり
タバコを吸う。
激しいスポーツをする。
周術期口腔機能管理
周術期とは
手術が決定し入院、麻酔・手術、術後回復、退院・社会復帰までの、術中だけでなく手術前後を含めた一連の期間のことです。
周術期口腔機能管理は周術期に口腔ケアを行います。
周術期口腔機能管がなぜ必要なのでしょう?
全身麻酔による手術では口から気管チューブを挿入します。口腔内には1gの歯垢に1億という非常に多くの細菌がおり気管チューブを挿入することで口腔内の細菌を肺に押し込めてしまうことで肺炎や気管支炎といった重篤な合併症につながります。また動揺している歯がチューブなどに当たり歯が抜けたり飲み込だり気管内に入ってしまう可能性があります。
リスクを減らし安心して手術に臨めるように口腔ケアやブラッシング指導、歯石除去、歯の治療等の口腔内を清潔に保つ事は大切です。
睡眠時無呼吸症候群 SAS (Sleep Apnea Syndrome)
睡眠時無呼吸症候群とは 睡眠時に呼吸が停止する、あるいは低呼吸状態になる疾患です。医学的には、睡眠中に10秒以上息が止まった状態を無呼吸と言います。眠っている間の状況は本人には把握出来ないことが多く家族によるいびきや無呼吸を指摘される方も多いです。
原因 物理的に狭くなり、呼吸が止まってしまう閉塞性睡眠時無呼吸と脳から呼吸指令が出なくなる呼吸中枢性の異常による中枢性睡眠時無呼吸に分けられます。
無呼吸チェックポイント
睡眠時間を取っているのに日中の疲労感がある
睡眠時間を取っているのに眠気がある
睡眠時間を取っているのに集中力が低下する
首の周囲に脂肪がたくさんついている
舌が大きい
扁桃や口蓋垂が大きい
あごが小さい
いびき
睡眠中に目が覚める
不眠
起床時の頭痛
むせる
何もしていない時にむせる。食事や会話中にむせるのはなぜでしょう。「むせる」とは本来なら食道に行くはずの唾液や飲み物が気管に入った時に それを出そうとして起こる反応です。飲み込む力が低下すると起こります。喉の奥には気管と食道に繋がる管があり十字路の様になっています。解剖学の教授が授業で「魔の十字路」と言うほどの場所でもあります。「むせる」とは空気しか通らないはずの気管に異物が入る為に肺に細菌が入り誤嚥性肺炎を起こす事もあります。嚥下反射(飲み込む時の反射)、咳反射は加齢とともに低下します。
嚥下障害セルフチェック
何もしないのにむせる
会話中にむせる
食事中にむせる
以前はむせなかったのに、むせるようになった
食事中や食後に咳が出る
食べ物がのどにつかえる感じがある
食べ物が飲み込みにくい
食べ物を水分で飲み込むことが多い
食後に声がかれる ガラガラ声になる
むせやすい食べ物を避けている
飲み込んだ後も口の中に食べ物が残っている
項目に当てはまる場合は注意が必要です。ご相談ください。また『のど』の働きが衰えるとかぜやインフルエンザのウイルスが侵入しやすくなり感染症にかかりやすくなります。
嚥下障害には脳卒中等の大きな病気が原因の場合もあります。
オーラルフレイル とは [「Oral」口と「Frailty」虚弱]
オーラルフレイルとは口に関するささいな衰えを放置したり適切な対応を行わないままに したりすることで口の機能低下や食べる機能の障害さらには心身の機能低下まで繫がる 負の連鎖が生じてしまう 事を言います。
オーラルフレイル セルフチェック 下記の項目に当てはまる場合は注意が必要です。
むせる
食べこぼす
食欲がない 少ししか食べられない
柔らかいものばかり 食べる
滑舌が悪い
舌が回らない
お口が乾く
ニオイが気になる
自分の歯が少ない
あごの力が弱い
☎049-225-1526
本川越駅近 徒歩2分