山田歯科医院

むし歯

〒350-0043 埼玉県川越市新富町1-1-10

049-225-1526

yamadasika@white.plala

お問い合わせは上記までご連絡くださいませ。
ご予約はお電話にて受け付けております。

むし歯の予防方法をご紹介します。

日常生活の中での、ちょっとした工夫と努力でむし歯は予防できます。下記の方法を読んで、あなたもむし歯ゼロを目指しましょう。

1.歯みがき

2.キシリトール

3.フッ素

4.正しい食生活

5.定期健診

歯みがき

「毎日、歯みがきをしているのに、むし歯になるのはなぜ?」そんな風に思っていませんか?

むし歯は必ずなるものではありません。きちんとした歯みがき習慣が備わっていれば、むし歯は防げます。きちんと歯みがきをしているのにむし歯になった…と思っていらっしゃる
『実はきちんと磨けていなかった』というのが本当のところです。

歯みがきの目的は、むし歯や歯周病の原因菌をブラッシングにより除去し、歯肉をマッサージする事にあります。歯みがき粉をたくさん付け、アワだらけにする事ではありません。歯みがき粉をたくさん付けると清涼感などで磨いた気分になりますが、実際には全く磨けていないのが実情です。

むし歯の原因菌(ミュータンス菌・ラクトバチルス菌など)は好気性(空気を好む)のため、歯の表面に付きます。ツルツルした個所は付きにくいので、歯と歯の隙間やザラザラした個所、詰め物やかぶせ物の段差などに固まりくっつきます。これを歯垢(プラーク)と言います。

一方、歯周病の原因菌は嫌気性(空気を嫌う)のため、空気の届きにくい歯と歯肉の境目に入り込みます。こういった習性を持つ、むし歯菌や歯周病菌のかたまり、歯垢を落とすのが歯みがきの目的ですから、歯ブラシの選び方や磨き方にもポイントがあります。

歯ブラシのヘッドの大きさ

歯ブラシのヘッドは、大きい物より小型の物を選びましょう。大きければ一気に磨けますが、狭くて小さいところは磨きにくくなるためです。

歯ブラシの毛の硬さ

普通の硬さか柔らかめの歯ブラシを選びましょう。硬い歯ブラシは歯や歯肉を傷つける恐れがあるうえに、意識した通りの個所が磨きにくくなります。

歯ブラシの握り方

力を入れてしっかり持ってしまうと奥歯まで綺麗に磨けません。強い力でゴシゴシと磨いてしまうと、毛先が広がって歯垢をとることができません。歯ブラシは、軽く鉛筆を握るようにゆったりと優しく持ってください。なれるまでは人差し指と親指だけで、歯ブラシのお尻のほうをつまみ磨くようにしましょう。

小刻みに磨く

歯をひとつひとつ磨くつもりで、5mmから1cmくらいの細かいストロークで磨きましょう。早く磨こうとして大きく動かすと、歯と歯の間にひそむ肝心の歯垢が取れていないので無駄に終わってしまいます。あせらずにのんびりと、歯と歯の間や歯と歯肉の境目を重点的に、歯ブラシを細かく細かく動かし、歯垢を取り除いてください。細かいストロークで磨く事によりマッサージ効果もあります。

キシリトール

100%キシリトールガムを毎食後欠かさず摂取することによって、むし歯菌が弱くなってむし歯が出来なくなり、歯にもプラークが付着しなくなります。 2週間程度でプラークが減り始め、3か月程度でむし歯になりにくくなります。

寝る前のキシリトール摂取は大変効果的です。睡眠中は唾液の分泌が少なくなりむし歯菌が増えやすくなります。寝る前にキシリトールを摂取してお口の中の環境を良い状態にしましょう。

※キシリトールを摂取するからといって歯みがきが不要になるわけではありません。

キシリトールの摂取方法

むし歯予防に効果的なキシリトールの摂取量は一日あたり5~10g以上です。歯科医院で販売している100%キシリトールガムには一粒約1.3gキシリトールが配合されています。

一日3回1錠ずつ噛むと 1.3g×3=3.9g

一日3回2錠ずつ噛むと 1.3g×6=7.8g

上記を目安にキシリトールを摂取してみましょう。

キシリトールの効果

1:プラークの除去が容易になる

2:プラーク量の減少

3:むし歯菌(S.mutans)の付着の減少(感染機会の減少)

4:むし歯菌(S.mutans)の減少

5:アルカリ性のプラーク

6:プラーク中のカルシウム量の増加

7:再石灰化のための科学的条件が有意に促進される

8:プラークの起炎性が低下する(歯周炎および歯肉炎の抑制効果)

フッ素

フッ素は私たちをとりまく自然環境に広く分布している自然元素で、土壌や空気、水、食物などに存在しています。毎日の食事を通じて私たちのからだに摂取されており、歯や骨を健康に保つために必要な栄養素のひとつです。また、フッ素は歯質を強化する効果が高いことから、世界各国でむし歯予防に用いられています。

※フッ素の扱いについては、歯科医院と相談の上で使用しましょう。

フッ素の効果

1:再石灰化作用の促進

フッ素がむし歯になりかかった部分へのミネラルの取り込みを助け、歯の回復(再石灰化)を促進します。

2:歯質の強化

フッ素が歯のエナメル質や象牙質に取り込まれて、強い結晶構造をつくることで、歯を強くします。

3:ミュータンス菌の抑制

フッ素の抗菌力により、むし歯の原因菌のひとつであるミュータンス菌の働きを抑えてくれます。

正しい食生活

正しい食生活を心がけましょう。だらだらした食事と間食などの不規則な食生活が歯の大敵です。むし歯を無くしたいと考えているならば、きちんとしたリズムの食生活が重要になります。

定期健診

むし歯になり、痛み出してから歯医者に行くよりも、検査してもらうつもりで定期的に歯医者へ行く事が重要です。「むし歯になっていないのに歯医者に行くと迷惑では?」などと考える必要はありません。むし歯を予防する事も私たち歯科医師の立派な仕事です。

あなたは日常の歯みがきで、隅々までしっかり磨けていますか?

あなたは小さなむし歯を早期に発見できますか?

自宅で、鏡を見ただけではわからない事がたくさんあります。ぜひ、その道のプロである歯科医院へ足を運び、定期健診を受ける習慣を身につけましょう。


049-225-1526

本川越駅 徒歩2分