非人間的知能、道徳、永遠平和
ユク・ホイ著
『カント・マシン:人工知能以降の批判哲学』
をめぐって
2026年6月5日
講演概要
香港の哲学者ユク・ホイ(1985年生まれ)は、テクノロジーや、テクノロジーが惑星の時代の社会的、政治的な変容に与える影響を考える、現代を代表する思想家の一人である。彼の最近の新刊『カント・マシン:人工知能以降の批判哲学』は、イマヌエル・カントが提起した「認識可能性」についての根本的な問いを扱っている。
著者は、AI関連技術の爆発的な成長によって、人間の認識が再定義されつつあるこの時代に、カントの批判的プロジェクトを再考することを提案している。AIは、西洋の形而上学、とりわけ認識の可能性、道徳の基礎、そして永遠平和の展望に焦点を当てた、カントに端を発する思想の流れにとって、最大の挑戦の一つと見なされている。
『カント・マシン』は3部構成となっている。第1部ではAIが「知的」でありうるかという問い、第2部ではAIが「道徳的」でありうるかという問い、第3部では、紛争の平和的解決というカントのプロジェクトを実現する可能性について考察している。
プロフィール
ユク・ホイは、ロッテルダム・エラスムス大学哲学教授、同大学エラスムス哲学・技術研究所所長。
香港でコンピュータ工学を学んだ後、ロンドン大学ゴールドスミス校でベルナール・スティグレールの指導のもと博士号を取得。その後、ロイファナ大学リューネブルク校で哲学の教授資格を取得。
『デジタル・オブジェクトの存在について』や『中国における技術への問い』など、技術と哲学に関する主要著作で知られ、2014年から哲学と技術研究ネットワークの代表を務めている。
スケジュール
2026年 6月5日
16:15 – 16:20 開会
16:20 – 16:40 長坂真澄
16:40 – 17:00 ペター・バヤーニッチ
17:00 – 17:20 エヴゲーニィ・ブリノフ
17:20 – 17:30 休憩
17:30 – 18:00 サニヤ・バヤーニッチ
18:00 – 18:40 ユク・ホイ
18:40 – 19:40 質疑応答
19:40 – 19:45 閉会
講師
ロッテルダム・エラスムス大学 教授
ディスカッサント
ペター・バヤーニッチ / サニヤ・バヤーニッチ /
エヴゲーニィ・ブリノフ / 長坂真澄
日時
2026年6月5日(金)16:15~19:45
会場
早稲田大学 早稲田キャンパス 26号館 地下 多目的講義室
対象
入場無料・どなたでもご参加いただけます
言語
英語(通訳なし)
主催
早稲田大学高等研究所 (WIAS) / 国際教養学部 (SILS)
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