最新のゼミ活動やNewsを紹介しています
幸せのりんごでゼミ打ち上げ!(12月23日)
恒例のゼミのクリスマスランチ。M2は論文たけなわですが、皆でもちよって和やかなランチ。そして毎年長野から届く「しあわせの赤いリンゴ」を配って、来るべき年が幸多からんことを願うのでした。
年納めYEP開催!(12月16日)
今年も恒例のYEP(Year-End Party)。お世話になったゲストの方やTAをしてくれているゼミOBOGも含めてにぎやかに開催。今年一年の各自の労を労い、来たる新たな年がさらに良き一年となるよう皆で乾杯。幹事の工夫でゲームあり個人のお祝いありと企画も楽しく、何よりも当ゼミらしく年代もプログラムも超えて、和気あいあいのメンバーで1次会、2次会、3次会、4次会と果てしなく飲み、語り、歌う一夜となりました!
そちこちでOBOG会(12月9、13日)
当ゼミの良きカルチャーに縦横のつながりの強さ、それと仲の良さがあります。年に数度は修了生も現役生も交えたイベントを何度か開催する上に、修了生が主導した食事会や勉強会も行われています。そのような中で年末と言うこともあり、12月9日には卒1卒2と呼ばれる卒業して1年と2年のメンバーが集まって、珍しく月島で鍋やもんじゃを楽しみましたが、中国出身のメンバーがもんじゃを上手に作って食すことに関心。打ち解けたメンバーで夜更けまで過ごしたのでした。次いで13日の夜には、これまたなぜか渋谷で当ゼミのプロフェショナルプログラムのゼミの第1期生と2期生、そこに総合プログラムの1期生が合流して懐かしいメンバーで和気あいあいと会食をしたのでした。プロ1期生はたぶん卒11(11年前に卒業)になりますので、ゼミコミュニティーも厚みも増してきました。当時のゼミの規模はまだ小さくて、活動内容も手探りでしたので、専門書の輪読や論文指導が中心のシンプルなものでしたが、それでも当時のメンバーは色々な学びができて、何より素晴らしい友人たちと巡り合えて充実したものになりました。今や当ゼミも大きくなり、活動内容も多様ですが、先輩たちが育んだ良きカルチャーは継承して、現役生も慈しんでいます。
学会発表(12月3日)
年に二度行われる日本ビジネスモデル学会のイベント。今回の公開論文発表会には当ゼミからOBのにっしー(西本)と現役のまよよん(岸上)が発表。ニッシーはWBS修了後京都大学の経営学大学院博士課程に進学して、学位取得に向けてさらなる研鑽中。テーマは「経営戦略観に基づく組織ルーティンの概念レンズで見た円滑な技術移転とイノベーションのメカニズムの考察」という異様に複雑なものですが、当日はその研究の初期段階である先行概念の紹介を中心に発表。WBSを体感した根来名誉教授からインプットを頂き、今後の研究の参考になったようです。まよよんは、現在取りまとめ中のWBS修士論文の「IR活動がアナリスト評価に与える影響と株式市場評価の関係性について」を発表、企業のIR戦略に対する実践的なインサイツを引き出すもので印象的でした。午後のセッションは、「データで何ができるのか?データにまつわる視座の現在」というテーマの下で東京大学副学長の渡辺俊也先生の基調講演をはじめ、多くの識者の講演がありました。中でも自治体のデジタル化と言う草の根的活動で着実に成果をあげておられる石川県の西垣副知事のお話は身近なテーマでもあり多くの参加者の共感を呼ぶものでありました。
ITC(自己変革)Workshop(12月2日)
"Immunity to Change"(ITC)とは、自己変革を妨げる免疫機能と言う意味であり、ITC workshopとは、自分の心の奥底を覗くことによって、自己成長や変革を阻害する真因を探り、その克服のための道筋を見出すための演習です。ハーバード大学の教育学者であり、当ゼミの理論的支柱にもなっている成人発達理論を主導するRober Keagan 博士によってあみ出された実践的な変革ツールです。これを幸運にもエゴンゼンダー日本の前ヘッドであり、Keagan博士の薫陶を直接受けた丸山泰史さんに直接ワークショップをリードして頂きました。
Keaganの理論は詳しくは彼の著書「なぜ人と組織は変われないのか」を読むしかないのですが、本書のコピーを引用すると「ITCとは「変わりたくても変われない」という心理的なジレンマの深層を掘り起し、変化に対して自分を守ろうとしているメカニズムを解き明かす手法」と紹介されています。つまり、変革が進まないのは「意志」が弱いからではなく、「変化⇔防御」という拮抗状態を解消できないから、という新しい理論です。
さて、丸山さんの指導の下、ゼミ生一同深く自分と向かい合い、それぞれに内在する変革の免疫機能を知り、自己変革のヒントを得ることができました。大変に有意義な演習をリードしてくださった丸山さんとサポーターのリクルート社のメンバーに深く感謝です!
Lego Serious Play(11月18日)
今日は恒例の学生Day。ゼミ生の自主企画で行うイベント。今回はHERP社の西村さんを講師にお迎えして、Lego Serious Play(LSP)の実践を行いました。LSPとは、コンストラクショニズムと呼ばれる、手と頭が連携を取りながら、新しい知識を構築、再構築していくという理論に基づいた教育手法であり、何かを作ることで何かを気づき、知ることを体験します。今回はそれぞれの自己開示をレゴによる作品作りとストーリーテリングを試みたのですが、驚くほどクリアに一人一人の個性や価値観が表出して、コンストラクショニズムのパワーを知りました。実際に改めて自己認識ができた気がします。というシリアスな手ごたえもありながら、何よりゼミOGのももちゃんも飛び入りで参加したオールゼミでのカラフルで楽しいイベントとなり、西村さんと企画してくれたゼミ生に感謝!
至善館吉成ゼミと交流(11月17日)
当ゼミ総合1期修了生の吉成雄一郎さんが、その後もアカデミックな研鑽を積まれて早稲田大学社会科学部で博士号を取得され、今年から学校法人至善館の非常勤講師になられたことは本HPでもお知らせしました。そして吉成ゼミを主宰されたので、さっそく古巣である当ゼミとの合同ゼミを行いました。至善館は、経営学者である野田智義さんが創設された全く新たなビジネススクールであり、経営学に留まらずに哲学、社会学、宗教、歴史など広範な学識を学び、講師との対話を通してリーダーとしての素養を高めていく全人格的教育を特長としています。そうした全く異なるバックグラウンドの両校のゼミ生による交流は、活発な意見の交換となり、お互いに刺激と発見に満ちたものとなりました。これからも両ゼミの交流は継続していくことになります
Brain Workout(11月10日)
東京大学未来ビジョン研究センター特任研究員、Great Journey LLC代表であり、人の脳の鍛え方を説いた「Brain Wokrout」を出版された安川新一郎さんを囲んで、人口知能の時代における人間知性の磨き方について学びました。安川さんが説く脳を鍛えるための6つのモードとは「運動」、「睡眠」、「瞑想(自己と対話する)」、「対話(他者の言葉に耳を傾ける)」、「読書(著者と対話する)」、そして「デジタル(主体的にテクノロジーを使いこなす)」。これらのモードを的確に活用して脳を意識的に鍛えることにより、我々はテクノロジーに支配されずに、自分の考えと意思により主体的に生きていくができるのです。この考え方は、当ゼミで実践しているナレッジ、スキル、マインドを高める活動と合致するものです。安川さん、ありがとうございました!
熊本訪問(10月6‐8日)
充実した2+1日の熊本訪問。主目的はTSMC進出の地域経済への波及効果を知ることであり、当ゼミOBで熊本在住のトミーの尽力もあって、熊本県庁の企業誘致や産業振興の担当者の話しを伺えただけでなく、なんとかの「くまモン」の成功ストーリーを直接仕掛け人の方からお話しを伺う機会を得て、地域振興の奥行きと難しさを深く理解できたのでした。さらに幸運なことに東京エレクトロン(TEL)社の熊本工場を見学して半導体製造の最先端を学ぶこともでき、段取りを快くしてくれたWBS生に深く感謝!
端的に言えば、熊本には水源や電力が豊富など地の利があり、これまでもソニーや三菱電気、TELなどの大型工場の誘致に成功してきたのだが、そこに今回のTSMC進出が国主導で決定したことで、知事のリーダーシップの下で県庁各部門と県下の自治体、そして地元大学の連携体制を確立して、一気に半導体産業の世界的集積地への躍進を目指しているところです。県の職員の方々による丁寧な説明と資料提供、そして現地見学により、その取り組みの実態と熱気をまざまざと体感できた2日間でした。週末となった3日目も含めて、市内観光やグルメ(熊本には素敵なお店が沢山!)、阿蘇山巡りなと、熊本を満喫して一同帰路に。
(くまモンストーリーはまたいつか!)
毎年恒例ゼミファミリーパーティ開催!(10月1日)
当ゼミ恒例ファミリーパーティ@平河町を今年も開催。今年も大勢の現役OBOGとその家族が集合して、ゼミコミュニティーの懇親を深めることができました。ハイライトは現役ゼミ生二人の婚約発表、それぞれのフィアンセも紹介されて、皆で盛大にお祝いをしたのでした。それからゼミ生の子供たちや赤ちゃんが大勢参加してくれたことが印象的で、お陰で一段と和やかで楽しい会となったのでした。当ゼミで大切にしているコンセプトの一つが「ゼミはハーバー」。皆の港として、皆が自由に出入りし、多様に結びつき、共に豊かな時間を紡いでいく。そんなイメージをもって、今後ますます多様な活動をこのゼミコミュニティーで行っていく予定です。乞うご期待!
夏合宿@鴨川開催…マインドフルネスと自己発見の旅(9月16-18日)
もはや9月半ばですが、恒例の夏合宿を鴨川のセミナーハウスで実施、初日のアクティビティ(SAP、フィッシング、観光)、二日目のマインドセッションとグローバル勉強会、そして最終日のスポーツ大会と充実した3日間をオールゼミで共に過ごしました。やはりハイライトはマインドセッション。前半はマインドフルネスに関するセオリーと実践。「機能的文脈主義」とは何かを紐解き、過去や未来からの囚われから解放されて、マインドフルに「今を生きる」ことの大切さを理解しました。そして後半では「Narative Identity」について学び、自らのライフストーリーを言語化し、人に話すことを通して自己認識(アイデンティティ)を新たにし、これからの行く末にそれぞれ思いを馳せたのです。不安な感情に束縛されずに、マインドフルに日々を生きて、皆がより良き人生のストーリーを紡いでいって欲しいと心から願うのでした。
WBSフェア開催!参加御礼!!(9月10日)
WBSフェア参加の御礼
平野ゼミのモジュール説明会に多数の方のご出席頂き、誠にありがとうございました!
実は授業でよく使用される、馬蹄形の教室から中継をしていました
卒業生も含め、少しでもゼミの雰囲気をお伝えできておりましたら幸いです。
今日はみなさまから、ゼミのコンテンツや学生のダイバーシティ等、ご質問を多数頂きましたが、まだまだご不明な点もあるかと思います!
プロフェッショナル専修の出願直前の9/17(日)21:00〜にもゼミ主催の説明会を予定しておりますので、出願直前のお悩みやご質問、なんでもお寄せください
M2まよよん
当ゼミ出身 吉成さんが大学院至善館で教授就任・ゼミを主宰(9月1日)
嬉しいお知らせ。当ゼミ夜間主総合第1期生の吉成雄一郎さんが至善館大学(MBA)で特任教授に就任されて、9月よりゼミを主宰されることになりました。吉成さんは、WBSでMBAを取得後に、三菱商事での海外勤務を続けながら本大学大学院社会科学専攻で博士号も取得されたものです。秋学期には早速、吉成ゼミと当ゼミとの合同ゼミを実施します!
以下、吉成さんのFB上のコメント紹介。
「【お知らせ】8月より、社会人ビジネススクールの大学院大学至善館の特任教授に就任し、ゼミを受け持つことになりました。若い次世代リーダーに今までの経験と知識を伝えていきたいと思います。」
「日本橋にある社会人ビジネススクールの大学院大学至善館で、吉成ゼミが始動しました。デジタル広告、メガ銀行、化学メーカー、ITという多彩なバッググラウンドを持つ志ある社会人学生が集ってくれました。嬉しい限りです。歴史も評判もないゼミに飛び込んで1期生になろうというのは、アントレプレナーシップそのものと言えましょう。リスペクトしかないです。共通点は、全員理系(含む計量経済学)でデザイン思考への関心が高い、といったところでしょうか。かなりレアな組み合わせかもしれません。ゼミ1期生の1日目は今日しかありません。これから一緒に歴史を作りましょう」
プロM1論文相談会(8月23日)
昨日、プロM1の2回目修士論文相談が開催されました!
1回目の6月17日から2ヶ月、前回の進捗報告や新しいテーマの相談など、先生との1on1のセッションで多くのアドバイスをいただきました。
みんな様々な課題感を持って先生に相談しましたが、今年の修論の人気トピックはM&Aになりそうです!
夜は、夏休みらしいゆったりとした気分で、美味しいワインとお肉を楽しみました!
先生や仲間との素晴らしい時間を過ごしました!
プロM1 Ngo(ごー)
暑気払い②ゼミBBQ(8月20日)
お盆は過ぎましたが、まだまだ猛暑が続く中、都内某所でゼミ有志によるBBQ大会を実施。現役ゼミ生のあんちゃんの海外赴任の送別会でもありました(製薬会社のCVC担当者として米国ボストンに赴任予定)。OBOGも参加して、楽しい会になりました。以下、ゼミメンバー、ベトナム出身のゴーちゃんのFBから。
「みなさん、こんにちは!平野ゼミのNgo(ごー)と申します。
WBSの初の夏休み、大好きな仲間と仲良く楽しんでいます!夏休み中は、みんなで盛り上がるイベントをたくさん企画しています。
実は今日、新宿でBBQパーティーを開催しました!OBの方々にも参加していただき、本当に楽しい時間を過ごせました。
4月に入学してからは、仕事や家族、勉強に追われて大忙しいだからこそ、この夏休みは充実したものにしたいと思っています!」
香港Visit(ゼミ外)(8月1日)
用事があり久しぶりの香港訪問。2019年の市民蜂起と北京介入以来、香港は変わったのだろうか、それをこの目で確認するのも目的の一つ。市街地は相変わらず人の往来が多く変わりないようですが、心なしか西洋人の姿が少ない気がしました。そこで長く駐在する商社の現地トップと前財務長官のJon Tsangという大物にも会えたので、率直に彼らのビューを聞いてみると、メッセージは"Hong Kong is unchanged". 端的に言うと、北京にとって香港は諸外国とのモノ、カネ、ヒトのゲートウェイという戦略的価値は高く、そのために今でも異なる通貨、司法制度、優遇税制は認められており、介入以前の自由が維持されているとのこと。従って、強い北京の介入を恐れて香港を離れた企業や住民も戻り始めている様子。ただ、政治、教育、そしてメディアへの監視・介入は高まったことは事実であり、長期的に同化が進んでいくのは必至のように思えます。まさに深慮遠謀の国、中国らしいと改めて思った次第。
前期ゼミ打ち上げ!+誕生会!(7月28日)
あっという間に、今年度も前期終了。ゼミ生それぞれに奮闘して充実した前期となり、お互いの健闘を祝して内堀に浮かぶカフェで打ち上げをしました。また、ちょっと早い誕生会も合わせて開催してくれて、心づくしのプレゼントと皆からの祝意が本当に嬉しかったです。この素晴らしいゼミ生たちの成長や成功に向けて、教員もますます奮闘しなければ、と改めて思った夜でした。ありがとう、まだまだ頑張ります!
生成AIを用いた最新DX演習(7月23日)
これは大手ITコンサルティングA社の現役コンサルタントから最先端の生成AIのビジネス実装を演習形式で学ぶ、というあり得ないような貴重な一日になりました。具体的な課題は、生成AIをコアにした金融機関の営業組織を対象にDXプランを策定するという実践的なもので、単にシステムの構成を考えるのではなく、実際に業務に埋め込んでいくための組織体制や人材育成プランまで検討、さらにはテクノロジーの陳腐化リスクやAI倫理問題への対策など、本当に深いところまで最新の知見を提供して頂きました。加えて、本日のハイライトとして、A社の若手コンサルタントも参加して、ゼミ生と一緒にケース課題演習を行ったことがあり、若手とは言え現役コンサルタントとアウトプット比較されるという想定外のスリルをゼミ生は味わったはずです。A社メンバーに感謝です!
M2論文中間報告(7月22日)
スペシャルコメンテーターとして樋原先生をお迎えして、プロM2の論文中間発表会を開催。ほとんどモヒカン刈りの樋原先生の迫力もあって、皆緊張感をもって論文の現状を発表。当ゼミの学生の論文テーマは実に多様で、環境系スタートアップの戦略、インフレ下における消費財の価格戦略、中期経営計画の実効的価値、グローバルファーマのCVC戦略、などなど。樋原先生からのコメントも踏まえて、これから始まる長い夏休み中に飛躍的な論文進捗を目指すことになります。秋口が楽しみです(笑)
暑気払い①(7月21日)
気候変動のためか、非常に暑い日が梅雨明け前から続く東京。前期終了の多淫民具でもあり、早稲田を離れて六本木で食事会。論文アドバイザーの吉岡先生と修了生のマックス君も参加してテナントで気持ちよく皆で会食。その後は修了生も大勢合流して、大いに盛り上がったのです。
WBSFair開催!(7月16日)
今年度第1回目の入学説明会-WBS Fair-を開催しました。今年もオンライン開催でしたが、大勢の方々にご参加頂きました。有難うございました。写真には6名しか映っていませんが、実際にはOBOGも含めて大勢のゼミ生が協力して盛り上げてくれたのです。多くの方に少しでも当ゼミの魅力が伝わっていることを願っています。
内田一成先生をお迎えして(7月15日)
今日のゼミスペシャルゲストは、2年前に早稲田ビジネススクールを退任された内田一成先生!今のゼミは内田先生の講義を受けたことがないので、わざわざ当ゼミのために講義をしてくれて一同感謝感激でした。相変わらず洒脱な内田節で、あちこち脱線しながら、でもリーダーシップとプロフェショナルの神髄を語ってくださいました。最後は近著「アウトプット思考」の大サイン会となりました。土曜日の半日を当ゼミだけのために講義をしてくださった内田先生に改めて感謝です!
Climate Techの最前線(7月9日)
今回の日本ビジネスモデル学会シンポジウムのテーマはClimate Techの最前線。東大TMIの田中先生の基調講演に続いて、共催のSpiral Capitalのリードの下で、Climateにコミットしている大企業系とスタートアップ系のキーパーソンが集合して、活発な議論が展開されました。Climate領域は、巨大市場が形成されつつある一方、カーボンニュートラルを達成するためには多くのイノベーションが不可欠な領域。そのためには大企業とスタートアップが効果的に協業しブレークスルーが期待されるところです。ゼミ生も多く参加して、学びの多い一日となりました。
50周年パーティー(ゼミ外)(7月7日)
McKinsey日本支社の50周年パーティに参加し、旧交を温めてきました。そこで当ゼミ出身のなんちゃんとも遭遇。教え子が古巣のMcKinseyで活躍してくれていて何よりです。
TSMC訪問!(7月3日)
筑波に存在するTSMCジャパン3DIC研究開発センターをゼミ有志で訪問。そこで江本裕センター長から半導体後工程の革新について詳しくご説明いただいたのちに、クリーンルームを外から見学。いわゆるムーアの法則と言われる半導体の微細化は限界に近付きつつあり、いまや後工程のパッケージングの革新も重要となっています。具体的には下図のように複数の半導体を一体化して、それらの結線と固定化を超微細に行うことで3次元の半導体パッケージを生産する技術であり、当研究所が3DIC開発センターと呼ばれる所以です。半導体業界の裏表を知りぬいてられる江本氏のお話も大変有益であり、参加したゼミ生一同大いなる学びになった筑波訪問でした。
マインドセッション開催(7月1日)
今年もマインドフルネスのトップ講師である吉田昌生さんをお迎えして、マインドフルネスの理論を学び、実践したのでした。マインドフルは、その実践法として瞑想などを行うことからスピリチュアルな行為という印象もあるかもしれませんが、現在では脳科学に裏付けられた科学的なメンタルのトレーニング法であり、医療現場においても活用されているものです。詳しくは吉田さんのご著書などをお読み頂ければ良いと思いますが、端的に言えば自分の心の状態をメタに認識する技術であり、それを通して感情や集中力をコントロールし、心理的柔軟性を獲得する技術です。当ゼミでは、以前よりマインドフルネス実践をゼミの重要な活動と位置付けて、毎年講師を迎えるなどして複数回実践の場を設けています。この体得により、ゼミ生が心理的柔軟性を涵養し、仕事や学業の生産性を高めることはもとより、内的な成長を通してより良き人生を歩むことを目指しています。
https://www.masao-mindfulness.com/
M2軽井沢リトリート(6月24、25日)
今年も開催、軽井沢での1泊2日のリトリート。今年はゼミ生ジョン君の別荘にも(文字通り)お邪魔して、プロ総合入り乱れて懇親を深めました。とりあえず参加者一同楽しすぎた!ということだけ記しておきます(笑)
論文執筆の極意(6月24日)
4月入学から無事に春学期が終わりました!
勉強のペースを掴んだところで、論文を考え始める時期が来ました。
本日は一橋大学の吉岡先生と卒1まっくすさんから論文執筆・分析計画のレクチャーを受けました。
なぜ論文を書くのか?論文で何が大事なのか?良い問いの立て方について学び、先輩から実際の論文執筆のスケジュールや進め方など生々しい話を伺えました。
論文を書く目的は、まず経営上の主張を論理的に納得させる訓練であり、説得力を鍛える機会となります。さらに、それは特定の経営現象の法則を深く理解し、執筆することで自身がその法則に関する知識を持つことを証明できます。論文を書くことは新しい法則やその適用条件を発見するための訓練にもなります。
つまり、論文を書くことは訓練であり、その専門性のアカシでもあります!これからは実務での経営現象に注目し、どこ(焦点)をどの方向(視座)から切り取るか、日々意識して考えていきたいと思います!
M1ごーちゃん&たっきー
バイオ最前線を学ぶ(6月23日)
今年度のゼミテーマであるテクノロジーの最前線を学ぶシリーズの第3弾として、早稲田発ベンチャーでもあるBitBiome社の鈴木社長とCSOであり早大理工学部准教授の細川先生をお迎えして、バイオモノづくりの取り組みを学びました。BitBiome社は細川先生が開発された微生物の遺伝子抽出法を活用して、微生物の遺伝子情報のデジタルアーカイブ作りを行う企業です。優れた生理活性能力を有する微生物を特定し、それを培養量産することで革新的な有用物質を創造するという、バイオモノつくりに挑んでいます。用途としては、食品、エネルギー、材料などの広がりがあり、例えば空気中のCO2を補足してプラスチックを生産するなど、脱炭素素材の開発などが期待されるところです。
細川正人先生は、その学術的な功績により文部大臣賞を受賞された若手スターサイエンティストであり、当日も直接科学技術面の説明を頂きました。また、社長の鈴木悠司さんは、外務省の官僚を皮切りにマッキンゼーでコンサルタント、ファンド傘下の事業の上場支援、さらには楽天モバイルの立ち上げなど、多様な経験を積まれたユニークな経営者です。
https://bitbiome.co.jp/company/team/
実は当日後半では、鈴木社長に残っていただき、彼のキャリアやキャリア観などを語ってもらい、典型的なエリート秀才ながら、自ら困難な道を選び切り開いてきた鈴木さんの話に、ゼミ生は大いなる刺激を受け取りました。
新国立を激走!(動画あり)(6月18日)
ゼミ有志+全日MBA留学生のGeorge(NZ出身)を加えたメンバーで、ランニングイベントに参加。男女混合ハーフマラソンの部で91/187位で無事完走。何人かのメンバーは家族を連れてきたり、応援に駆け付けるメンバーもおり、ここでも当ゼミのまとまりの良いカルチャーを示すイベントとなりました。
さらに、嬉しいことに新国立の電光掲示板に当ゼミ名が表示されました!ランナーの皆、お疲れ様!
動画もどうぞ!
https://youtu.be/Y-aIZCxWMys
ハーバーナイト開催!(動画あり)(6月16日)
当ゼミには「ゼミはハーバー」というキーワードがあります。つまり、ゼミは皆の港であり、日頃厳しい外海の荒波にもまれているゼミ出身者や現役生にとって、いつでも帰ってきて充電やリフレッシュする場でもあると言う思いから生まれた表現です。そして、年に数回開催するゼミ修了生と現役生が一堂に会するイベントがハーバーナイト。今回は、まずゲストに米国のAI専門家を招いてトークショーを行ったうえで、先輩と現役生による小グループでの意見交換会を大学で実施。その後は会場を移して立食の大パーティ。
修了生を含めたゼミコミュニティの規模は100名を超えて、業種卒業もメーカー、商社、コンサル、金融、デザイナー、医師など実に多様。そのメンバーの縦横のネットワークはゼミ生にとっての貴重なアセット。今後もこの素敵なコミュニティの活性化を様々に図っていこうと考えています。
それにつけても楽しい一夜でした!
第1回セッションA(6月10日)
本日平野ゼミM2のメンバーは、
今年度のSession Aの第一回目でした。
Session Aは、最前線で活躍される
コンサルティング会社のかたを講師にお招きしておこなわれる
平野ゼミ名物コンテンツの一つです。全6回通期で行います。
第一回のセッションでは、
DXからAIXへをテーマに講師の方にお話しいただきました。
「今日の話は数日後には変わってしまう」という前置きからお話が始まり
まさに最前線の生成AIのインパクト、そのパースペクティブを語っていただき
あっという間の3時間でした。質疑応答も弾みました。
特に印象的だったのは、
今後AIを活用できる優秀な人材は
良いプロンプトを考えられるスキルを有する人であるということ。
AIがあるからといって優秀な人との差が縮まるのではなく
AIの活用して自身の能力を拡張していかなければどんどん置いて行かれ格差が広がる、
というお話に危機感を覚えました。
今後のセッションをとおして
さらなる情報のアップデートやトレンドに追従しながら、
知識を深めていけることに期待が高まりました。
M2 せりな
プロM1OneOnOne(6月10日)
今年度入学した夜間主プロフェショナル9名との面談を実施。商社、運輸、デベロッパー、電子材料、製薬、アパレルなどのバックグラウンドを有する多彩で魅力的なメンバーが今年も集まっており、一人一人最前線で活躍するビジネスパーソンとしての迫力があり、短時間ながら充実した対話ができました。彼らがWBSそしてゼミ活動を通して一段の成長をしていくことをしっかりと後押ししたいと改めて強く思った次第。
Six Faces輪講前半終了(6月9日)
今年度はゼミらしく文献の輪読を実施中。とりあげたのはAnthea RobertsとNicolas LampのSix Faces of Globalization。グローバル化の実相を6つの視点(Narratives)で分析、グローバライゼーションの実相を多面的に考察している良書です。ゼミ生が各Chapterを担当してスライドも作成してくれているので、今度オールゼミで総括を行う予定。
https://www.hup.harvard.edu/catalog.php?isbn=9780674245952
ゴルフ ゼミカップ開催!(6月4日)
台風一過の好天に恵まれ、千葉にある大多喜城ゴルフコースにて第N階平野ゼミゴルフコンペを開催。ゼミOBOGを中心に皆で楽しくラウンド。そして優勝は89で回った前中さんでした!新婚に花を添える優勝で、おめでとうございます!
仲間を知る・他業界を学ぶ学生Day!(6月3日)
学生Dayとは、ゼミ生が主催する、自分たちから企画・運営する定例イベントです。
今年のイベントでは、以下のような様々なトピックについて、現場で働くゼミ生たちの仕事に焦点を当て、理解や学びを深めるセッションを企画しました。
• 製薬・医療業界って最近どうなの?
• 平野ゼミ最大勢力!商社の最新動向は?
• 実録マーケター生態どうなっている?
• 外資系とローカルあるある
• ぶっちゃけJTCとスタートアップ
予定していたセッションは3時間でしたが、ランチが終わる直前まで4時間近く盛り上がりました!
仲間の日々の仕事を知ることと同時に、異業種の現場で起きた実際のエピソードも聞くことができ、非常に有意義な時間でした。
また、ゼミの楽しみである毎週土曜日のランチも、幹事がとても美味しいケータリングを用意してくれました!
M1 ごー & たっきー
半導体産業の最前線を知る(6月2日)
今年度の当ゼミのテーマの一つが先端テクノロジーを知るということ。その第一弾として、東京エレクトロンにおいて技術戦略をリードする関口明久さんをゲストにお迎えして半導体産業の動向について、平井ゼミと合同でお話を伺いました。半導体は重要な戦略物資として国家単位での開発競争が進んでいます。端的には先端半導体なしではDXやGXなどの産業の高度化も実現できず、また軍事技術にも多大な影響を与えることから、先端半導体の自国で開発し、かつ安定的なサプライチェーンを構築するが今日強く求められており、従って日本もTSMCを誘致すると共に、Rapidasという先端半導体の開発生産会社をトヨタやそにー、そして東京エレクトロンを含むオールジャパンでの新会社を国主導で立ち上げるに至ったのです。その帰趨は予断を許しませんが、いずれにせよ半導体産業やそのキープレーヤや技術動向を理解しておくことはビジネスパーソンとして必要だと思います。その観点から広く半導体産業を俯瞰しておられ、また技術に造詣があられる関口さんはまさに最高のレクチャラーで、実に多くの示唆に富むお話を伺えたのでした。また、インテルはなぜ劣化したのか、など経営戦略論的にも興味深い議論が展開されました。その後、大雨にもかかわらず関口さんや平井先生を含む大勢で懇親会も開催したのでした。。。
長谷川ゼミと合同論文報告会(5月20日)
同じ夜間主プロフェショナルのゼミである長谷川ゼミと合同で論文報告会。両ゼミで学生の論文テーマの趣向やアプローチも異なり、当然教員が重視するポイントも異なるので、その交換は両ゼミにとって有意義だったと思います。まじめに論文相談会を終えて、その後はベトナム出身の当ゼミごーちゃんのアレンジで美味しいベトナム料理でのランチ。ベトナムは長くフランスの占領下にあったために食文化もその影響を受けており、今日のランチもフランスパンにベトナムの食材と風味が挟まったサンドウィッチで大変に美味でした。
グローバル戦略ブレスト...Georgeを迎えて(5月19日)
George Nelsonはニュージーランドからの留学生。早稲田ビジネススクールの全日制プログラムの1年生。彼は日本のアウトドアメーカーにグローバル化を提案すべく、そのブレストパートナーを求めて当ゼミを訪ねてきました。その会社の製品は間違いなく品質が高く、またデザインも洗練されているのですが、単なるアウトドア商品としては高額。ただ、この会社は日本では単なるモノ売りではなく、独自の世界観の下で多くのアウトドアイベントの開催やアウトドア派のコミュニティを運営するなど、体験価値を高めることで非常に強いファン層を開拓しているのですが、その体験価値を海外でも生産できるのがポイント。例えば体験価値をブランド化してモノである商品だけで現地の消費者を引き付けられるか、など色々とブレストを行いアイデア出しをしました。さて、これがGeorge君のプラン作りにどれくらい貢献するか。今後もGeorgeとはKeep in touchすることになりましたので、フォローしていきたいと思います。
Design Thinking討論と実践(5月13日)
デザイン(D)シンキングは比較的新しい経営上の概念で、IDEOを創業したスタンフォード大学のティムブラウンやトムケリーなどを中心に、包括的かつ創造的な問題解決の手法として注目されたものです。ただし、現実のビジネスの課題解決において顕著な成功ケースが見当たらないために、その実効性については懐疑の目も向けられていることも事実です。そこで、今日のゼミでは前半にアカデミア、ビジネスプラクティショナー、そしてプロのデザイナーの3人からDシンキングに関する見解や論点を語ってもらい、後半にはゼミ生によるワークショップを実践してDシンキングの効用を皆で体感することにしました。
前半の3者によるプレゼンテーションは刺激的で、アカデミアとして一橋の吉岡先生からはDシンキングの要諦として分析的思考に加えてアブダクティブ思考と構成的思考による反復プロセスを通して「より良き」解を模索する方法という解説のあと、ビジネスプラクティショナー代表として当ゼミOBで三菱商事の吉成雄一郎さん(パロアルト駐在員としてスタンフォードでDシンキングのトレーニングを修了)から、企業内におけるDシンキングの浸透の成果物は組織文化の変革であるという運動論的な視点が提供されました。そして、最後も当ゼミ出身のバリバリの工業デザイナー(Gデザイン内閣総理大臣賞受賞者!)である三枝守人さんから、結果を求めるデザインという行為と思考プロセスでありDシンキングとは別物であり、プロのデザイナーとはアイデアのジェネレーションよりもその具象化から始まり商業化への道筋をつける仕事であると実物を投影した迫力のプレゼン、一同深い感銘を受けたのでした。総じて、Dシンキングはエフェクチュエーションにも連なるアブダクティブな思考行動プロセスであり、徹底した顧客中心性がその中核であるとの認識を得たのでした。
今日は、修了生の参加も多く、その後のDシンキング演習、そしていつものゼミランチは非常な活況であり、充実した半日となりました。
長江商学院を迎えて(5月8日)
長江商学院(英語名称Cheung Kong Graduate School of Business、略称CKGSB)は中国有数のプライベート・ビジネス・スクール。2002年11月、長江実業団の李嘉誠基金会の出資により設立されたものであり、かのアリババのJack Ma会長も本学の出身です。そのCKGSBから50人もの経営者(エクゼクティブプログラムの学生)を早稲田に迎えて、グローバル化の現状に関して講義と議論を行いました。中国を巡る地政学上の緊張が高まる中での来航でしたが大変に率直な意見交換ができ、中国市井の経営者たちは日本企業から学び、日本との取引拡大に前向きな姿勢が印象的でした。大熊重信の銅像の前の写真の横断幕には「中国の良きものは守りつつ、グローバルな大変革時代にあって日本企業から学ぼう!」という来日のスローガンが書かれています。
グローバル勉強会(4月21日)
今年度は、大学のゼミらしく専門書の輪読にも取り組み始めました。取り上げたのは"6 Faces of Globalization" 。本書ではグローバル化を巡る多様な論点を代表的なNarrativeから分析、結果としてWin-WinからLose-Loseまで。ルービックキューブの断面のような6つの異なる視座を提供しています。
Win-win 正統派の視座 グローバル化は世界中の人々の所得を増し、QoLを高めてきており、正しい発展の方向である
Win-Lose1 革新派の視座 グローバル化は所得の二極化を生み、富裕者の富を極大化する営みである バーニー・サンダースなど
Win-Lose2 保守派の視座 グローバル化は労働者の雇用が中国など低賃金国に奪われる愚行である ドナルド・トランプなど
Win-Lose3 大企業の視座 グローバル化は成長市場とローコスト労働力を獲得(搾取)する効果的な手段である
Win-Lose4 地政学の視座 グローバル化は中国の急速な発展と野心の膨張をもたらしており、世界の地政学的な安定が覆させる危険な行為である
Lose-Lose サスティナビリティの視座 グローバル化は地球環境を破壊するのであり、いまや人類を破滅のふちに追い込む持続不可能な活動である
ポイントは、同じDataやFact(例えばElephant Chart)を見ても、視座によりまったく解釈の仕方が異なるのですが、それぞれの視座を扇動するアクターがあり、巧みなNarrativeにより世界が分断されてつつある、ということ。著者は、それぞれの主張の部分集合を丁寧に撚り合わせていくことで一定のコンセンサスが形成可能としていますが、その調整機能を世界は失っているのが現実。Narrativeの効用や多面的思考の重要性などを学べる一冊を読み込んでいきます。
Zoomの写真は今年からゼミに参加してくれたベトナム出身のごーちゃん。複雑な歴史を背負う母国の視点からグローバリゼーションに対する新鮮な論点を提供してくれました。
2023年度ゼミ公式スタート(4月15日)
いよいよ2023年度のゼミの始まり。プロM1、M2と総合M2が一体となった24名が多様なアクティビティを展開するSchool in School、スーパーゼミがスタート。今年も知識・スキルの習得に加えて、自己認識を深めて一人一人の内的成長を目指します。加えて今年度はテクノロジーをテーマに、第一線のサイエンティストや起業家を招いて、技術革新と社会変容について考察していきます。他にプロボノや輪読など、新しい取り組みもトライします。都度、ゼミFBやHPで共有しますので、是非フォローください!
総合ゼミ生始動!(4月8日)
頼もしいゼミ生達。今年から公式のゼミ開始日が遅くなったのですが、今年度の総合ゼミ生達6人が自主ゼミを始動。これからの1年間が本当に楽しみ!
Egaku!今の自分をピン止めする(4月2日)
当ゼミの恒例の仕上げイベントのEgakuを今年も開催。これは卒業に当たっての今の心象風景を絵画で表現することで、2023年4月の自分をピン止めすることができるのです。それを額装して自宅の一室に飾り、ふと目にすることで直ぐにこの時代に戻り、在学中の二年間に自分と向かい合い、また友と語らい合う中で育んだ思いに立ち返ることができるはずです。
Welcoming New Zemi-sei!(3月30日)
2023年度に入学される夜間主プロフェショナルメンバーと現役ゼミ生との懇親会。新たに8名の魅力的なメンバーを迎え入れることになり、また楽しみな1年が始まります。
新M2生の論文執筆が本格始動(3月26日)
現M2生が巣立っていく裏で、新プロM2生の論文執筆が本格始動。某所で合宿をして、それぞれの論文テーマと構成、分析プランなどを詰めていった(はず)。
何より、新M2が当ゼミの良きカルチャーである「結束と自律、相互信頼と切磋琢磨 」を継承して、このような活動を主体的に展開。頼もしい!来年度も充実したゼミ活動になることでしょう!
おめでとう、Class of 2023(3月25日)
学位取得おめでとう。英語で縁があることをpaths cross と言いますが、まさにそれぞれの人生の旅路の途上、ここで偶然にも皆の道が交わり、素晴らしい友情を育むことになりました。その皆の交差点に立ち会えたことを心より嬉しく思います。これからも旅路は続き、難路もいくつもあると思いますが、何があっても自分の人生を愛し、自分の信じる道を歩んで行ってください。世界は踏み出す人の前にある。
下はフランスに居て、式典には参加できなかったDちゃん、おめでとう!
ゼミの記念モザイクアート(3月)
今年度の当ゼミ修了生が記念として作成して素晴らしいモザイクアート。この2年間を記録した500枚の写真を3420枚のタイルとして作成。当ゼミのモットーである「世界は踏み出す人の前にある」を、大海に出航するセイリングボートで表したものです!
心づくしの追いコン開催(3月18 日)
ついに今年も伝統のゼミ追いコンの日がやってきました。例年M1生による心づくしの企画運営により、M2生の卒業を盛大にお祝いします。今年はスペシャルゲストとして当ゼミのゼミソング「世界は踏み出す人の前にある」を作曲・歌唱してくれているアーティストのBENAさんをお迎えして、ライブで合唱という凄い演出もあり、大いに盛り上がったのでした。こうして今年もM2生がそれぞれの世界に踏み出していくのです。
一人一人の思いがこもる春合宿(3月10-11 日)
この週末でゼミ春合宿を温泉地草津で敢行。当ゼミを大いに盛り上げてくれたM2への感謝と慰労、そして新総合ゼミ生のウエルカムを兼ねた大イベント。初日の晩に催されたM2によるストーリテリングは、一人一人の思いのこもったもので一同感動。真面目そのもののゼミ引き継ぎや論文執筆Tipsの共有タイムを持ちしつつも、残りの時間は温泉巡り、遊戯、ボーリング、そして大宴会と昭和の社員旅行の装いながら、当ゼミならではの愉快で濃密な時を皆で過ごしました。本当に素敵な仲間たちです。
プロM2論文発表会(3月4 日)
今年度のゼミ活動も最終盤を迎えて、プロM2生の論文発表会を開催。そもそもプロフェショナルコースの論文審査会は、主査副査による口頭試問というクローズな形式で行われるので、せっかく二年間かけて仕上げた珠玉の研究成果を各自プレゼンテーションするという趣向。今年も当ゼミの論文のクオリティは非常に高く、公式な審査会でも多くが高評価を獲得しています。このうち一人は京大の博士課程に進学して研究を深める予定であり、また何人かは内容をブラッシュアップして学会発表することを目指します。
この発表会当日はゼミOBOGにも声がけをし、現役生も含めて多くがオンラインで参加して活発な質疑応答も行われたことで、充実したイベントになりました。プロM2生の皆さん、お疲れさまでした!Job well done!
来年度プロ入学生デビュー!(3月1 日)
4月に入学予定の当モジュールプロフェショナルコースの8名の方々と会食!メンバーのバックグラウンドも化学品メーカー、総合商社、鉄道、不動産開発、医師、製薬、アパレル、住宅機器と実に多様、そのうち1名はベトナム国籍の方です!彼らの活躍にご期待ください。なお、写真には教員が入らなかった方が良かったと反省しております(汗)
旅の初めに...ゼミ生海外ツアー出発(2月18 日~)
ゼミ有志で米国西海岸SF→SV→Portland(Oregon)ツアー敢行中。今回のSV訪問では長谷川先生の一行に合流(便乗)させて頂いて、SVの企業訪問や現地稲門会とのパーティなどに参加させて頂く予定(長谷川先生、ありがとうございます!)。写真はSFの坂道に並んで座るなんちゃんとアンディ。笑顔がとても良いです。続報をご期待ください。
ゼミ皇居ラン!(2月11 日)
ゼミ皇居ラン!快晴の土曜日、お子さんを含むゼミ有志で皇居ラン。「世界は踏み出す人の前にある」シャツが駆け抜けました。
実は本当は府中市主催の駅伝に、なんと当ゼミからOBOGを含む4組20名!ものメンバーがエントリーしていたのですが、前日の雪によりあえなく中止。そこで少人数での皇居ランとなりましたが、午後の宴会には予定通り大勢集まったのでした(笑)
Welcome、新総合ゼミ生!(2月10日)
Welcome on board!2023年度の総合ゼミ生6名が決まりました!(左からジョンス、いのっぺ、おけいさん、エミリー?、みやちゃん、ようへい。額縁のお姉さんは関係ありません)来年度もたいへん魅力的なメンバーが参加してくれることになりました。一緒にどのようなゼミを作り上げていくか、大変に楽しみです!
プロ論文審査会 Super job!(2月4日)
夜間主プロフェショナルの学生は2年間かけて論文執筆に取り組みます。それだけに、各自の問題意識に根差したテーマを巡って思考と分析をじっくり積み重ねていくことができことができます。本日は、そんなプロの学生たちの珠玉の論文審査会。これもプロ生の場合は、30分かけて主査と二人の副査により論文の内容を吟味されることになり、オンラインではありますが厳しい口頭試問に合格する必要があります。今年は11名の学生が多様なテーマに取り組み、仕上げてきた論文を発表。それぞれ副査の先生方からの質問攻めにも耐えて、とりあえず全員無事審査を終了。判定結果を待つ必要がありますが、主査の実感としてゼミ生の論文のクオリティは高く、副査からも高い評価を頂けたと確信しています。
論文は一人が仕上げるものですが、プロM2の11名のチームワークは良く、お互いに励まし、助け合って全員ゴールにたどり着くことができて、まさに感無量。素晴らしいゼミ生たち、本当にお疲れ様。Super!Congrats!
(その後はゼミフランチャイズの餃子市場にて打ち上げでした!)
Web3とは何か(1月29日)
当ゼミでは、セッションAと称するデジタルスキルのトレーニングセッションを定期的に実施しており、今回はアクセンチュアのエバンジェリストである山根さんをお招きして、話題のWeb3(なお、Web3.0とは別物なのだそうです)について講義頂きました。ブロックチェーン、スマートコントラクト、NFT、DAOというテクノロジーについて丁寧に解説頂きましたが、教員を含むゼミ生の理解は?写真は講義する山根さんと前日行った一週間遅れの論文打ち上げ会から、同じ手を広げたポーズの一枚です。
総合論文発表会!(1月22日)
【総合論文発表会】今日は総合ゼミ生の公開論文審査の日。多様なテーマ、多彩な切り口で、それぞれ1年かけて模索、ひらめき、挫折、思案して、ある時点で覚醒して決然と執筆した論文。各自の思いがこもったそのプレゼンテーションは、彼らのジャーニーを伴走してきた者にも深い感慨をもたらすものでした。
それから今日はプロM2のマリちゃんから前夜に無事出産のお知らせ!今日は本当に良い日でした(感涙)。
総合M1向けゼミ懇親会開催(1月14日)
毎年1月は夜間主総合M1生にとってはゼミ選考の時期。ゼミの意義は、一義的に関心領域の知識を深め、修士論文を執筆することにありますが、学生にとってはよき仲間と出会い、生涯にわたる友人関係を築く掛け替えのない場でもありますので、ゼミ選びには自ずと熱が入ります。そんな真剣な総合M1の学生たちに当ゼミを選択してもらえるように、現役ゼミ生を総動員して懇親会を開催。結果、大勢の総合M1の学生の皆さんが参加されて、当ゼミの雰囲気を体感して頂きました。M1の皆様、ご参加ありがとうございました!
写真は、会終了後に現役生のみのもの。とうぜん現役ゼミ生にとっても楽しいイベントだったということです(奇妙な指の形はMの文字のつもり💦)。
やった、無事全員論文提出!(1月7日)
本日は論文提出日。お陰様で全員が提出完。とりあえず皆お疲れ様、Job well done!修論執筆はプロは2年間、総合は1年かけて走りぬく長距離走。その間、着実にペースを刻む者、蛇行して苦労する者、なかなか先が見えず苦しむもの、執筆の進捗はまちまちに。それでも最後は皆息を切らしながらもゴールにたどり着く姿は、見守る立場からはホッとする瞬間。
電子提出になって、印刷・製本して事務所に論文を提出する儀式はなくなりましたが、画面上の提出のクリックをすることで、一人一人の人生に小さくないアチーブメントが刻まれます。修了生も加わった打ち上げの写真では、皆の晴れやかな表情が印象的。
残るは口述試験をクリアするのみ。ちょっと休息をとってから、効果的なプレゼンテーションの練習に入ります。
論文提出前夜(1月6日)
ついに来ました論文提出。当ゼミM2生16名の中で進捗に差はあるとしても、相変わらずの一体感で皆でマクドをパクりながら、皆で集まって推敲中(一部、いまだに執筆中)。
今年もプロ・総合それぞれユニークなテーマを設定し、試行錯誤・難行苦行を重ね、思いのこもった論文を仕上げています。例えば、企業城下町の再生をテーマに地方都市を巡りフィールドワークから企業と地元との関係性の再定義に再生の糸口を見出した者、企業のサスティナビリティ活動をニューラルネットワークを使って定量解析して実践的なパフォーマンス評価の手法を考案した者、企業変革を担うトランスフォメーショナル・リーダーシップ論に着目して、外的実績と内的体験から構成される複合的なリーダーシップ論の研究を行い、企業の人材開発への重大な示唆を得た者など、当ゼミの大概の研究テーマは(グローバルに関係なく)幅は広く、中には修士獲得後に博士課程に進学して研究を継続予定の者までいます。総合生は論文の公開発表会(オンライン)を行いますので、ぜひご視聴ください。
明けまして、おめでとうございます!(1月1日)
皆さん、明けましておめでとうございます。今年が皆さんにとって良き一年となることをお祈り申し上げます。21世紀はこれまでグローバルとビジネスによって世界は発展を謳歌してきましたが、昨年はロシアによるウクライナ侵略、アジアの地政学リスクの高まり、気候変動問題の深刻化、そしてパンデミックの流行と、大きな変曲点となる年でした。しかし、グローバルの徒、ビジネスの徒たる私たちは、卓越したイノベーション力、逞しい起業家精神、高い社会倫理感を発揚して、これらの難題の解決策を模索していくしかありません。当ゼミでもこれらをテーマとして適宜取り上げて、それぞれの立場から課題に向かい合い、何をすべきか、何をできるかを議論して参りたいと思います。今年もどうぞよろしくお願い致します。
2023年元旦
平野正雄、ゼミ生一同
幸せの赤いリンゴ(12月24日)
クリスマスイブの今日、今年最後のゼミ。ランチタイムに皆でチキンやピザを頬張りながら、それぞれ一年を振り返り。今年起業や転職をしたメンバーも多くおり、それそれの人生の重大なマイルストーンとなる年でした。
さて、今年は想定外の戦争が勃発するなど、地政学的緊張の高まりが世界経済に深刻な打撃を与え、長引くCovidの影響でグローバルなサプライチェーンは混乱するなど、東西冷戦終結以降の過去30年間拡大してきたグローバル化の流れに重大な変調をきたす年となりました。人によっては「グローバル化の終わり」あるいは「新たな冷戦の始まり」と言うこともありますが、個人として民主主義と資本主義の強靭さを信じたいと思います。
赤いリンゴは良き年を願って皆に配るのはゼミの年末恒例。来年が皆さんにとって素晴らしい一年となることを祈っています。
総合ゼミ説明会参加(12月17日)
来年度の総合ゼミ生募集に向けた説明会に参加。15分しか説明時間がなく、多様なゼミ活動を説明するのには圧倒的に時間不足で、うまく当ゼミの魅力が伝えられたか不安ですが、来年度もきっとまた魅力的なメンバーが集まってくれることでしょう。
もちろん今年度の総合メンバーも優秀で素敵なメンバーなのですが、なぜか6人一緒の写真がなかったので、その後に教室に居残って揃って撮影。最後はプロのメンバーも合流して楽しく慰労会。ところで論文は大丈夫なのでしょうか⁇
2022YEP開催!(12月10日)
今年のセミYEP(Year-End Party)は、今年度指導いただいたゲストの方々(慶応大学山本先生、鳥谷先生、起業家の山崎咲さんとハナちゃん、そしてwitch&wizards社代表の森雄哉さん)、例年にも増してお世話になったコンサルM社とA社の面々など、大勢のゲストに参加いただき盛大に実施されました(全員、PCR検査済)。途中に「世界ふしぎ発見」クイズ、プレゼント交換もあり、さらには2次会、3次会と親睦も深めあう楽しい一晩でした。
振り返ると当ゼミ活動も充実の極みにあり、サポートしてくださった全ての方々、そしてこのゼミに打ち込んでくれている素晴らしい学生皆に改めて深く感謝です。この一年の皆の充実を祝って、来るべき年がさらに良い年となることを祈りたいと思います!
学会論文発表!(12月04日)
今年の日本ビジネスモデル学会にて当ゼミ生が数名登壇、今年の目標であるアカデミック活動の強化を実現しました。そのうちニッシーこと西本圭吾さん(現役経営者!)は公開論文発表会に登壇、コメンテーターのWBS根来、浅羽、そして政策研究大学院の隅蔵の各先生方から貴重な指摘を頂きました。また、ポスターセッションには甲斐、中島、金綱、倉田、木村の5名が参加。WBS牧先生をはじめ来場者から多くのコメントを得ることができたようです。また、学会運営全般をゼミ生が支援してくれて深く感謝です。
グローバルサミット開催!(11月26日)
恒例となった入山・池上ゼミとの合同イベント「グローバルサミット2022」を今年も開催。テーマは「地政学とリーダーシップ」。いつものように三人の教員の掛け合いでテーマに関するお互いのビューを交換。もともと3人の居酒屋トークから始まったこの会も、コロナも緩和したおかげで対面参加者も多く、そこにオンライン参加者も合わせると100人以上の方々が集合するというWBSの大イベントになりました。
地政学ということでは、今年はロシアのウクライナ侵攻もあり、東アジアの緊張感も高まり、企業経営に重大な影響を与えることになりました。企業経営の第一線にかかわれている方々に地政学は一般教養ではなくリアルな経営課題として認識されるべき時代です。これからも3教員にてグローバルな経営課題について議論を続けていきます。
渋谷大再開発見学(11月26日)
当ゼミ恒例の学生企画のゼミイベント、学生Day。今回は当ゼミに現役OB含めて3名もの学生が在籍している東急のメンバーの協力を得て、現在進行中の渋谷再開発のプロジェクトを見学。前半は、再開発の概要のプレゼンに続いて、東急Gが力を入れているスタートアップエコシステム形成の取り組みを担当の方々からご説明頂きました。シードアーリーからグロースまでステージごとに起業家・投資家・事業会社の方々が創発できるプラットフォームをつくり込んでいて感動。さあ、ここからどんな企業が生まれてくるのだろうか。果たしてセレンディピティは演出できるのか。街のハードの再開発も含めて、10年、20年単位の取り組みの成果が楽しみです。後半は、特別の計らいで駅真上の東急デパートの解体現場も見学。再開発の現場の臨場感を皆で体感したのでした。企画段取りをしてくれたギーマンと東急の皆さんに感謝!
今夜はカフェでゼミ(11月25日)
論文執筆もいよいよ佳境。今夜は夜間主総合メンバーで大学を出て青山のカフェで打合せ。森マリは企業城下町再生、キミはBtoBプラットフォーム構築、キムキムは日本発デカコーンの創造、デミちゃんはTV業界のネット戦略、てらさんは非市場戦略の検証、そしてAndiは日本のCVC研究、と今年も多様なテーマにそれぞれ現在格闘中。果たしてまとまるのか?と不安を抱えながらワインバーに移動して、今夜も夜が更けていくのでした😅
合同ゼミとDX演習(11月18, 19日)
金曜日の夜は、今年から夜間主総合生の論文の主査・副査のパートナーとなった平井ゼミとの合同論文相談会を実施。双方のゼミ生から現時点での研究内容を発表、それに対して教員やゼミ生がコメントすることで、各学生にとって新しい視点でのインプットが得られて有用なセッションとなりました。
翌土曜日は、通年で実施しているDX演習の一環としてサプライチェーン改革の実践演習。このDX演習、設計と実施して下さっているのはアクセンチュアの現役のコンサルタントの皆さん(いうも感謝です!)。当ゼミでは、戦略立案(問題解決)やDXを現代ビジネスパーソンのクリティカルスキルとして、外部の専門家の力を借りて集中的に養成してるのです。
戦略発表会...KBS山本先生をお迎えして(11月13 日)
本日は半年間かけて検討してきた化粧品会社4社の戦略発表会。ゼミを4グループに分けてポーラオルビス、コーセー、マンダム、ファンケル各社の戦略をアウトサイド‐インで検討してきたもので、各グループが力の入ったプレゼンを行いました。
実はこのエクササイズ、各グループにトップコンサルのM社のコンサルタント4名が付いて指導してくれることで、ゼミ生がプロの問題解決スキルを体得することが狙いです。仲田さんをはじめ、手弁当で協力してくださったM社メンバーに深く感謝です!
そして今回の発表会にはコメンテータとして慶応ビジネススクール教授で、ポーラオルビス社社外役員の山本晶先生も参加してくれたのです。山本先生にも感謝です!山本先生のコメントもさすがに鋭く、ゼミ生にとって達成感と新たな学びが得られる充実した一日となったはずです。
ハーバーナイト開催!(11月11日)
当ゼミのモットーの一つに「ゼミはハーバー」があります。この言葉は、ゼミは港(ハーバー)のように広大な海洋への出発地であると共に、航海を続ける船が休息や充電のためにいつでも立ち寄れる場所である、という思いを表したもの。なので、「ハーバーナイト」とは、ゼミ修了生と現役が集って勉強会を開催し、そして懇親を深めるイベントとして定期的に開催しているものです。この日は「脱炭素とエネルギーの現在地」をテーマに、電力会社、メーカー、商社に勤めている修了生によるパネル討議を実施。それぞれの業界や仕事における脱炭素の取り組みやその課題、ひいては脱炭素社会構築への道筋などについて意見交換をしました。当ゼミ1期生をはじめ、各代から多数の修了生と現役生も参加して議論も懇親会も盛り上がった一夜となったのでした。
AI実装とクリエイティブな商品開発...外部講師による講義とワークショップ(10/29)
当ゼミでは学生Dayと称して、ゼミ生が企画して実施するイベントを定期的に実施しています。今回はパロアルトインサイツ社代表で、AIやDX関係の執筆や講演で著名な石角友愛さんとwitch&wizards社代表の森雄哉さんにお願いして講演とワークショップを実施。石角さんからは具体的なAI実装の考え方や企業事例紹介いただき、リアリティあるAI実装やDX推進の現場を体感し、次いで森さんからはMuralを利用しながら、既存商品に新たな価値を見出すことで活路を開く術を説いていただき、その場でワークショップも実施するなど、二つのセッションはゼミ生にとって新たな思考の技術を学ぶ貴重な機会となりました。快く講師を引き受けて下さった石角さん、森さんに感謝申し上げます!また、段取りしてくれた中谷、湯前両名にも感謝!
ホームカミングデーをよそに...中間報告会開催!(10/23)
本日は早稲田大学ホームカミングデーで日中はOBOGとその家族でキャンパスはにぎわっていました(写真はイベント終了後のもの)。が、当ゼミではセッションMと呼ぶ問題解決スキル開発の目玉である企業戦略立案の中間発表会。今年の対象業界は化粧品で、4チームに分かれてコーセー、ポーラオルビス、ファンケル、マンダムの企業価値向上策を検討。そこにM社のコンサルタントが4人もコーチとして参加、ハンズオンで企業分析と戦略立案を指導していますので、さすがに各チームのアウトプットのクオリティは高いです。講義や論文執筆に加えての演習なので負荷はそれなりに高いですが、何もにも代えがたい実践的な問題解決能力を当ゼミ生は体得していきます。そして、最終報告会には対象会社の役員へのプレゼンです!
システム思考を学ぶ...慶應大学鳥谷先生をお迎えして(10/22)
システム思考は、複雑で入り組んだ問題を因果ダイアグラムに記述することで、問題の構造とダイナミズムを把握する重要な思考技術ですが、なぜかビジネススクールの教科からは抜け落ちがち。でも、幸運にも当ゼミでは慶應大学グローバルリサーチインスティテュート(KGRI)で社会政策問題の研究をされている鳥谷真佐子先生から前半はシステム思考の基礎を教授頂き、後半は早速に少子高齢化社会問題を題材にシステム思考の演習に取り組みました。4グループに分かれて検討した結果、問題の捉え方や解のアプローチが大きく異なり、実はダイアグラムを描くことはメンタルモデルー世界の捉え方(バイアス)ーをビジュアル化することでもある、と気づいたのでした。(写真は、自らのダイアグラムを説明するともちゃん)。大変に有意義なセッションを行っていただいた鳥谷先生にゼミ生一同感謝です!
今日子さん登場!...世界のアートビジネスを知る(10/21)
今夜は特別ゲスト、フィリップス(世界的な美術品オークションハウス)の日本代表である服部今日子さんをお招きして、急成長しているアート市場とビジネスについて講義をお願いしました。今日のアート市場がプライマリー(作家→美術館・コレクター)とセカンダリー(コレクターー>コレクター)で構成され、取引の中心がコンテンポラリーアートになっていること、そのバイヤーの中心が最近まで中国であったこと、加えてオークションハウスの競争戦略など、普通知るのことがないアートビジネスの実態とダイナミズムを知る機会となりました。その後、今日子さんを囲んで荒木町で会食、目くるめくアート界のお話に酔いしれる一夜となりました。
https://hillslife.jp/art/2022/08/10/tokyo-art-secne-03/
論文相談会...夏休み中にどこまで進捗したのか?!(10/14、15)
今週末は、神妙にM1M2の論文相談会を開催。論文相談会は効率を兼ねて大半はオンラインで実施しており、その一コマです。M1ルイは「持続的社会形成におけるスタートアップの役割」に関心を寄せており、当面環境系スタートアップと大企業の望ましいアライアンスモデルについて深掘ることになりました。一方、M1バオはエラーフリー経営の研究に触発されて、その観点から新しい競争力ある組織体について多面的に研究しようとしています。それに対して教員からはエラーフリーは斬新な観点だが、経営姿勢としては防御型になるので、単にエラーを抑制するに留まらず、エラーすなわち問題を発生時の的確かつ迅速な対応力を保持し、かつ問題からの学習力がある組織に注目して、その能力や文化がどのようにデザインされ、また定着しているのかを見たらどうかと提案、現在バオ君は思案中です。その他、「バイオ産業におけるCVCの活用」、「インフレ下における価格改定と企業価値の関係性」、「ストーリー・テリング力によるステークホルダーマネジメント」など多くの先端的で興味深いテーマにM1は取り組んでおります!
長い物語の序章。神山町と上勝町を訪ねて(10/8,9)
今週末は、ゼミ有志で徳島県神山町と上勝町を訪問して、過疎の町を決然たる意思で再興に試みる人々に会ってきました。神山町はアーティスト→建築家→起業家へとのネットワークの広がりから、一人の起業家の大胆な着想と圧倒的な行動力で、日本で20年ぶりの高等専門学校の開校を目前に控えている町です。この「神山まるごと高専」開校の物語はネット上で多く紹介されているので割愛しますが、寺田さんの情熱に絆されて域外から参集する人々の思い、そして「よそ者」の活動を見守る町の人々の眼差しに触れることで、これから始まる壮大なプロジェクトの期待と不安を感じ取ることができました。それにつけても神山と言う山村でありながら開かれた土地柄というレガシーが大きな役割を果たしていることを知ったことも収穫でした。一方の上勝町は一段と過疎が進行した僅か人口1500人弱の寒村でありながら、Zero Wasteの理念を打ち出し全住民がコミットして、85%リサイクルという究極のサーキュラーエコノミーを実現している驚異の町でした。そしてここにも域外の起業家が関り、Kamikatzというクラフトビールの生産を立ち上げ、ここでも廃棄物ゼロのグリーンビールの商業化を実現しています。
この山を隔てた二つ町では、高い志と傑出した行動力を有する人々の幸運な交わりから創発的に生まれた革新の営みを町の人々が受け入れて。共に紡ぎ始めた長い土地の物語の序章に触れる幸運をかみしめると共に、その物語の先行きにゼミ生それぞれが思いを馳せる実り豊かな週末となりました。改めて、我々を受け入れて下さった神山町と上勝町の方々に深く感謝いたします。
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/71811
https://r-tsushin.com/people/pioneer/tanaka_tatsuya/
後期ゼミキックオフ!(10/1)
長い学校の夏休みが明けて、前日のOBOGを交えた賑やかな前夜祭を経て、2022年度後期ゼミが始動しました。キックオフに当たっては、改めてマインドフルネスのエッセンスを振り返って、ゼミ生各自の心理的柔軟性とチームとしての心理的安定性の重要性を確認、皆でひと時Being modeとなり落ち着いた気分で後期ゼミのスタートを切りました。後期のゼミは論文相談の割合が多くなるものの、今年度も多くのイベントや特別セッションで多様な活動を展開していきます。毎回、このHPとFBでアップデートしていきますので、ご期待ください!
写真でにこやかにバオ君が指し示しているのは、コンサルタントの奥義、三次元ツリー図です。こういう実践的なツールやスキルを紹介するのも大切にしています。
Know Others, Know Yourself...ゼミ夏合宿@勝浦(9/18-19)
台風が迫る中で、恒例のオールゼミ合宿を鴨川セミナーハウスで実施。今年もマインドの成長をテーマにおいて、マインドフルネスとリフレクションのセッションを行いました。マインドフルネスは、瞑想するなどスピリチュアルなイメージがありますが、実際には行動心理学というサイエンスの成果であり、人が心理的柔軟性を得て、より良き判断をし生きていくための技術です。その神髄は「ありのままを受容」し、「感情の支配から脱却」して「役に立つ行動」を取れること。また、リーダーの心理的柔軟性が高いとチームの心理的安全性も高まるなど、マインドフルネスとリーダーシップの関係性についても学びました。続いてリフレクションの実践。遠く海を臨むテラスで少人数でお互いの物語に耳を傾け合うことで、仲間のことをより深く知り、そして自己理解を深めました- Know Others, Know Yourself- 。「深く話を聞いたことがある人とは、久しぶりに会っても昨日のように戻れる」、これはLISTENの中の一節ですが、このような活動を通して互いの友情を深めていきます。その後、夜は飲食を共にして夜更けまで楽しく語り合い、二日目は荒天になりましたが、渋く卓球大会で盛り上がったのでした。
第2回モジュール説明会実施(9月11日)
第二回のオンラインモジュール説明会を開催。今回も大勢の熱心な方々にご参加いただき、ありがとうございました。ユニークな教育プログラムを展開し、多彩なメンバーが集結した当モジュールの魅力が伝わったでしょうか。この魅力的なゼミの文化を引き継いでいってくださる新しいメンバーとの出会いを心待ちにしています!
サッカー観戦(9月10日)
本日はゼミ生の手配で、VIP席でのサッカー観戦。川崎フロンターレとサンフレッチェ広島の一線でしたが、ホームのフロンターレが快勝。皆で盛り上がった一夜となりました!
M1集中合宿@伊豆!(9月3日)
今週末は、夜間主プロフェショナルのM1と教員との特別集中合宿。非日常感を求めて、伊豆半島の海沿いのコーワーキングスペースにてゼミ生それぞれが持ち寄った論文を読み込み。「企業内のインターナルブランディングの効用」、「ソーシャルビジネスにおける効果的なエコシステムの形成」、「ESGは本当に企業の価値向上に資するのか」、「なぜ日日系製薬企業は新型コロナウイルス感染症の新薬開発に出遅れたのか」、「日本初のボーングローバル企業の可能性」などなど、当ゼミらしく実に多様なテーマについて皆で議論をして、それぞれ今後の論文執筆に向けての視座を確認しあいました。夜は宿で素晴らしい船盛のお刺身に皆で舌鼓を打った後に、お互いの親睦を深める愉快な語らいの時間を過ごしたのでした。
論文(自主)合宿!(8月28日)
8月ももう終わりですが、学校は10月から再開なので、実はまだ夏休みの中間点(もちろん会社はありますが💦)そこで、この週末は、平野ゼミ現役生(希望者)で論文集中合宿を開催しました!場所は渋谷駅から徒歩5分の、宿泊施設付きのコワーキングスペース。喧騒の中にあるのに静か、そしてカジュアルな雰囲気。各々違う場所で勉強していても、目の届くところにいるから、お互いの姿が刺激になる。困っている仲間が見えるから、tipsを投げられる。そんな平野ゼミらしい雰囲気の中で、お互いを、そして己を鼓舞する時間となりました!(夜は宿泊組で近くの銭湯へ!昭和の合宿っぽいこともちゃっかりしました♪
前期終了!ホームパーティ開催!(7月31日)
7月31日に前期終了に合わせて、卒業生やゼミ生のご家族も招いて(そして、コロナ対策も万全に行って💦)ホームパーティを開催。今年はゼミ10周年にもあたり、かつ私の誕生日が間近ということもあり、立派なケーキまで用意された素敵な会となりました!
さて、前期のゼミは、今年も多様な活動を精力的に実施したところ、ゼミ生も大いなる学びと刺激を得て、それぞれの成長を体感しています。何よりゼミ生同士の友情が一段と深まり、共に成長できる良き仲間が形成されていることが頼もしいです。皆の生涯の財産となるように、OBOGも含めたこの素晴らしきゼミコミュニティを今後も維持拡大していきたいと思います!
第1回モジュール説明会実施(7月24日)
本日、大勢の参加者を迎えて当モジュール(ゼミ)説明会を実施することができました。日曜日の午後にもかかわらずご参加いただいた方々に、改めて深くお礼申し上げます。言うまでもなく本説明会の運営は全て現役の学生によって実施されていますが、当ゼミのチームワークや生き生きとしたカルチャーを体感頂けたのなら幸いです。参加者の当ゼミへの関心が少しでも高まったことを祈っています。また、お会いしましょう!!
Kathy Forever!
サムネだけになりますが、プロM2のKathyが短期の米国留学にいくことになり、ゼミ仲間が送別のためのPVを作成しました!もちろん元ネタはKing GnuのTeenager Forever。何人ものゼミ生がなり切って交互に全力疾走をします。何事も本気で当たる当ゼミ生の面目約茹の傑作となりました(禁一般公開なので全編が見せられずに残念!)。彼女が留学中でも淋しい思いをしないようにと皆が作ったものです。下の写真は、旅立つKathyと同期生との小旅行のスナップ。みんな仲間思いだね!頑張って行ってこい、Kathy!
プロM2・M1論文大相談会(7月23日)
平野ゼミのプロフェッショナルコースは今日で前期活動オールアップ。前夜のゼミ活動がなかなか盛り上がったので、そこから翌朝9時からの論文進捗報告会はなかなかハード。平野先生の夜の強さ異常...(朝もそこそこ強い、、)
さて、この写真は2022年 前期のなかでは歴史的な写真です。なぜなら、M1/M2のあいだで、研究テーマを紹介し、課題や悩みを共有する場はこれが最初だったから。あっという間の3時間で、M1は刺激になり、M2は自分の思考の過程を内省するきっかけになったのでしょう。
平野ゼミの場合、研究テーマは必ずしもグローバルである必要はないし、M1にとってはいまのタイミングでテーマがFixしている必要はないのですが、とにかく各自のベストを尽くして書き切る思いを高めて解散。
ちなみに、今年のM1が考えているテーマはサステナ、M&A、ブランドマーケティングあたりに指向性がありそう。そんななかで、M1の研究テーマがゼロベースに戻っていても、M2が早速1on1で壁打ちする姿勢も見られて、素敵だなあと思っていました。
M2広報 中島
DXとはチェンジマネジメントなり(7月17日)
NewsPicks銀座をお借りして、DXのトップコンサルタント6名が参加するワークショップ形式という豪華なセットアップで半日オフサイトを実施。 トピックは大規模なDXの推進。消費財系2社の事例を題材にDX推進の勘所をグループに分かれて議論。AIを核とするマーケティングプラットフォーム導入と大規模なグローバルプロジェクト実行の勘所について学びました。いずれも難所は日本企業の変革を拒むレガシートラップの克服。実はDXとは、システムの導入にとどまらず、社員のマインドに働きかけ、新たなスキルを定着させるチェンジマネジメントであることを一同体感しました。テクノロジーのポテンシャルと限界を正しく認識し、組織変革の要所を理解して、的確なDXの道筋を設計する能力を体得する講義と演習は、実践的で示唆に富むものでした。リアリティ富むストーリーでDXの実務を共有して下さったコンサルタントの方々に改めて感謝!
心理的安全性をもたらすチームラーニング(7月16日)
土曜日のゼミは問題解決スキル開発のための通称セッションM。4回目の本日は、生産的なチームを形成するためのチームラーニング(TL)の手法を学びました。今や定着した「心理的安定性」という概念。その出発点は、立場や年齢を問わずメンバー一人一人が自分の課題やテーマを率直に語り、それを共有することでお互いの成長をサポートするチーム文化を醸成すること。コロンブスの卵のように気が付くと非常にシンプルですが、実にパワフルなアプローチです。まずはゼミのメンバー間で実施したところ、相互理解が進み、互いの成長を支え合う気持ちが育まれることを一同体感したのです。これをそれぞれの職場で実践し、優れたチーム文化を創り出すことで、仕事の生産性のみならず、リーダーとして仲間からの信頼を高めていって欲しいと思います
一昨年のTLの写真です
知の創造と起業家列伝(7月10日)
日本ビジネスモデル学会(平野正雄会長)は、早稲田小野記念講堂にて記念大会を開催。故松島克守東大名誉教授追悼と名打って、関係者による講演会を開催しましたが、このメンバーが凄かったです。小宮山元東大総長から始まって、データサイエンスの坂田先生、そしてAIの松尾豊先生、そしてPKSHAの上野山さんをはじめとする松島研の門下生の起業家たち。そこで明確に浮かんできたのが、大学による知の創造がテクノロジーと結びつき、そこに起業家精神が注ぎ込まれることにより社会実装と価値創造が実現されるという、21世紀型の産業勃興の源流でした。もはや米国などでは大学と起業家の結びつきによって社会イノベーションが実現されていくことが常態化していますが、日本におけるその勃興期を、当事者たちによる半日劇として再現されて行ったのです。
ANA井上社長をお迎えして(7月8日)
杉田浩章先生主催のゼミに澁谷覚先生のゼミと相乗りさせて頂く形で、全日空(株)の井上慎一社長をお迎えして、ピーチの創業ストーリーを中心に井上社長の経営哲学やその実践についてお話を伺いました。ピーチは見事な成功ストーリーですが、それを実現したのが井上社長のひたむきな情熱、隠された緻密な思考、そして大胆な行動であることが非常にビビッドに共有され、学生にとって大いなる学びになりました。
井上社長は、そのピーチでの実績を買われ、この度中核事業である全日空の社長に就任されました。井上社長は、スタートアップで成功した手腕を発揮されて、コロナ禍で苦しめられたレガシー航空事業も再活性化されていくことでしょう。
ストーリーの組み立て方(7月2日)
今週は慣れない暑さに堪える一週間でしたね。
昨日の平野ゼミ総合M2・プロM1のメンバーは
コンサルティングファームのかたにお越しいただいてのセッションの第3回目でした。
今回はコミュニケーションをテーマに、チャーティング(スライドの作り方)、ストーリーラインについて講義をいただきました。
事例分析として実際の企業の公開資料を題材として、「分かりにくいアウトプット」の改善例も解説いただきました。
資料の見せ方におけるクオリティをあげるHowToは多々ありますが、アウトプットをイメージしながら問題解決の本質であるイシューアナリシスを磨き上げていく、といった非常に重要なプロセスを学ぶことができました。
(広報担当の自身も、アウトプットに苦手意識があり非常に関心が高く参加しており、講義に集中するあまりに写真を撮ることを忘れてしまうほどでした。理論を理解しつつも、講師のかたのお話にもあったように、やはり最初はしっかりと時間をかけて訓練していく必要があるということ。長期戦でコツコツ実践に取り組んでまいりたいと思います。)
また本日の後半では、グループワークのグループ分け・担当テーマ決めを行いました。
このセッションでは、集大成として11月にテーマ企業に対する経営戦略の提案という形式でのプレゼンを予定しています。
今回はテーマ企業として化粧品会社4社にわかれて分析していきます。
担当テーマ決めは、ゲーム理論と白熱のじゃんけんで。各グループ、これからの取り組みに向けて非常に気合が入っておりました。
恒例のランチタイム後には、講師のかたに任意の個人課題の1on1フィードバックの時間も取っていただきました。今回も休日に時間を割いてこのような貴重をいただきました講師のかたには感謝申し上げます。
広報担当:せりな(プロM1)
「私にとって失敗とは挑戦しなかったこと」山川咲(7月1日)
7月1日のゼミはゲストに起業家の山川咲さんをお迎えして彼女の半生と人生にかける思いを語って頂きました。咲さんは結婚式をLifeTurningEvent[と位置付けて。新郎新婦の間だけなく家族や友人との関係性さえ作り変えてしまう画期的な手作りウェディングで起業家として成功した人ですが、その絶頂期にあえて経営を離れて家族や自分の人生を見つめ直す道を選択します。そして今度は神山まるごと高専という15歳の生徒を募集して新時代の起業家を育成するという道を選択し、Sansan創業者の寺田さん達と共に日本で20年ぶりという高等専門学校を徳島県に立ち上げに奔走しています。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000049229.html
父親との葛藤や思春期におけるネガティブな体験を克服して、意味ある人生を生きるという強い思いと、自分の感性を信じて前に歩みを続ける咲さんのお話は深く皆の心に響きました。成功失敗は結果ではなく、「私にとっての成功とはチャレンジしたこと、失敗とは挑戦しないということ」という言葉がとても象徴的で、深い感銘が皆に残ったはずです。40歳になった新たな起業にチャレンジされると締めくくられて、ゼミは終了。その後は馴染みのチャイニーズで懇親会。忘れらない、インパクトの大きな一晩となりました。
マインドフルネス(6月25日)
当ゼミの特長の一つに、マインドを鍛えるということがあります。せっかく2年間という大きな自己投資をしてビジネススクールに来ているゼミ生が、知識やスキルを習得するだけに留まらず、ゼミ生というよき仲間に恵まれる中で、他者を理解し、自分と向き合うことで、これからの自分のキャリアや人生について思いを新たにしてほしいからです。その一環でマインドフルネスに注目しており、毎年専門家の方をお招きして、マインドフルネスの理論と実践を説いて頂いています。
今年はゼミ生のNissyの紹介により、マインドフルネス瞑想&ヨガを啓蒙されている吉田マサオさんをお招きし、セミ生向けの特別マインドフルネセッションを開催いただきました。吉田さんには、基本の集中&観察瞑想、慈悲の瞑想、ボディスキャンから簡単なヨガ、歩く瞑想、ジャーナリングの実践を的確にナビゲートいただき、心の仕組みや思考や感情との付き合い方などについて、とてもわかり易く解説いただきました。
マインドフルネスを知り、そして実践することで、皆が自分の心を整える術を学び、より良き毎日を過ごせるようになることを願っています。その積み重ねが充実した人生をもたらすはずです。(平野)
セッションAとD?開催(6月17,18日)
当ゼミの目玉の一つであるセッションAと呼ばれるデジタルスキルの開発の演習を土曜日に実施しました。実際の日本企業のDX事例を現役コンサルタントの方々から紹介いただき、DXの隘路を考えたり、それを乗り越えて変革を実現するための要件などを実践的に学びました。その前日にはセッションDと称して、当ゼミ生の現役プロのアナウンサーに発声指導やプレゼンテーションの特訓がありました。教員を含めて、皆嚙みまくりで、良い訓練法を学びました。MDさん、ありがとうございました!さらに、土曜日にはセッションAと並行して、プロM1生の初めての論文相談会を実施。一人一人の問題意識に根差した興味深いテーマ案が提出され、教員と意見交換を行いました。まだまだテーマ自体も見直していくことになりますが、夏休みまでに具体的な課題設定や仮説構築・分析設計にたどり着くことを目指します。
データサイエンス演習(6月11日)
一橋大学吉岡先生によるデータサイエンスの理論と演習。これからのビジネスパースンの必須スキルとしての統計およびデータ分析スキルを強化するために、当ゼミ独自で展開してるプログラムです。PayPayがなぜ圧勝できたのかを解析するためのモデルつくりと操作変数の設計までを小グループで検討・発表を行いました。最後に、PayPayが採用したのは、先制集中攻撃で敵の戦意を喪失させて支配的地位を確立するというPreemptive Strategyであるという解説が教員からされ、実はロシアもウクライナ侵攻において同じ戦略を実施しようとしたが、兵力を分散・逐次投入行ったので失敗したという話がビビッドでした。また、ゲーム理論のフレームワークを使って、PayPayと競合他社の戦略行動の分析も行い、実り多い演習となりました。
企業再生の要諦(6月10日)
本日のテーマは「企業再生」。ゼミ生による理論やフレームワークの紹介があったうえで、彼らが実務でかかわった大規模な企業再生の困難性や海外販社の再生のケースなどを議論。さらに、当ゼミOBを講師に迎えて、ある日本企業の再生のストーリを当事者による生々しく紹介してもらった上で、企業再生の要諦と実践についての議論を行いました。最後に、教員からもPEファンドの再生手法や事例の紹介があり、再生実務に関する学びを深めたのちに、いつもの懇親会に。。。
パーパス経営の本質(6月8日)
ゼミとは別の活動ですが、日本ビジネスモデル学会(平野正雄会長)のイベントに「パーパス」の著者で武蔵野美術大学クリエイティブイノベーション学科教授、岩崎博論氏 を招いて講演会を実施しました。後半は岩崎氏と平野の対談となり、パーパス経営の本質とは何かについて意見交換を行いました。岩崎氏は、「これからの企業はWhatやHowではなく、WhyやWhoが重要となる。つまり企業の意義が問われる」としてパーパスの理念を説き、平野は「優れたパーパスはノーマティブでなくててはならない、つまりトップから現場までが企業パーパスに基づいた意思決定や行動ができることが重要である」とパーパスが実践されることの重要性に言及するなど、大変に刺激的な議論となりました。本イベントの運営に関わったゼミ生にも良い学びの機会となりました。
Digital Transformation#1(6月4日)
学生の「成長」をテーマに掲げる平野正雄ゼミでは、スキル・ナレッジの獲得を目的として、超一流講師をお迎えして、ビジネスシーンでMust-Haveな3つのスキルを向上させるプログラムに取り組んでおります。
1) Business Problem Solving:
超一流コンサルタントの方々を講師にお迎えして、最新・実践的な問題解決(戦略立案)スキルを体得
2) Data Science:
吉岡徹先生による実践型プログラム(データを扱う基礎的な統計数理やAI時代に必要な係数的素養を学ぶ)
3) Digital Transformation:
超一流コンサルタントの方々を講師にお迎えして、デジタルを駆使した企業変革のモデル、アーキテクチャ、プロセス、テクノロジーなど包括的に学習
今回は、3) Digital Transformationプログラムをご紹介
コンサルタントとして、日々DX時代の到来に適応できていない大企業の経営者と議論を交わしながら、企業の目的設定、経営の在り方などを再構築されている経験に基づいたリアルで迫力のあるお話の数々を頂きました。
また学生自身が所属する企業の取り組みや、それぞれの課題などを素材として、様々なヒントやその中から示唆に富むお話をお聞きできる貴重な時間を過ごさせていただきました。
特に、2019以降ポストデジタル以降、テクノロジー企業/テクノロジーCEOの必要性を説かれていたのは印象的でした!
広報担当:築地雄峰(つきじゆうほう)プロM2
OneOnOne実施(6月3日)
2022年度入学をしたプロM1と教員とのOneOnOneを実施しました。入学の動機、ゼミへの期待、キャリアの目標など、一人一人からじっくり話を聴けました。実に多彩で魅力的です。
「医薬の専門知識にビジネススキルを高めて、ライフサイエンス分野の事業創造をしたい」
「IR担当、さらにはCFOとして、企業価値向上にダイレクトに貢献できる人材を目指す」
「コンサルとして多忙だが、自ら立ち上げた社会貢献型ビジネスを大きく花開かせたい」
「HR系の事業創造に燃えている。10年で10事業立ち上げ、少なくとも一つはユニコーンに育て上げる」
「パブリックな仕事で大きな成果を残したい。そのためにもビジネススキルをしっかり身に着ける」
「テクノロジーによる社会変革に関心。これまでグローバルテックで存分にやってきたが、次のステップも考えたい」
「50代になっても成長を続けるためにやってきた。優秀な若い同期に刺激を強く受けている。」
「自分の足元をしっかり見つめ直し、次の飛躍のためにまずは地力を高めることに専念する」
「超一流のマーケッターになる。まずはコンサルで専門性を磨きこみ、世の中にインパクトを与える仕事をする」
一人一人の思いを受け止めて、教員としてゼミとして彼らのビジョンやアスピレーションの実現をできる限り支援したいと思います。(平野)
心を打つスピーチ研修(5月28日)
去る5月28日(土)には、ソニーをはじめ一流企業のトップのスピーチライターをされていて、スピーチの極意に関する著書も多い佐々木繁範さんをお迎えして、心揺さぶるスピーチのトレーニングを行いました。写真は自分はなぜビジネススクールに来て、何を目指しているのかについて、学生がプレゼンするのを佐々木さんがコーチングしている様子です。実は現代経営者にとってコミュニケーションは最重要能力の一つであり、そのスキルを上げることはリーダーとして必須です。平野ゼミでは、そのような実践的なリーダー教育に力を入れています。
China Night 開催(5月27日)
平野ゼミでは定期的にゲストを迎えて勉強会を開催しています。2022年5月27日(金)では、多くの日中の若者に支持されているクリエーターでインフルエンサーの陳暁夏代さん(スクリーン)を迎えて、現代中国の実相を現役ゼミ生と刺激的な議論を行いました。過去30年劇的な発展を続けてきた現代中国も、対外的にも対内的にも大きな問題に直面しており、明らかな変曲点にあることが若者やビジネスパーソン目線でも強く感じられました。 経済やビジネス面において中国と日本は密接な関係にある一方で、経済安全保障の観点から今後の中国ビジネスの展開は繊細なかじ取りが求められます。このような地政学的な問題も当ゼミでは扱っています。
(巨大な陳暁さんの下は、当日パネルに参加した日中の学生メンバーです)
根来ゼミと合同論文発表会(5月14日)
ネットビジネスやプラットフォーム論の大家WBS根来先生のゼミと合同ゼミを開催。双方から4名のゼミ生が論文を発表、それに対して根来先生からは主にアカデミアや分析的視点からコメント、私からは実務よりの観点から発表学生に問いかけを行い、それぞれの学生は新たな視点や切り口を獲得できて、大変に有意義な機会となりました。 根来・平野の両教員のバックグラウンドや専門の違いから、各論文に対して多様な観点で議論ができたのは大きな収穫でした!
お帰り、MM!(5月13日)
フランスに短期留学していたMMが帰国。ゼミでフランスを中心に濃密な欧州放浪体験をシェアしてくれました。特に留学中にウクライナ危機が発生したこともあり、国家と個人、自由と責務のような哲学的な命題について思いを深めたようで、その点についてゼミの日本人や中国人学生と意見交換をしました。その後は会場を変えて、いつもの懇親会。今夜も夜が更けてゆく~。
分析設計演習(4月23日)
当ゼミではレベルの高い論文執筆も重視しており、そのために毎年ゼミの開始時に論文のための分析設計の講義と演習を、一橋大学の吉岡先生と当ゼミOB・現在博士課程進学中の堀内さんを招いて実施しています。学生の問題意識を論文のテーマに転換し、そこで定義した課題に対する分析の考え方や手法を、演習も行いながら体得することが目的です。最初に筋の良いテーマを見出して、そのアプローチを具体的に構想することが、質の高い論文を執筆する鍵でなので、とても重視しているイベントです
早稲田ベンチャーを迎えて(4月22日)
今年、田中総長肝いりで発足した大学VCである早稲田ベンチャー(WUV)のテッド山本さん、太田さん、そしてWUV最初のハイアリングとなった当ゼミOG!の畠山友里さん(オンライン)をお迎えして、新ファンドの構想や意気込み、そして今後の当ゼミとのコラボレーションについて熱く語り合いました。太田さんは東大エッジキャピタル出身、2021年度にはForbesの最優秀VCに選定された実力者、そこにマッキンゼー出身でドローンのスタートアップ社長であった太田さんがジョインして立ち上げたもの。早稲田に重点は置くものの、そこに限定されず広くDeep Techを中心に投資をしていく予定。この発足には当ゼミ教員の平野も関わっただけに、ゼミをあげて応援していきます!
問題解決スキル#1(4月16日)
本日は広報Ⅿ1森本が初レポートします
昨日までの灰色の空から一転いいお天気でしたね
授業が始まって2週間、明るい校舎を見るのは新鮮です。
本日の平野ゼミ総合M2・プロM1のメンバーは、有名コンサルティングファームの方にお越しいただいてのセッションを行いました。
平野ゼミ名物の本セッションは、全6回で実施の予定で本日が今年度の初回でした。
今回は、「なぜ問題解決を学ぶのか」から始まり、その手法と演習をおこないました。
フレームワークは知識として知っていても、実践としてどのように使いこなしてパフォーマンスを出されているのか情報を読むだけでは学べないことがよくわかります。質疑応答ふくめプロのコンサルの方の非常にリアリティのあるお話も伺えました。
本セッションの後半はより実践的にチームで演習が行われます。
これから1年通して、問題解決スキルとして体得することを目指し継続して取り組んでいきます。
授業後は感染対策の上で、ゼミメンバーでのランチタイムでした
担当の所感
このセッションは受験前から非常に期待していた平野ゼミの取り組みの一つで、とても楽しみにしておりました!
講義中の演習の回答で16性格診断の性質を講師のかたにあてられる、という場面があり、自分の思考の傾向についてちゃんと理解したうえで意識して対策することの必要性を体感しました。
一人で机上でやっていては気付けないことで、さっそくこのような場で学ぶことの価値を享受しています。 #WBS #MBS #問題解決
広報担当:森本せりな(プロM1)
2022年度ゼミキックオフ!
2022年度の平野ゼミも、新たに夜間主プロフェショナルのM1を9名、夜間主総合のM2を6名迎えて、夜間主プロフェショナルM2の11名を加えて、総勢26名でキックオフしました!今年度も以下のモットーを皆で共有して当ゼミは進化していきます!
多様で魅力的な人材が集い、互いに切磋琢磨しながら共に成長していく逞しい実力集団
グローバルをキーワードに先端的・実践的な経営技術や知識を体得すると共に、自らと向かい合いマインドを高める道場
全てをメンバーの成長に向けた圧倒的なクオリティのプログラムと活動を内包し、進化し続けるスーパーゼミ
おめでとう、Class of 2022!
人生のミッドポイントで大きな決断をして当ゼミに参加してくれたメンバーが、確かな成長実感と素晴らしい仲間との絆をもって巣立っていきました。これから社会の中核人材として活躍していくことでしょう。彼らの人生に幸多かれ!(2022年3月25日)
黒瀧絢子さん 2021年度ERS論文賞を受賞!
当ゼミ夜間主プロの黒瀧絢子さんが、WBS全修了生から1名だけ優れた論文として表彰される栄えあるERS論文賞を受賞しました(ERSはEthics, Responsibility ,Sustainabilityの略称)。彼女のテーマは「企業内ダイバーシティ推進における正と負の効果に関する研究~負の効果をいかに克服するか~」、以下のリンクから入手可能です。
https://drive.google.com/file/d/1SJs7tn16ypEoenyiaPOYoqHIBeLh5Uas/view?usp=sharing
おめでとう、あやちゃん!
思いを描き、巣立つ(3月5日)
当ゼミ恒例となった卒業記念の絵画制作イベント、EGAKUを今年も実施。一人ひとりが自分のビジョンや思いを絵画として表現することで、単なる記念ではなく、二年間の自己投資のマイルストーンでもあって、それを眺めることで自らの原点や初心に立ち返ることができるものです。思い思いに各自が制作したものを、最後に皆で鑑賞するのですが、その時に作者が語る自分のストーリがそれぞれ心にしみました。これは当ゼミで重視しているマインドセッション(しなやかな心の鍛錬)の総仕上げでもあります。
ついに追いコン!最高でした!
2022年3月修了のプロフェショナル12名、総合6名の追いコン+新年度入学のプロフェショナル9名、総合6名の歓迎会を盛大に実施しました!プロM1生のありえないクオリティのエンターテイメントに修了生・新入生一同大感激‼ ビデオ上映された大熊講堂前のBTSダンスは最高。いつ練習していたんでしょう⁇会場もおしゃれな品川シーサイドの貸し切りで盛り上がりました!プロM1生、ありがとう!M2生おめでとう!そして総合M1と4月からの新入生の皆さん、ウエルカム‼ 最高のゼミを、ますます盛り上げていきましょう!